2022JリーグYBCルヴァンカップ
決勝
2022.10.22土
セレッソ大阪
加藤 陸次樹 (53')
1
HOME
FULL TIME
2
国立競技場
0-0
1-2
サンフレッチェ広島
ピエロス ソティリウ (90'+6)
ピエロス ソティリウ (90'+11)
国立競技場
39,608人
監督コメント
選手コメント
■加藤陸次樹 選手
Q:気持ちの整理はついていないかも知れませんが、今の率直な気持ちは?
「正直、悔しいしか出てこないです。今年、ずっと言っているのですが、広島相手に内容的にはチーム全員がやれることをやって、素晴らしい内容だったなと思います。ただ、結果のところ(が足りない)。同じような負け方をしてしまったので、何も言えないというか、まだ整理はついていません。悔しさしか残っていないです」
Q:自身としては、ついに広島からゴールを奪いました。決勝点になれば最高でしたが、広島から点を取ったことについては?
「ずっと広島相手に決めたかったですし、絶対に見返したい、という強い気持ちがあったので。決めた瞬間は本当に嬉しかったですし、このゴールで絶対に勝たせたいと思いました。その部分で言えば、ゴールを決められたことは良かったですが、結局、勝たなかったら何も意味がないので。悔しい試合だな、という感じです」
Q:あの得点シーンは狙っていた?
「そうですね。佐々木選手が後ろを向いた瞬間にバックパスすると予測しました。ボールも弱かったので、狙い通りでした」
Q:この敗戦を、敢えて次に生かすとすれば?
「正直、生かすというか、切り替えるしかないと思います。やることは変えずに。今日、負けたことは、結果がそうなったというだけ。悪かったわけではない。やり続ければ次は勝てるとみんな思っていると思うので。切り替えるしかないと思います」
Q:1年間で広島に4敗したことについて。その内、3敗は逆転負けだが?
「決勝に臨むにあたって、そういう負け方だけは絶対にしたくないと選手一人一人、思っていました。先制後、誰一人、気を抜いたわけではないし、やることを変えたわけではない。不運もありつつ、結果的にまた逆転されるゲームになってしまいましたが、やることができていなかったわけではないと思います」
■毎熊晟矢 選手
Q:先制後の自身の決定機について
「ジンヒョン選手からパスが来ることは分かったので、走りました。あれを決めていれば勝てたと、試合後に自分でも思ったので、凄く悔しいです」
Q:ヨニッチ選手の退場後も、相手のクロス対応ではね返したり、懸命に戻って貢献していたが?
「スカウティングのところで、相手はこっちのゾーンに入ってきた時は、ウィングバックも含めて5枚でクロスに入ってくると分かっていました。正直、10人になって、あそこまで戻って前に出ることはキツかったのですが、延長のことは考えず、走り切ろうと思いました。あのまま終わりたかったです」
Q:自身としては、昨季からカテゴリーを上げてプレーして、ルヴァンカップの決勝まで来ました。この負けをどう糧にしたい?
「このような大舞台で負けたことは初めてだったので、心の奥まできました。試合終了の笛が鳴った後の広島さんの喜びや、セレッソサポーターの皆さんを悲しませてしまった光景は絶対に忘れません。今後の自分の糧にしていければなと思います」
Q:表彰式は悔しかったと思うが、あの時の心境は?
「そうですね…。もちろん負けたことは凄く悔しかったですが、この光景から目を背けたら、自分の中で、もっと負けた気分になるというか。この光景を目に焼き付けようと思いました」
■上門知樹 選手
Q:気持ちの整理はついていないかも知れませんが、今の率直な気持ちは?
「移籍1年目でこういう舞台に立てたのは嬉しかったですが、いまは残念な思いでいっぱいです」
Q:守備での帰陣も速く、決定機も作った。大半の時間帯でプラン通りに進んだと思うが、内容については?
「1点を取った後に自分たちの時間帯があって、そこでもう1点が欲しかった。自分自身の決定機もありましたし、毎試合、そういう決定機で決めていないことが敗因になってしまう。やっぱり、そういうところで決めないと、こういう試合になってしまう。自分も含めて、リーグ戦の2試合もあるので、(精度を)高めてやっていきたいです」
Q:後半アディショナルタイムまでリードしていた。やってきたことは間違いではなかったと思うが、何が足りなかったと思う?
「広島戦に関しては、いつもいい試合ができています。ただ、毎試合、最後にひっくり返されている。そこだけかな、というのと、自分自身の決定機(逸)もありましたし、そこに尽きると思います」
Q:ルヴァンカップという大会全体を振り返って
「素晴らしいピッチで、素晴らしいサポーターが来てくれた中で、優勝したかったです。昨年も悔しい思いをした分、みんなの思いも強かったので。今はまだ、整理はついていないですが、まだ2試合あるので、気を引き締めてやっていきたいと思います」
■北野颯太 選手
Q:出場からほどなくして退場者が出て、難しい状況になったと思うが、自身が出場してからの時間帯について
「退場者が出てしまったことはチームとしても大きかったですが、それでも自分がもっと強い選手で、強いチームであれば、1人少なくても耐えしのぐことはできたと思う。自分も、チャンスがあれば1発で決められるような選手にならないといけない。自分の力不足かなと思います」
Q:今大会は、ニューヒーロー賞という形で評価された部分もある反面、個人としては悔しさも残ったと思うが、改めて、今大会について
「個人としてもチームとしても成長できた大会だと思います。ニューヒーロー賞という形で賞をいただけたこともありがたいことですし、自信にもつながりました。ただ、もっともっと、ふさわしい選手にならないといけない。チームとしても、最後にファイナルで星を付けるか付けないかのところで、まだまだチームとしても成長できると思う。今日、負けたから、チームが来年さらに強くなったと言えるように。個人としても、もっともっと強く、逞しくなったと言えるような敗戦にしたいです」
Q:タイトルが懸かった決勝のピッチに立ってみて
「このピッチに立てたのは、これまで色んな人に支えられて、セレッソで育ってきたから。タイトルを獲りたかったのはみんなが思っていることですが、この悔しさを糧に、これからの練習に励んでいけたらと思います」
「お疲れ様でした。まず、やはりタイトルを獲ること、エンブレムに星を刻むことは簡単なことではないなと、改めて実感しています。選手たちにも伝えたのですが、昨年の悔しい敗戦を糧に、本当にチームは一丸となって、1試合1試合、優勝するために、全員が同じ方向を向いて日々のトレーニングから精一杯取り組んでくれました。この素晴らしい舞台にもう一度、戻ってくることができて、選手、スタッフに感謝の気持ちでいっぱいです。昨年と同様、私の力の無さで、選手たちを勝たせてあげられなくて、その悔しい気持ちでいっぱいです」
Q:2失点とも後半アディショナルタイムでした。これまでのどの広島戦よりも追い詰めて、優勝まであと一歩でした。退場などアクシデントもありましたが、優勝するために何が足りなかったのか。現時点での思いは?
「広島とは4度、対戦して、選手の頑張りで、1戦1戦、土俵際まで追い詰めることができたことは、選手の成長を強く感じています。今日のゲームプランも、選手たちは100%、遂行してくれました。キャンプから積み上げてきた、攻守の規律を守ってハードワークする。そこは、ほとんどの時間で体現してくれたと思います。あとは本当に、細部のところ。アクシデントが起きた中での私の引き出しを増やしていくこと、そこに尽きると思います。色々とトライしながら、私も選手とともに成長していきたいという思いでいっぱいです」
Q:試合後のロッカールームでは、どのような言葉をかけられた?
「まずは、感謝の気持ちを伝えました。今日は大阪から全員がこの地に集まってくれて、一緒に戦ってくれました。色んな選手がチャンスをつかみ、たくさんの選手でここまで勝ち上がって来られたこと、戦ってくれたこと、感謝の気持ちを伝えました。それと、今、リーグ戦は4位ということで、ACLの可能性もあります。とにかくラスト2試合、最後は笑って終わりたいと。そのために、あと2試合、引き続き、精一杯の準備をしようと話しました」
Q:「終盤の引き出し」という言葉もありましたが、先制後、退場後、ゲームプランはどう変わっていきましたか?
「退場後に関しては、ヨニッチがVARの判定を受けている間、万が一、退場になった場合のシステムや、交代選手の確認、それぞれの選手の役割を確認しました。先制後は、広島とは3度対戦していますので、どのように私たちに圧力をかけてくるか(も分かっていたので)、そこをどうかいくぐるのか。相手のイヤなところを徹底していこうと。相手が嫌がる前線からのハイプレスも含め、攻守で準備していたことは発揮してくれたと思います。ヨニッチが退場して、高さのところなど(が欠けた)。広島の今日のメンバーを見れば、クロスやセットプレーは大事なポイントになると思っていたので、そういった意味でも、ヨニッチが抜けたことはダメージが大きかったのかなと思います」
Q:試合前、全員でサポーターの前で円陣を組んで、誰よりも長くスタンドにお辞儀をしていた姿が印象的でした。今日、スタジアムで雰囲気を作ってくれたサポーターへ向けて
「私は、監督に就任してから、とにかく、セレッソファミリーの皆様に3つ目の星をプレゼントしたい、セレッソの明るい未来を作りたい、その思いだけで、毎日、必死に取り組んできました。昨年、今回と、そのチャンスがありながらも、3つ目の星をプレゼントできなかったこと、非常に申し訳なく思っています。ただ、王者・川崎Fもそうであったように、今回の敗戦もまた、チームとしても、私自身も、選手も、強く、逞しく成長して、必ずリベンジしたいという強い思いでいます」