【2/25 横浜FM戦】Match Preview
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いよいよ迎えるリーグ開幕戦。まだ見ぬ頂きを目指す、長く熱い戦いの始まりを白星で飾りたい
AFCチャンピオンズリーグMD2の広州恒大戦から中3日。舞台は同じ、ヤンマースタジアム長居にて、セレッソ大阪が横浜F・マリノスとのJ1リーグ開幕戦に挑む。
試合後のマテイ ヨニッチの額の傷跡が物語っていたように、広州恒大との一戦は、激しい肉弾戦となった。“大きくて強い”相手とのぶつかり合いで、肉体が消耗した部分もあるだろう。今節に向けた練習では、特に広州恒大戦に先発した選手たちは、コンディション調整に主眼が置かれたメニューとなった。
「コンディションがいい選手もいます。少し落ちた選手もいます。(だからこそ)メンバーもしっかり考えて構成しないといけません」とは、試合前日の尹晶煥監督の言葉。いよいよ、ここから中3日や中4日が続く、連戦に突入する。
もっとも、昨季の3位という結果も踏まえ、優勝も現実的な目標となってくる今季のリーグ戦の開幕戦ということで、チームの士気は高い。「34試合の積み重ねですけど、その最初の一歩を勝って始めることは、間違いなく大事なこと」と話すのは水沼宏太。広州恒大戦では先発を回避した杉本健勇は、「去年はカップ戦で二冠を獲ったけど、やっぱりリーグで優勝したいということはみんなが思っていること。1試合1試合が大事になるけど、そのスタートが大事。フルモード全開で行きますよ!」と頼もしい。
横浜FMに対しては、昨季はリーグ戦とカップ戦を合わせてセレッソは4戦全勝と相性の良さを誇る。心理的に優位な部分はあるが、昨季は昨季、今季は今季。甘く入れば痛い目に遭う。「優勝した天皇杯決勝では、チームは勝ったけど、自分自身はポジショニングのミスから失点にも絡んだ。自分の甘さを感じたし、悔しさしか残っていないので、その悔しさを晴らしたい」と話す木本恭生のように、一人ひとりがあらためて気を引き締めて臨む一戦になる。
その横浜FMは、今季からアンジェ ポステコグルー新監督が就任。相手チーム情報にもあるように、昨季からやり方も変わっている部分もありそうだ。どういった形で試合に入ってくるのか読めない部分もあるが、「スカウティングはスタッフの人がしてくれるので情報は入ってくるけど、開幕1発目なので、情報は少ないところもある。でも、何より大事なことは、ピッチに立つ自分たちが臨機応変に対応すること」とは高木俊幸。相手の攻撃をしっかりと見定めて、逆に、完成されていない状態をうまく突いて、試合を優位に運んでいきたいところだ。
昨季のリーグ開幕戦ではホームにジュビロ磐田を迎えてスコアレスドローに終わったが、尹晶煥監督体制2年目の今季は、1年間の積み重ねをピッチで示し、開幕白星発進といきたい。