2022明治安田生命J1リーグ
第32節第1日

2022.10.8

柏レイソル

0

AWAY

FULL TIME

0

0-0

0-0

セレッソ大阪

三協フロンテア柏スタジアム

9,366

監督コメント

「両チーム、ACL出場権獲得に向けて勝点3を最後まで取りにいく熱いゲームだったと思います。引き分けに終わったのですが、柏レイソルの一番のストロングポイントである、堅い守備からのカウンター、そこをしっかりとゲームコントロールしながら、いかに自分たちで安定して運び、ファイナルゾーンに全員で進入できるか。そこが大きなポイントになると思っていましたが、多くの時間で我々のゲームとしてコントロールできたと思います。再三、ファイナルゾーンにもボールを運ぶことはできました。あとは決め切るところ。そのためには、回数を増やしていく、最後のクロスの質、入り方、最後のコンビネーションのところ。ラスト4試合、詰めていきたいと思います。全体的には、選手たちがファイトして、『勝点3を持ち帰る』という強い気持ちで、最後まで走り切ってくれたと思います」

Q:ボール保持の際、上門知樹選手、清武弘嗣選手がインサイドハーフ、鈴木徳真選手がアンカーのようなシーンもあったが、この中盤の組み合わせは公式戦では初めてだったと思うが、今日の内容を振り返ると?

「今週、時間が短い中でもトレーニングをして、映像でミーティングも重ねながら準備しました。この短時間の準備の中で、彼らの良さは出せたと思います。それぞれの良さを出しながら、個々が輝く。それがチームにとっては大事。それぞれの良さを出しながら、しっかりとゲームができたと思います。さらに今後、時間を重ねるごとにクオリティーが上がっていくと思っています」

Q:復帰後、初めてフル出場した清武選手について

「実は70分くらいで(交代を)最初は考えていたのですが、彼のパフォーマンスを見て、守備の強度も含めて(フル出場を決めた)。もちろん攻撃ではアクセントになりますし、ゲームコントロールも含めて90分トライしようと。そういう決断をするくらいのプレーでした。久しぶりのゲームで最後は足もつっていましたが、技術、戦う気持ち、リーダーとしてのキャプテンシーも含めて、僕は彼に託そうと思って、最後まで出場させました」

Q:残りリーグ戦3試合に向けた想いについて

「今季がスタートした時、『アジアに出ていく』『3つ目の星を刻む』。この大きな目標を掲げてスタートしました。今、その目標をダブルで達成できる可能性があることに、私自身、感謝しています。常々、選手には言っているのですが、『80、90点のシーズンではなく、ダブルを取って、100点で終わろう』と。その意味でも、リーグ戦ラスト3試合と、ルヴァンカップのファイナル。4試合ありますが、1戦1戦、全員で戦って、全勝で終わりたいと思います」

選手コメント

■清武弘嗣 選手
「基本的にボールを握れていたので、ほぼほぼ攻撃をしていたな、というイメージはありますが、最後を崩せなかったので。そこの意識統一と、(守備時に)5枚の相手をどう崩すか、もう一回、分析してやりながら、残りの試合もしっかり戦っていきたいと思います」

Q:今節は、ボランチの位置から、ボールを持った時は高い位置を取る役割だったと思うが、上門知樹選手や鈴木徳真選手と中盤でプレーした中での手応えについて

「2人とも賢い選手なので、立ち位置の部分で迷いはなかったですし、あの2人のポジションを見ながら、ポジションを取っていました。悪くなかったと思います」

Q:守備時は、普段のポジションよりタスクは増えると思うが、そのあたりは?

「守備時は[4-4-2]になるので、ボランチの役目にはなりますが、今日に関しては僕たちがボールを握っていたので、そこまで考えずにやることができました」

Q:監督は、「最初は70分くらいと考えていたが、今日のパフォーマンスを見てフル出場を決めた」と仰っていたが、90分プレーできたことについて

「欲を言えば、あの位置からでもファイナルゾーンに入って、攻撃にも絡みたかったです。そこは自分のコンディションを上げたり、タイミングをもう少しつかまないといけない。90分できたことは自分にとってプラスですし、タイミング良く入っていく強度を、もうちょっと自分に課したいなという思いはあります」

■上門知樹 選手
Q:ボールを持った際は、清武弘嗣選手や鈴木徳真選手と中盤を作る。このメンバーでこの組み合わせで公式戦を戦うのは初めてだったが、プレーした手応えについて

「わりと清武選手と徳真選手が落ちながら、僕が少し前目に残って(アダム)タガート選手と2トップのような時間帯もありました。前半から、うまくいく場面もありましたし、手応えは良かったですが、僕自身、決めるところはあったので。そこで決めていれば、もっともっと違う展開になったのかなと思います」

Q:ボールを持った際は浮いたポジションを取りながら、守備時は2トップとしてプレスをかける。このやり方を機能させる上で、重要な役割を担っていると思うが?

「もちろん、難しいところもあります。ビルドアップでは、僕のところで中継役になりながら、最後の局面ではクロスにも入っていく。攻守に渡ってやることは多いですが、そこを僕自身がこなせれば、もっともっとチームの力になれる。最初の方は難しさもありましたが、やっていく中で、みんなの話も聞きながら、コンビネーションも磨いてやれているので、時間をかければもっとうまくいくと思う。ポジティブにやっていきたいと思います」

Q:上門選手の持ち味でもある、背後を取るプレーとの兼ね合いは?

「前半の方は、背後へ抜け出して、サイドバックがフリーになる場面もあったり、そういう動きをしつつ、ボールも出てきました。後半は、相手がそこを消してきたので、改善する部分はあります。2列目からの背後への抜け出しは、ディフェンスもついてくるのが難しいと思いますし、自分の売りでもあるので。シュートを打つ場面と、背後を狙う場面を使い分けながらできればいいかなと思います」

Q:「決める」重要性については冒頭でも話されていたが、前半に1本ミドルシュートと、後半開始直後にも、為田 大貴選手の落としからゴールに迫る場面もありました。フィニッシャーとしては課題になる?

「そこに尽きると思います。そこで僕が決め切らないと、こういう試合になってしまう。上を狙っている中で、勝点3が欲しい試合だったので。そこは課題として、次の試合で決められるように、練習から取り組みたいと思います」