【7/18 清水戦】Match Preview
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いよいよ再開されるJ1リーグ戦。総力を挙げて、首位・サンフレッチェ広島を追いかける熱き闘いが始まる
約2カ月間の中断を経て、いよいよ再開されるJ1リーグ戦。その初戦、セレッソは、敵地での清水エスパルス戦に挑む。FIFAワールドカップロシアからチームに戻ったキム ジンヒョンと山口蛍も全体練習に合流しており、チームの総力を挙げて、首位・サンフレッチェ広島を追いかける熱き闘いが始まる。
リーグ再開に先んじて11日に行われた天皇杯3回戦では、セレッソはツエーゲン金沢に3-0で勝利。幸先良いスタートを切ることに成功した。ただし、この試合では、2アシストで勝利に貢献した柿谷曜一朗が試合中に足を痛めるアクシデントも発生。「あいつが持っている能力は天才的」と清武弘嗣も評する柿谷の持つ個性は唯一無二であり、「チームとしては痛手」(杉本健勇)であることは間違いない。
それでも、「選手全員がいい準備をしているのが、このチームの良さ。出た選手が結果を残すことが、他の選手にもいい影響を与える。みんなでカバーしたい」と話す杉本を軸に、ヤン ドンヒョン、山村和也、福満隆貴ら個性豊かな選手たちが揃っている。柿谷不在の前線において、各選手たちが持つ武器をどう組み合わせて攻撃のプレーモデルを作り上げていくか。今節の注目点の一つだ。
また、ナイトゲームとは言え30℃超えも予想されるこの季節。「試合運びの共通意識」(尹晶煥監督)も勝利を手繰り寄せるためには欠かせない。今季と同じく夏場にアウェイで行われた昨季の第21節・清水戦では、セレッソは前半に2点を先行するも、後半に3失点して逆転負けを喫した。試合運びに課題を残しただけに、今季は同じ轍を踏みたくない。
もっとも、そういった状況に応じた臨機応変なプレーが夏場は特に求められる一方で、「先を見過ぎることなく、足がつろうが、体が壊れようが、というくらいの気持ちで目の前の試合を戦わないと勝てない」(杉本)ことも確か。この試合から第24節の広島戦まで、セレッソには怒とうの公式戦12連戦が待ち受けている。選手たちは、目の前の一戦に全力を注ぐ。監督やメディカルを含めたスタッフは、体力面も含めてうまく選手たちをコントロールしつつ、控え選手も含めたコンディション維持に努める。まさに“チーム力”が問われる夏場の戦いとなる。12連戦が終わった時、チームがどのように成長を遂げ、成果を得ているか。楽しみにして、この2カ月を追いかけたい。
最後に、セレッソの選手としては初めて清水とのアウェイ戦に挑むことになる高木俊幸も、この一戦を楽しみにしている。「浦和にいた時は、大体(清水との試合会場が)エコパだったけど、昨季は日本平だった。出場は叶わなかったけど、日本平はスタンドとも近いし、ピッチもいいし、改めて『いいスタジアムだな』『いい雰囲気だな』と思った。試合に出ることを目標に、出たら何かを起こせたらいいと思う」