【3/18 神戸戦】Match Preview
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7連戦のラスト。今季のリーグ戦の第一歩を力強く踏み出す1勝を掴み取る
AFCチャンピオンズリーグMD2の広州恒大戦から始まった7連戦のラストとなる、今節のJ1リーグ 第4節・ヴィッセル神戸戦。この試合が終われば、日本代表の山口蛍、杉本健勇、韓国代表のキム ジンヒョンを除く選手たちは一息つくことができるだけに、勝点3を獲得して、気持ち良く中断期間に入りたいことは言うまでもない。
ここまでの6試合、セレッソ大阪を取り巻く雰囲気を一言で表せば、「もどかしさ」になるだろうか。5分1敗と勝利がないが、どの試合も決して勝利に値しない試合をしているわけではなく、むしろ前節の柏レイソル戦しかり、直近のAFCチャンピオンズリーグMD4のブリーラム戦しかり、試合を支配しつつ、勝利にふさわしい内容を披露していたのはセレッソだとも言える。ただし、それを勝利に手繰り寄せる力が、今のセレッソには不足している。
今節、勝利を掴むために、まずは不要な失点を避けること。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキを筆頭に前線にタレントが揃う神戸に対し、セレッソは守備の出来が勝敗に直結するだろう。ここ最近、失点パターンになっているセットプレーやクロスは神戸のストロングポイントでもあるだけに、そこでいかに耐えることができるかが問われてくる。攻撃では、杉本が好調をキープし、柿谷曜一朗もここまでのリーグ戦3試合で2得点と結果を残している。「しっかりと相手の攻撃を抑えれば、点は取ってくれる」(木本恭生)という信頼関係はあるだけに、守備で崩れないこと、「チームとして」(キム ジンヒョン)攻守に一体感を持って戦うことが重要だ。
「まだ序盤と言っても、しっかり勝点を積み重ねていかないといけない。(直近の公式戦2試合は)追い付けているということは、粘り強く戦って、最後まで諦めずにやっている、ということだけど、勝ち切ることが大事。しっかり守備から入って簡単な失点をしないようにしたい」とは日本代表でキャプテンの山口蛍。
同じく日本代表の杉本も、「連戦の最後、しっかり勝利で終わることが、その先のチームの雰囲気にもつながってくる。リーグ戦はまだ勝てていないので、勝って、自分も代表に行きたい。チームを勝たせる得点を取りたい。チャンスは毎試合あるので、そこで決めるか決めないかは個人の評価にも関わるし、チームの結果も変わる」と強い気持ちで今節に挑む。
セレッソと同じくリーグ戦での今季初勝利に燃える神戸のホームということで、今節もタフで激しい一戦になることは間違いない。それでも、引くことは許されない。球際で戦い、攻守で相手を上回り、今季のリーグ戦の第一歩を力強く踏み出す1勝を掴み取る。