2022明治安田生命J1リーグ
第34節第1日
2022.11.5土
セレッソ大阪
0
HOME
FULL TIME
1
ヨドコウ桜スタジアム
0-0
0-1
名古屋グランパス
相馬 勇紀 (90'+7)
ヨドコウ桜スタジアム
16,896人
監督コメント
選手コメント
■清武弘嗣選手
Q:最後まで勝ちにいった中で、内容的には手応えも残った試合だと思うが?
「ボールは握るけど、得点が取れなかった。そこは毎年の課題にもなっているので、来季へ向けて改善しないといけないと思います」
Q:試合後の挨拶では、「若い選手が伸び伸びプレーして、これからのセレッソの未来は明るい」という言葉もあったが?
「監督を中心に、スタッフの皆さんが選手たちをうまく回してくれて、いい競争をさせてくれました。その環境が、若い選手たちを伸び伸びプレーさせてくれた要因だと思います。若い選手たちが出てきて、これからのセレッソを引っ張ってくれると思います。その選手たちに、僕自身も期待しています」
Q:小菊監督2年目のチームについて
「成長を示せたシーズンだったと思います。充実していました。(目標へ)もう一歩、届かなかったので、そこは課題ですが、監督を中心に、このチームが進むべき道は間違っていないと思います。あとは、それを選手たちがどれだけ信じてついていけるか。そこにかかっています。ブレずにやることが大事だと思います」
Q:若い選手も出てきた中で、清武選手自身、どのような役割でチームに貢献していきたい?
「今年は若い選手も出てきて、ここ数年でやり切った感はあります。若い選手がチームを引っ張ってくれている姿が僕自身も見て取れているので。僕が帰ってきて5年間、色々あった中で、今年は本当にメリハリのあるチームができたと思います。キャプテンとしての役割は、ほぼほぼ終わったのかなと...」
Q:自身はシーズン中盤に大きなケガもされたが、どのような1年でしたか?
「厄介なケガだったので、そこは残念な気持ちもありますが、サッカーにケガはつきものなので。そこは特に何も思っていません」
■北野颯太選手
Q:プロ契約もかわし、様々なことがあった1年だったが、振り返ると?
「自分自身、1年目ということで、凄く刺激の多い1年でした。ユースとプロでは、全然環境も違いますし、プレーの強度も違う。そういうところで成長した1年でもありますし、まだまだやらないといけないことも多いと感じた1年でした」
Q:今日は先発で出て、自身の現在地をどう確認した?
「手応えはあるというか、普通にやればできるな、という感覚もあります。ただ、より結果にこだわってやっていかないと、残っていけない世界なので。得点を取れてない以上、前線の選手には責任があるし、自分も責任を感じています。自分がこのチームの絶対的なエースになれれば、このような試合もモノにできたと思います」
Q:今後は、U-19日本代表から、日本代表のサポートメンバーとしてカタールW杯にも帯同するが、何を吸収したい?
「U-19日本代表の仲間と世界の相手と戦えるのは、めちゃくちゃ楽しみです。そこからカタールにも行けるということで。日本を代表する選手たちの集まりですし、W杯はいずれ自分も出たいと思っているので、良い機会として学びたいです。日本を代表する選手たちがピッチ内外でどういう行動をするのか、全てが吸収できる部分だと思う。なおかつ自分も4年後に向けて、アピールできればと思います」
■中原輝選手
Q:久しぶりの先発で、期する気持ちも強かった?
「そうですね。先発で出るのは数ヶ月ぶりだったので。勝って終わりたかったです。勝てなくて悔しい気持ちです」
Q:チャンスは作ったが、無得点に終わった。チームとして、個人としても課題が残った?
「ここ数試合、無得点が続いています。もっと個の技術や質を上げることはもちろん、相手の守備のやり方を見て、自分たちの攻撃のバリエーションを増やしていくことも必要だと思います」
Q:今日のような相手から、どうゴールをこじ開けるか、という部分ですね。
「そうですね。僕たちがボールを持っている試合の方が勝てていません。カウンターやセットプレーから点が取れている試合は勝てている印象ですが、自分たちがボールを持てている試合で、攻撃の崩しやイメージの共有、バリエーションを増やしていくことは課題だと思います」
Q:個人として、J1での1年目を振り返ると?
「レベルが上がったことはありますが、満足している部分は一つもありません。もっとやれると思っているし、やらないといけません。数字にこだわってやってきたのですが、足りないですし、途中でポジションも奪われた形なので。非常に悔しいシーズンになりましたが、来季はこの悔しさをぶつけて、結果としてしっかり残せる選手になりたいと思います」
■舩木翔選手
Q:最後に失点したものの、取り組んできた成果を発揮できた部分もあったと思うが?
「チームとしてやるべきことは整理されていたと思うので、そこに対して、みんなのやるべきことはできていたと思います。走る、戦う部分もみんなが意識してプレーしていました。ただ、自分自身、個人のクオリティーはもっと上げていかないといけないと実感したシーズンでもありました。試合に絡むことができたことで、そういう部分も考えていけるようになったので、このまま続けて、少しでもレベルアップしていけるようにやっていきたいです」
Q:この試合では、攻撃でクロスやシュートにいく場面もありました。やはり試合に出続けることで、そのようなタイミングもつかめる?
「試合勘という部分では、そういう面もあります。1ヶ月おきの試合だと難しさもありますが、それは言い訳にならないので。出してもらった試合で自分の100%を出さないといけない。1年間を振り返ると、コンディション管理など難しい立ち位置ではありましたが、その中でもできた部分、できなかった部分が見えました。来年に向けて、またチャレンジしていきたいです。練習から高めていくだけです」
■清水圭介選手
Q:予期しないタイミングで試合に出ることになった中で、好セーブも見せていたが?
「アップ中でしたが、試合も見ていたので、あのプレーが起こった瞬間、すぐ準備しました。毎試合、気持ちとしては準備していますが、いざピッチに入ると、思うように体が動かない部分もあります。もっと吹っ切って、守備範囲を広く守りたかった思いはありました」
Q:今季は試合中も含めてアクシデントが多く、改めて、サッカーは何が起こるか分からないなと。準備の大切も改めて実感された?
「そうですね。練習は嘘を付かないですし、毎日、自分に矢印を向けて取り組むことしか、僕らはできないので。毎日の舞洲のトレーニングに100%で力を注ぐことが、自分自身のプレーにもつながります。来シーズンも1日1日を大切にして過ごしていきたいです」
■小菊昭雄監督
「退場者が出るまで、今季でもベストゲームの一つに入るくらいの内容でした。選手たちも最後、セレッソファミリーの皆様に勝利を届けたいという強い気持ちで戦ってくれたと思います。改めて、そういった内容の中でも、一つのプレーで流れが変わる。そういうサッカーの怖さを、今シーズン何度か目にはなりますが、今日の試合でも経験しました。素晴らしく成長したところと課題のところは、私自身ハッキリと把握していますので、来季へ向けて、いいところはさらに伸ばしていく。そして、シーズンの終盤に出た課題に対しては、チーム全体で共有して、強いセレッソを作っていきたいと思います」
Q:最後は1人少ない状況でも攻めに出た中で喫した失点だと思うが、シーズン終盤は、試合終盤での失点が増えてしまった。そのあたりはどう振り返る?
「今日が最終戦でなければ、今までの学びで、しっかりと引き分けで終える選択をしたと思います。最後、ホームの皆さんと勝利で終わりたい。勝って終わりたいという気持ちがありましたので、私の指示で、最後までゴールを奪いにいきました。その中で最後に失点してしまったことは私の責任です。自分自身もしっかり反省しないといけないですが、今日、下した決断に関しては、後悔していません」
Q:今季はシーズン開始から指揮を執られて、5位という結果で終わりました。積み上げてきたこと、最終順位について
「シーズン序盤は苦しい時期が続きました。その中で色んなことがありましたが、『日常が全て』ということで、私たちは、『1日1日のトレーニングを、Jリーグの中でも1番いいトレーニングをしている』と言われるように、高い強度の中、集中してやってきた成果が、リーグ戦5位、ルヴァンカップ準優勝という結果につながったと思います。監督1年生の私に対して、選手がついてきてくれたこと、スタッフの素晴らしいサポートに感謝しています。80点、85点を付けられるくらいのシーズンにはなったと思いますが、来シーズンは、足りなかったところ、課題を克服して、100点満点のシーズンになるように頑張っていきたいと思います」
Q:今日の先発は、清武弘嗣選手をボランチに入れて、攻撃的な選手も先発させた。次へのチャレンジにも見えたが、先発の狙いは?
「キヨはウチの中でも絶対的な選手ですし、そのキヨを今度どう生かしていくか。また、今日、勝つためにどうするか。それを考えて、あのポジションで起用しました。大きなケガから復帰して、痛みを伴いながらもチームの先頭で引っ張ってくれたこと。この場を借りて、感謝の気持ちを伝えたいです。今日は、ケガ明けではベストパフォーマンスだったと思います。不慣れなポジションですが、さすが経験のある選手、戦術眼の優れた選手だなと改めて感じました。キヨはたくさんのポジションができるということも、このラストスパートでの学びでした。今後、どう生かしていくのか。チームとしての強みをどう生み出していくのか。嬉しい悩みですので、また考えていきたいです。あと、残念ながら、この1週間で、体調不良やけが人が相次ぎました。最後まで1週間、全員で準備して今日を戦いたかったのですが、今日、セレモニーにも来ていない選手も数名いました。チームのために一生懸命やってくれた選手たちなので、勝利で分かち合えなかったことが残念です。元気に戻ってきて欲しいと思います」
Q:終わったばかりですが、改めて、来季へ向けた抱負をお願いします。
「攻守、リスタート。1年間、大事に取り組んできました。その中で、誰が出ても一定のチームパフォーマンスを発揮できるようになったことは、今季の大きな収穫です。誰からでも点が取れることはストロングポイントだと思いますが、一人、攻撃の核となるエースストライカーが、そういった選手が来季はしっかりとそのポジションで君臨して、その選手を生かしながら攻撃のバリエーションを作っていく。そこは両輪としてやっていかないといけないと、改めて思いました。コロナやけが人など、色んなアクシデントがあった中でも全員が高い競争で、誰が出ても高いパフォーマンスを発揮する、素晴らしい競争ができたことは継続して来季もやっていきたいです。その上で、プラスαとしては、そういったことが課題になってくると思います」