【Match Review】押し気味に試合を進めるも、1点が遠く、カウンターから失点。連敗を喫する
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■試合データー(選手・監督コメント/トラッキングデーター/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2019-04-20-15/#tab5
リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指して挑んだ第8節、アウェイでの清水エスパルス戦。セレッソ大阪は、前節から先発を2人変更。第2節の名古屋グランパス戦以来、リーグ戦では6試合ぶりに山下達也がスタメンに名を連ねると、攻撃ではブルーノ メンデスが1トップに入り、リーグ初先発を果たした。
序盤からボール支配を高め、チャンスを伺うセレッソ。12分、山下、ソウザ、柿谷曜一朗とつなぎ、フリーでボールを受けた柿谷がドリブル。ファウルで止められたが、これでFKを得ると、キッカーはソウザ。右足で巻いて蹴ったボールがゴールへ向かったが、惜しくもサイドネット。19分、今度はCKからチャンス。ショートコーナーを選択し、清武弘嗣のパスを受けたソウザがシュートを放つと、これが清水ディフェンスに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれかけたが、GK六反勇治に防がれた。24分には、ソウザのサイドチェンジを受けた松田陸のクロスに、前半ロスタイムにも、丸橋祐介のクロスに、いずれもブルーノ メンデスが飛び込んだが、ヘディングは枠を捉えることができなかった。
概ね試合をコントロールしながら進めた前半だったが、中盤でのパスミスから清水に攻め込まれる場面も。ただし、GKキム ジンヒョンが好守を見せれば、地元・富士市出身の木本恭生も体を張って防ぎ、失点を許さない。38分、北川航也のパスに抜け出した鄭大世のシュートもキム ジンヒョンがセーブした。
後半、セレッソはさらに攻撃への姿勢を強める。左サイドを立て続けに崩してチャンスを作ると、51分、CKから決定機。清武のキックにファーサイドで山下がディフェンスと潰れ、こぼれたボールを柿谷が胸トラップからシュート。再び山下とディフェンスがもつれて混戦になると、ボールはマテイ ヨニッチの元へ。ゴールまでわずかの距離だったが、足元に入り過ぎたことやディフェンスに寄せられたこともあり、威力の出ないシュートはGKに止められた。
71分に都倉賢、76分に田中亜土夢と攻撃の選手を立て続けにピッチに送ったロティーナ監督。何としてでも1点を奪って勝点3を持って帰る。そういった意志が込められた采配だったが、前節に続き、今節も1点が遠い。すると、82分、落とし穴が待っていた。ソウザの強烈なFKをGK六反が弾き、こぼれたボールを柿谷が拾うも、ふわりとしたクロスを六反にキャッチされてしまう。
すると、ここから清水のカウンターが発動。六反のキックに反応したエウシーニョが裏のスペースに走り込む。ここで飛び出してきたキム ジンヒョンだったが、ボールに触ることができない。エウシーニョの中へのクロスは逆サイドに流れてゴールラインを割るかに見えたが、諦めずに走り込んできた北川に角度のないところからシュートを決められた。後半、清水に許したシュートは2本のみだったが、この2本目を決められ、失点を喫することに。
85分、高木俊幸の投入と同時にシステムを4-4-2に変えて最後の反撃に出たセレッソだが、追いつくことはできず、タイムアップ。ボールは保持するも、攻め切れず、守備でも最後に失点してしまう、悔しい敗戦となった。