【Match Review】ソウザの2発で会心の勝利。アウェイで敗れた第1節のリベンジに成功し、グループステージ首位通過を果たす
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■試合データー(選手・監督コメント/トラッキングデーター/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2019-05-22-19/
2019JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ最終節となった今節。セレッソ大阪は、引き分け以上で自力でのグループステージ突破が可能な状態で、ホームに大分トリニータを迎えた。
立ち上がり、前から積極的にプレスを掛けるなど、勢いよく試合に入ったセレッソは、5分、裏に抜けた高木俊幸が倒されてFKを得ると、6分、ソウザが直接決めて、先制に成功。これで試合運びに余裕が生まれたセレッソは、その後は大分にボールを持たせつつ、カウンターから2点目を狙う。26分、ソウザがボールを奪い、柿谷曜一朗のスルーパスに抜け出した田中亜土夢がGKと1対1のチャンスを迎えたが、シュートはわずかに枠を外れた。39分にも、ソウザがドリブルでペナルティーエリア内へ進入。大分ゴールを脅かした。
セレッソは、守備でも大分に対して決定機を作らせない。アディショナルタイムにDFのクリアを拾われて伊藤涼太郎に許したシュートが、前半、唯一ヒヤリとするシーンだったが、枠を外れて事なきを得た。
1点リードで迎えた後半も、最初に決定機をつかんだのはセレッソ。48分、マテイ ヨニッチのパスを田中が頭で逸らし、裏に抜け出した高木がGKと1対1のシーンを作ったが、シュートはGKに止められてしまう。
そこからしばらくは大分の攻勢を受ける展開も続いたセレッソだが、守備の集中力は途切れず、大分に決定機を与えない。62分、ティティパンのパスから後藤優介に裏を取られかけたが、ここは判断よく飛び出してきたGK圍謙太朗が足でクリア。ピンチをしのぐと、71分、セレッソに待望の追加点が生まれた。ソウザがハーフェーライン付近からロングシュートを放つと、これが前に出ていたGKホープ ウィリアムの頭上を越え、ゴール右隅に決まった。シュートを放ったソウザ自身も「一生、心に残るゴールになりました」と試合後に話すゴラッソだった。
勝利を決定付ける2点目を奪うと、ロティーナ監督は、79分、高木に代えて山田寛人をピッチへ投入。3点目を目指す。85分には、相手のパスミスを奪った柿谷がドリブルで持ち運び、GKのタイミングを外してシュートを放つも、ここは惜しくもポストを直撃した。結局、3点目こそ奪えなかったセレッソだが、守備でも最後まで集中力を切らすことなく2-0で勝利。グループステージ初戦で大分に喫した逆転負けの“リベンジ”にも成功し、見事、Cグループ首位通過を決めた。