【4/28 磐田戦】Match Preview
- チーム
仙台戦から中2日でのアウェイ戦。上位に食らいつく勝点3をチーム全体で掴み取りたい
先発復帰した清武弘嗣の2得点により鮮やかな逆転勝利を収めた前節のベガルタ仙台戦から中2日。今節、セレッソ大阪はジュビロ磐田のホームに乗り込み、J1第11節に挑む。
試合間隔が短いことで、26日と27日は回復メニューに重きが置かれた中、仙台戦に先発していない選手たちは、通常メニューをしっかりとこなした。26日のミニゲームでは高木俊幸がゴールを連発するなど、仙台戦から受けた刺激を早速エネルギーに変えている様子も見受けられ、チームはいい競争意識の下、ポジティブな雰囲気に包まれている。
前節は先発を外れた柿谷曜一朗も、「準備はしていた」と話し、「どういう意図で選手を入れ替えていくかということは(尹晶煥)監督しか知らないけど、自分たちはいつ(出番を)言われてもいいように準備している状況なので、選手は常にピリピリしていると思う」と現在のチーム状況を伝える。
今節に向けても「いろいろと考えています」と笑みを浮かべる尹晶煥監督。移動も伴う中2日でのアウェイ戦は選手たちにとっては大変な部分もあるが、ピッチに送り出された選手たちがどのようなパフォーマンスを披露するか、勝利に貢献するプレーを見せてくれるか、といった点で、見る側にとっての楽しみは尽きない。
現在、J1リーグは大混戦。首位のサンフレッチェ広島こそ頭一つ抜けているが、2位以下は団子状態だ。しっかりと上位に食らいつき、首位を狙える位置に居続けるためにも、明日からのGW連戦は大切。「ここからの3試合、自分たちはアウェイが2つありますけど、上に行くためには、全部、勝たないといけない」と話すのは清武だ。「試合に出た選手がしっかりとプレーして、チームとしての結果が欲しい。ACLがなくなって、リーグ戦に懸ける思いはみんな強くなっている」(清武)と、チームの思いを代弁する。
磐田とは、昨季はホームでスコアレスドロー、アウェイでは1-1と堅い試合が続いた。互いに何人かの負傷離脱者はいるにせよ、今節も競った展開が予想される。その中で、セレッソとしては、尹晶煥監督も話すように、失点を防ぎつつ訪れたチャンスを決めて先制した上で、突き放していく展開が理想。もっとも、第7節の川崎フロンターレ戦や前節のように、先制されても逆転まで持って行く力があるのが今のセレッソでもある。どういった展開になったとしても、最後の最後まで走り抜き、勝利を掴み取る覚悟で今節に挑む。
磐田、名古屋グランパスと続く東海地方でのアウェイ2連戦。その初戦となる今節。3試合ぶりの公式戦勝利となった仙台戦で得たパワーと、仙台戦を回避したことでパワーを蓄えている選手たちの力を融合させ、“セレッソ大阪”としてのチーム力を発揮し、今節も勝点3だけを目指す。