2022明治安田生命J1リーグ
第33節第1日
2022.10.29土
京都サンガF.C.
0
AWAY
FULL TIME
0
サンガスタジアム by KYOCERA
0-0
0-0
セレッソ大阪
サンガスタジアム by KYOCERA
17,626人
監督コメント
選手コメント
■奥埜博亮 選手
Q:押し込まれた前半について
「相手のホームですし、相手のスタイルは前からくる形なので、前から圧力をかけてくることは分かっていました。自分たちが対応できない部分もありましたが、我慢強く戦えたと思います」
Q:後半はチャンスも多く作れた。相手の勢いも多少、落ちてきた?
「それもあると思いますし、お互いの置かれている状況として、点を取らないといけない試合だったので、多少、間延びして、スペースが空いてきたこともあったと思います」
Q:勝点1の受け止め方について
「ACLを目指すには、僕らは勝点3を取るしかなかったので、ちょっと残念ではありますが、まだ可能性はあるので、ホーム最終戦に向けて準備したいと思います」
■松田陸 選手
Q:気持ちの整理をつけるのは大変だったと思うが、今節に向かうまでの気持ちは?
「切り替えることは難しかったですが、すぐ試合は来ますし、プロとして試合は続くので。勝利に向かって、サポーターはどんな時でも応援してくれるので、その期待に応えられるようにと思って準備しました」
Q:試合後も声援を送ってくれた光景、国立で戦ったあの舞台は心に刻まれた?
「そうですね。いい雰囲気でしたね。あの舞台でセレッソの一員として全員で戦えたことは財産です。優勝したかったですが、またチャンスは来ると思うので、毎日の練習を頑張って、次こそは優勝したいと思います」
Q:今日の勝点1はどう捉えていますか?
「もったいないですね。押されている時間帯も多かったですが、チャンスもあったので、決めていれば、広島に近づけたのですが…。ただ、これが今の自分たちの実力だと認めて、来週、最後は勝ちたいです。自分たちが勝てば可能性はあるので。諦めずに最後まで戦います。
アジアの舞台は本当にいい舞台。あの舞台に戻りたいと思うので、頑張ります」
■鳥海晃司 選手
Q:ルヴァンカップ決勝から時間が経ち、どう気持ちの整理をつけて今節に臨んだ?
「今シーズンに関しては、ACLに出ることでしか返せないというか。落ち込んでいる暇はなかったですし、そこを目標に絶対に勝とうという気持ちで臨みました。勝ちたかったですが、最終節までまだ望みはあるので、そこを目標に、気持ちを切り替えてやっています」
Q:酷な質問になりますが、ルヴァンカップ決勝でのハンドの瞬間は、振り返ることはできますか?
「当たった瞬間は、ハンドだと自分でも思いました。何であの位置に自分の手があったのかは分からないですが…。でも起きてしまったことなので、それをどう次に生かすか。それは自分の中で大事にしないといけない。これからのサッカー人生で何が起こるか分からないですが、あの場面があったからタイトルを獲れたとか、教訓にしていかないといけないと思っています」
■舩木翔 選手
Q:ルヴァンカップ決勝で負けてから最初の試合。チームとして、個人としてどう準備してこの試合を迎えましたか?
「(山中)亮輔くんにアクシデントがあり、自分にチャンスが回ってきたので、ここで結果を残したいと思って臨みました。結果は0-0だったので、悔しい気持ちでいっぱいです」
Q:今週のスタート時点から、今日の試合に向けて気持ちの面でも準備できた?
「そうですね。どの試合でも毎試合、しっかり準備をしているつもりですけど、今日に向けては強い気持ちがありました。ただ、攻撃面では物足りない部分が多かった。あと1試合あるので、そこに向けてのポジション争いもある中で、トレーニングから集中して、最後の試合に勝てるようにしたいです」
Q:前半は京都のペースでした。しっかり耐えることを意識していた?
「スカウティングでも、前半は相手が勢いをもって入ってくるのが分かっていましたし、苦しい時間が続く中で、みんなが声を掛け合いながら守ることができました。何より無失点で終えることができたので、その点は良かったと思います」
Q:髪の毛をピンクから金髪にしたのは、気持ちを切り替えるため?
「いや、これは普通に(カラーが)落ちちゃっただけです。あのピンクを保つのはめっちゃ難しいんです。あれは、ルヴァン決勝だけというか。あの色にして勝てれば良かったですけど…。あの色にして少しでもチームが盛り上がれば、という気持ちでした」
■西尾隆矢 選手
Q:勝点1という結果をどう受け止めていますか?
「勝ちきれなかったゲームですが、内容はそこまで悪くなく、こういうハードな試合をゼロで抑えたのは、僕たちディフェンスラインにとっては自信になりました。ただ、決定機がたくさんあった中で決めきれなかったのは課題です。それはこれまでも課題として出ていたので、前の選手たち中心にチームとして改善していかないといけません」
Q:この1週間の準備は、気持ちの切り替えも含めて難しさがありましたか?
「そうですね。昨シーズンもルヴァンカップの決勝で負けて、今年も負けてしまい…。本当に悔しい思いしかないです。自分が入ってから失点してしまったので、すごく落ち込みましたし、サポーターの皆さんにも申し訳ない気持ちが大きくて…。下を向く時間もありましたが、すぐに次の試合がきますし、プロとしてしっかり切り替えてやっていかないといけない。(マテイ)ヨニッチが退場になって今日の試合に出られないということで、自分にチャンスが回ってくるということも理解していました。その中で、これまでと同じように準備をしっかりできたと思います」
Q:複数失点をする試合が続いていた中で、守備を改善するためにチームとして意識していたことは?
「失点した試合でも、チームとして守りきれているところもあります。集中力を保って全員でハードワークできれば守りきれます。その部分で初心に戻って一人ひとりが疎かにしないこと。自覚と規律をもって、まずは失点しないようにやっていこうと。試合終盤に失点するケースも増えていたので、試合の終わり方、締め方、そこをディフェンスラインは意識しながらやっていました。今日は全員が最後までハードワークして戦えたので、良かったと思います」
Q:まだ3位の可能性も残っています。最終節に向けて。
「ルヴァンカップ決勝で負けてしまって、目に見える結果を残せていません。次、何かをつかみ取るチャンスは、ACLの出場権しか残っていない。それは全員が分かっています。最終節はホームで戦えますし、ファン・サポーターの皆さんも勝って終わりたいと思っているはずです。今シーズンの締めくくりとして、いい準備をしてチーム全員で、一人も欠けることなく、全員が同じ思いを持って戦い、勝ちたいと思います」
■キム ジンヒョン 選手
Q:ルヴァンカップ決勝から時間が経ち、どう気持ちの整理をつけて今節に臨んだ?
「間違いなく、難しい状況ではありました。ただ、みんながオフ明けからいい準備をしました。みんながどう思っているかは分からないですが、こういうことも乗り越えていかないと、成長できない。ここで乗り越えれば、自分たちの力になる。そうやって一人一人が成長できれば、チームとしても強くなる。まだまだ成長したい、成長していかないといけないと思いながら練習した1週間でした。難しい状況でもみんなが切り替えて、一歩前に進めたと思います」
Q:自身のインスタグラムにも、サポーターへ思いを綴っていましたね。感謝の思いを伝えたかった?
「自分自身ももちろんですが、決勝へ向けてのSNSを見ても、ファン・サポーターの皆さんの思いが強い印象がありました。ウォーミングアップでピッチに立った時も、サポーターの『優勝したい』という思いが伝わってきました。終わってからも拍手してくれた姿を見たら、心に響いたというか。とても悲しくなった。2年連続で優勝を逃して申し訳ない気持ちになりました。少しでも伝わればと思って書きました。優勝で返せなかったことは凄く残念でしたが、そういう気持ちになったので、珍しく?(笑)書きました」
■北野颯太 選手
Q:先週の試合が心底悔しかったのだろうと思うような、強い気持ちを感じたが?
「正直、あの試合はサッカー人生で一番と言っていいくらい、悔しい試合でした。凄くへこみはしたのですが、オフで気持ちを整理して、まだACLも目指せる順位にいるので。オフ明けの練習から切り替えられたというか。チームとしてもそうですが、ラスト2試合に向けて、体も心もいい準備ができたと思います」
Q:劣勢の時間帯でピッチに入り、流れを引き寄せたが?
「自分のいいところを出しながら試合に入れたことは、自分自身の成長も感じます。ただ、今の一番の課題は、決定力やゴール前でのひと仕事。そこは今日の試合に限らない課題なので、何か結果を残さないといけなかったと思います」
Q:大舞台を踏んで、一皮むけたとなるように。そう生かしていくしかないですね。
「そうですね。優勝はできなかったですが、これからのサッカー人生で、あの敗戦が必要やったと思えるように、そういう敗戦にしたいです」
「両チーム、我々はACL、京都はJ1残留に向けて勝点3が欲しいゲームの中で、意地と意地のぶつかり合いでした。死闘、この一言に尽きると思います。前半は、現在の順位、ホームの雰囲気、チームのスタイルも含め、彼らが重心を前にかけて来ることは想定していた中で、そのゲームプランで入ったのですが、強度の高い守備、そして攻撃も素晴らしく、距離感を良くボールを握ってきた京都に対し、前半は苦労する時間が長く続きました。その中で、全員が耐え忍んで(失点)ゼロで抑えたことは選手の成長を感じました。あの前半をしのいだからこそ、後半は我々の展開に持っていけたと思います。その流れの中で、交代選手がギアを上げてくれたことも大きかった。今シーズン、我々は18人全員でゲームを勝ちにいく、戦う。そういったことは全うしてきました。今日も先発で出た選手がしっかりと役割を全うして、ダメージを与えた中で、途中から入ってきた選手たちが自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮して、自分たちの内容にもっていけました。キャンプからずっと大切にしてきたことが今日のゲームにも表れたことは嬉しく思います。ホーム最終戦、まだACLを狙える可能性はありますので、最後は全員で勝って、笑って終われるように準備したいと思います」
Q:京都の圧力が強く、内容的には厳しかった前半。「相手の出方は想定内」という話もありましたが、こちら側の誤算もありましたか?それとも、相手のパフォーマンスが素晴らしかった?
「京都のこの試合に対する心技体、全ての圧を感じました。その中で、我々も相手のプレッシャー、強度の高い守備に対して、サイドバックやボランチを基準に出ていく、出口になりながら出ていくことは準備してきたのですが、それ以上に京都の素晴らしいパフォーマンスが上回った前半だったと思います」
Q:交代選手を含めて活性化した後半。特に北野選手の気持ちも強く感じたが、彼に限らず、ルヴァンカップ決勝を経て、選手個々の気持ちに変化は感じましたか?
「2日間のオフの後、活動を再開する時に、不安な要素も私の中にはありました。選手たちも、あの激闘の中での敗戦、精神的な悔しさ、心も揺れたでしょうし、難しい状況の中で練習に来るのではないかと。その中で私がどうマネジメントしていったらいいのかと、不安があったのですが、その不安をかき消してくれるような準備をしてくれました。もちろん、心の中では辛い気持ちもあったと思うのですが、本当に明るく、強度も集中力も高く、メンバーに入らなかった選手も含めた全員がファイティングポーズを取ってくれた。それは私も本当に嬉しかったですし、このチームで、もう一つの目標は達成したいと強く思いました。あの敗戦を糧に、選手は逞しく成長してくれたと実感した4日間でした」