【Match Review】攻守に名古屋を上回る快勝。アウェイでのリベンジに成功し、ホーム4連勝を達成
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■試合データー(選手・監督コメント/トラッキングデーター/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2019-07-13-19/
リーグ後半戦のホーム初戦となった今節。セレッソ大阪は名古屋グランパスと対戦し、3-0で勝利。見事、第2節で喫した敗戦のリベンジに成功し、ホーム4連勝を達成した。
立ち上がりからボールを握る名古屋に対し、セレッソはシンプルにブルーノ メンデスと奥埜博亮の2トップを背後へ走らせ、チャンスを狙う。すると、15分に決定機。ブルーノ メンデスの突破からのクロスが流れたところを逆サイドで丸橋祐介が拾い、縦に仕掛けてクロス。中で奥埜が詰めたが、ここは惜しくもヒットせず。それでも、22分、2度目の決定機で仕留める。前線で奥埜が起点となり、右サイドの水沼宏太へ展開。水沼が切り返して左足で絶妙なクロスを上げると、ファーサイドで合わせたのは丸橋。強烈なボレーシュートを叩き込み、セレッソが先制点を奪った。
ここから前半終了まで、セレッソは何度も決定機を作る。29分、清武弘嗣がゴール中央で水沼とのワンツーからシュートを狙うと、39分には、水沼が裏を取ってクロス。ブルーノ メンデスが合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。42分にも、清武のクロスに絶妙なタイミングでディフェンスラインの裏へ飛び出した水沼がボレーで合わせたが、GKに防がれた。この他にも、セレッソは、“あと一歩パスが合えば決定機”というシーンを幾度となく作るなど、名古屋を圧倒して前半を終えた。
後半、名古屋は長谷川アーリアジャスールが下がって櫛引一紀が入り、システムも3-5-2から4-4-2へ変更。セレッソとしては、相手が変化を付けてきた後半、立ち上がりこそサイドを進入され、62分、64分にはジョアン シミッチを起点にチャンスも作られたが、決定的と言えるピンチはなく、守備で耐える。すると、69分に追加点のチャンス。瀬古歩夢のパスから裏を取った清武がドリブルで前に運ぶと、並走してゴール前に走ってきたブルーノ メンデスへパス。ただし、ここは戻ってきたDFに引っかかり、得点には至らなかった。
それでも78分、3分前に奥埜に代わって2トップの一角に入っていた高木俊幸が追加点。松田陸のロングパスをDFがクリアしたところを拾ったブルーノ メンデスが1人かわして、前線の高木へパス。GKとの1対1に持ち込んだ高木は、一度はシュートをGKに当ててしまうも、こぼれ球を自ら詰めて、セレッソが待望の2点目を奪った。
試合終了直前、セレッソは名古屋にペナルティーエリア内までボールを運ばれたが、最後のシュートはマテイ ヨニッチが体を張ってブロック。名古屋の猛攻をしのぐと、90+6分、途中出場の片山瑛一のフィードに抜け出したブルーノ メンデスが絶妙なトラップで前を向き、そのまま左サイドを独走。カバーに入った相手選手を振り切り、相手GKの股間を抜く技ありシュートを決めて、試合を決定付ける3点目を奪った。
第2節では0-2で敗れた相手に、そこからの成長を見せ付ける形で快勝を収めたセレッソ。今季のリーグ戦での無失点試合も『10』となり、盤石な守備とともに、リーグ戦ホーム4連勝を達成。勢いを増した状態で、次節、再びホームでのベガルタ仙台戦に挑む。