北國新聞・北國銀行ドリームマッチ

2022.11.19

ツエーゲン金沢

林 誠道 (54')

1

AWAY

FULL TIME

5

0-4

1-1

セレッソ大阪

進藤 亮佑 (74')

清武 弘嗣 (27')

為田 大貴 (32')

加藤 陸次樹 (3')

加藤 陸次樹 (11')

石川県西部緑地公園陸上競技場

北國新聞・北國銀行ドリームマッチ

レポート

監督コメント

■小菊昭雄監督
「リーグ戦が終了してから2週間、選手たちには、『しっかりと心技体を整えて、最後の試合をいい内容で勝って終わろう』という話をしてスタートしました。『整えて終わろう』という全員の共有の中で、私が嬉しかったのは、整えるのではなく、前進する、向上する姿を示してくれたこと。一人一人がこの2週間で心技体を成長して終われたことが今日の結果につながったと思います。2週間、舞洲のグラウンドでシーズンと同じくらい、もしくはシーズン以上に選手たちが取り組んでくれた結果が今日の内容と結果につながったと思います。選手たちに感謝しています」

Q:普段とは異なるポジションでプレーした選手もいた中で、前半だけで4得点。来季につながる収穫について

「攻守にキャンプから積み上げてきたサッカーをしようという中で、様々な組み合わせ、関係性を私自身も見たかったので、少し立ち位置を変えながら、ポジションを変えながら、トライしました。大きな収穫もありました。後半は、若い選手たちも積極的にトライしてくれたことで、彼らも新たな学びがあったと思います。大きな意味を持つ今季最終戦になりました」

Q:凱旋試合となった加藤選手が2点を決めたが?

「私がコメントする必要がないくらい、今日、久しぶりにムツキを見にきた金沢のムツキファンの皆さんが、一番、彼の成長を強く感じたと思います。引き続き、セレッソのエースとして、そして日本を代表するストライカーになれるように、さらに来シーズン、日々のトレーニングからトライして欲しいと思います」

選手コメント

■加藤陸次樹選手
Q:開始3分でゴールが生まれたが?

「普段、あのようなゴールは決めたことがなかったので、嬉しかったですね(笑)」

Q:反転して、思い切りの良いシュートでしたね。

「リーグ戦ではないので、チャレンジしてみようかなと。どこからでもシュートを打ってみようと思って、それがうまくいきました」

Q:2点目もすぐに決めたが?

「うまくいき過ぎでした(笑)。キヨくんが見てくれていたので、キヨくんに感謝です。動き出せば、出してくれると信じていました」

Q:試合前「ゴールを見せたい」と話していたが、どちらのサポーターに向けても良い姿を見せることができましたね。

「そうですね。取りたかったですし、気持ちよく今季を終われます(笑)」

Q:久しぶりの金沢のピッチはいかがでしたか?

「少し(芝が)深かったので、『こんな感じだったっけ?』と思いました(笑)でも雰囲気は鮮明に覚えていたので、久しぶりにプレーできて楽しかったです」

Q:お世話になった方やチームメートなど、挨拶はできましたか?

「全員とできました。監督ともお話をさせてもらって、『今の状況に満足せず、ステージを上げていけ』という言葉も頂きました」

Q:金沢のサポーターも、今日のために横断幕を作っていたが?

「めちゃくちゃ嬉しかったですね。今日のためだけに作って頂いたので、感謝しかないです。(金沢のゴール裏で)『必ず(世界に)羽ばたきます』とあいさつしたのですが、あの言葉の通り、上のステージでできればいいなと思います」

■清武弘嗣選手
「(試合に向けて)難しさもありましたけど、最後に勝って終われて良かっです。全員がケガなく、いいパフォーマンスで終われたことは、素晴らしかったと思います」

Q:加藤選手の2得点を、いずれも好アシストでした。

「ムツは特別な思いがあったと思うので、2点を決めたことはあいつにとっても良かったですし、彼の今後の成長のために、今日のゴールは必要なゴールだったのかなと思います」

Q:自身も素晴らしいロングシュートを決めましたね。

「あれは…ノリです(笑)コンディションがいい中だと、ああいうシュートも出ると思います。決めることができて良かったです」

■中原輝選手
Q:スタートは左のサイドハーフだったが?

「久々でしたね。今週、練習で少しやりましたけど、感覚的なモノも景色も違います。久々だったので、試行錯誤というか、感覚を取り戻しながらプレーしていました」

Q:ロアッソ熊本やモンテディオ山形時代も右サイドが多かったですか?

「左も多少はやりましたが、どちらかと言うと、右がメインでしたね」

Q:その中で、前半、流れの中からアシストもありました

「(鈴木)徳真くんからいいパスが来て、あとは横に出すだけでした」

Q:後半もCKからアシスト。2アシストという結果については?

「アシストできたことは良かったですが、プラスα、自分で点を取ったり、ゴール前で相手に怖さを与えたり、脅威になるようなプレーヤーになることが、これからの課題としてやっていかないといけないことです」

■毎熊晟矢選手
Q:後半は久しぶりの右サイドバックだったが?

「いて欲しいところに選手がいないというか、やり辛さを感じた場面もありましたが、ヒカルくんとの距離感の良さで、攻撃面で何回かいい場面は作れたと思います」

Q:チームとしても、色んな選手が色んなポジションでプレーしながら、しっかり勝てたことは収穫ですね。

「そうですね。色んな選手が、(普段とは)違うポジションもできることを示せたと思います。そうなれば、また違った競争というか、違うポジションでの競争も出てくると思いますし、個人個人のレベルアップにもつながる。来年はまた違うセレッソを見せていかないと勝っていけないと思うので、違うポジションでも、今日のようにしっかりとプレーして、高め合っていきたいです」

■進藤亮佑選手
Q:今季の最初と最後のゴールを決めましたね(笑)

「印象には残ったんじゃないですか(笑)」

Q:出ればかなりの確率で点を取りますね。

「やっぱり試合に出ることが大事です。とにかく試合に出ることを勝ち取ることが重要です」

Q:この2週間の取り組みについて

「チームとしても、モチベーションを下げた選手はいなかったですし、僕もモチベーションを下げる理由はなかった。公式戦と全く同じ気持ちで挑みました。ただ、失点ゼロで終わりたかったですね。今年、僕が出た試合は失点が多かったので。自分が絡んだこともあったし、絡まなくても取られたり。失点ゼロで抑えること以外は達成できたかなと思います」