2022明治安田生命J1リーグ
第25節第4日
2022.10.12水
FC東京
渡邊 凌磨 (48')
渡邊 凌磨 (76')
渡邊 凌磨 (77')
ルイス フェリッピ (83')
4
AWAY
FULL TIME
0
味の素スタジアム
0-0
4-0
セレッソ大阪
味の素スタジアム
12,449人
監督コメント
選手コメント
■清武弘嗣 選手
Q:厳しい結果になったが、どう受け止めますか?
「試合の途中でバラバラになってしまった。修正しないといけなかったのですが、僕たちがまだまだ未熟でした。試合の中で立て直せるようにしないといけない、というのが率直な感想ですが、来週、大一番が待っているので、引きずっても仕方ない。頭の中をクリアにして、1発勝負に向けて、準備したいです」
Q:入りは良かったと思うが、山中選手の負傷交代を機に少しバランスも崩れた?
「最初の崩しで、東京も引き締まったと思います。あれから強度も上がった感じがします。なかなか攻めの糸口も見出せなかったのが正直なところです。こういう人に強く来る相手、強度の高い相手に対してどう戦うか。そこはセレッソの課題ですし、広島もそういう相手なので。一つ一つの球際でのボールの奪い合いや、勇気をもって、人に付けられるか、付けられないかの差になってくる。今日は悔しい敗戦ですけど、学ぶことが多かった試合だったので、来週に向けて切り替えたいと思います」
■西尾隆矢 選手
「自分自身、コンディション不良やケガから復帰後もなかなか試合に出ることができなかった。それをネガティブには考えていなかったですが、今日、久しぶりにCBで先発から出られる状況でした。その中で、アクシデントがあったことは仕方ないですが、途中から左サイドバックに入りました。選手としては、どのポジションで出ても、いいパフォーマンスをしないといけない。今日の内容には悔しさしかありません。慣れない左サイドバックですが、自分のプレーよりも、チームの勝利に貢献すること。それは、左サイドバックに入った瞬間に思ったことです。ただ、後半に一つ崩れて、チームもバランスを崩し、立て直せなかったことが敗因になりました。来週はルヴァンカップの決勝があります。この負けをズルズル引っ張って、悪い流れになるのはもったいない。今シーズン、ここまでいい成績を収めてきましたし、チームとしてもいい流れだったので。いまロッカーでも、みんなでポジティブな声を掛け合いました。今日出た課題もしっかり改善していきたいと思います」
Q:全てがうまくいって、「決勝も行けるだろう」となるより、逆に引き締まったと言いますか、「今日の試合が決勝ではなくて良かった」と気持ちを切り替えて、課題を見つめ直して改善していきたいですね。
「そう捉えるしかないですね。東京は強かったですし、自分たちは一人一人何もできなかった。この敗戦を受け止めて、チームとしても、選手としても、変わらないといけない。決勝に向けていい準備をしたいです。昨季も決勝に行って、不完全燃焼で終わった選手が何人もいるので、そこはリベンジの気持ちで。『絶対に星を一つ増やす』という気持ちで、チームで一丸となって、決勝に向けて頑張っていきたいです」
Q:1失点目について。CBならはね返せていた場面だと思うが、サイドバックになると、少し難しさもある?
「あの状況での僕の気持ちを言うと、後ろに2人いて、どっちを見るか迷いました。セオリー的には中を締めるということで、中の選手に食い付いてしまったのが、僕のミスでした。CBの進藤くんともっとコミュニケーションを取って、前の選手を早く受け渡すか、クロスの軌道を見て、すぐ後ろの選手に対してポジショニングを変えるべきだったのか、自分の中で反省があります。臨機応変に対応して、すぐに大外を見る形にしておけば防げたと思う。サイドバックだったから、ということは言い訳にしかならないので。そこは反省して、ああいうところを守れるような選手になっていかないといけないです」
■鈴木徳真 選手
Q:ハーフタイムでの交代となったが、自身の状態について
「膝に緩さがあったので、プレーをやめた、という感じです。プレーできたとは思いますが、そこでプレーして、もっと大きなケガをすることを防いだ形です」
Q:自身としては、ルヴァンカップ決勝までには戻れそうですか?
「そうですね。決勝へ向けて、いい準備をしていきたいです」
Q:高校時代の同級生、渡邊凌磨選手のハットトリックは刺激も受けましたか?
「1点目は見ていないのですが、彼の良さが出た得点だったと思います。やっぱり、乗らせたら、ああやって点を取ることは昔から知っていたので。ここに来て絶好調だなと思います。
欲を言うなら、最後まで一緒にピッチで戦いたかったです」
Q:マッチアップする場面もあったが、久しぶりに対戦した感想は?
「FC東京さんのシステムにうまくハマっていると思います。怖いところに顔を出して、足も振ってくる。前半も、ポストに1回当てられましたが、嗅覚はあるなと、久しぶりに対戦して思いました」
Q:2人とも苦労してここまで来た部分もあると思うが、J1のピッチで対戦できたことについて、思うことはありますか?
「切磋琢磨していれば、絶対に対戦する機会はあると思っていました。今回、実現できたことは嬉しく思います。でも、これからずっと対戦できるかどうかは、各々の準備や努力次第だと思うので、継続していきたいです」
■石渡ネルソン 選手
Q:結果は悔しい結果になったが、J1デビューの感想は?
「最初は緊張もあったんですけど、一回ボールに触ってから、緊張もなくなって、どうやって攻めていくか、どう自分の特長を出すかに頭は切り替わりました」
Q:鈴木徳真選手のアクシデントということで、後半開始からの出場になりました。予想はしていないタイミングだったと思いますが、切り替えてピッチに入った?
「いつ呼ばれても行ける準備は、体も心もしていました。どのタイミングで出てもやることは変わらないので、いつでも行ける準備はしていました」
Q:強度やスピードなど、J1のFC東京と対戦して実感は?
「プレースピードも全然違いますし、ユースで通用していたことが、こっちでは通用しなかったり。この中で自分の武器や特長を出せないと上にはいけないので、日々の練習からもっと意識して頑張りたいです」
Q:「セレッソの未来だけではなく、日本の未来も背負って立つ選手」という小菊監督からの言葉もありました。この敗戦を、サッカー人生の中でどうつなげていきたい?
「『この敗戦があったから、自分はここまでうまくなれた』と何年後かに言えるようにしたいです。凄く悔しい結果ですが、これからもっと試合に絡んで、どんどん成長していきたい。デビューだけで満足せず、ゴールを決めたり、チームを勝たせられる選手になれるように、練習から頑張りたいです」
Q:先輩からは、ピッチに入る前、どのような声をかけられましたか?
「後半が始まる時に、『思い切りやったらいい。ミスがあっても全員でカバーするから』と前向きな言葉をみんなにかけてもらい、思い切りやろうという気持ちでプレーできました」
Q:監督からはどのような声をかけられましたか?
「『思い切ってプレーして、楽しんでこい』という言葉をかけてもらいました」
Q:クラブとしては歴代3番目に若いJ1デビューになったが、感想はありますか?
「あまり考えていなかったですが、いい経験をさせてもらっているので、この経験を生かして、もっと上に行けるように頑張りたいです」
「立ち上がりはチャンスも作れて入りは悪くなかったゲームでした。少し山中のところでアクシデントがあって、そこから少しチームのバランスが崩れてしまったと思います。ハーフタイムでも、少し鈴木にアクシデントがあって、交代後すぐの失点。そして、後半途中でシステムを変更した後の失点と。相手の強度の高い守備に対して安定して運べなかった課題も出ました。大きな学びのある敗戦でした。この完敗を、次の決勝に向けて糧にして、しっかりと準備して全員でやっていきたいと思います」
Q:山中選手の負傷交代後、準備してきたことが出せなくなった部分も大きかったと思います。その山中選手の状態ですが、脳震盪のような状態なのか、骨に異常があったのか。分かる範囲で、現在の様子について
「まだ詳しい報告は入っていないですが、ハーフタイムにも、目の下がかなり腫れている状態でした。大阪に帰って、しっかりと検査をしたいと思います」
Q:ハーフタイムで交代した鈴木徳真選手の状態について
「膝に違和感があるということで、ファイナルもありますし、無理をさせないように交代させました。彼も明日、大阪に帰って検査して、どういう状況なのか、報告を待つ状態です」
Q:J1デビューした石渡ネルソン選手について
「セレッソの未来だけではなく、日本の未来も背負って立つ選手だと思っています。前回の試合からメンバー入りをして、今日、出場したのですが、普段のトレーニングから、競争に勝って、権利を得た選手です。もう少しいい形でデビューさせてあげたかったのですが、十分、このような強い相手にもパフォーマンスを発揮できると思い、彼に託しました」
Q:ルヴァンカップ決勝に向けて、どういった準備をしたい?
「まずは心身の状態を整えること、そして、自分たちがやってきたサッカー、キャンプから積み上げてきたサッカーをいかにファイナルの舞台で発揮できるか。そこが大事です。もう一度、やってきたことを全員で共有して、広島対策もしながら向かっていきたいと思います」
Q:試合後、選手たちにはどのような声をかけましたか?
「今日の敗戦があったから優勝できた、ルヴァンカップのタイトルが獲れたと言えるように、今日のゲームを胸に刻んで、もう一度、みんなでこの敗戦を糧に、強い気持ちで準備しよう、という話をしました」