【Match Review】ポゼッション率、決定機の数で上回るも、1点が遠く、悔しいスコアレスドロー
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■試合データー(選手・監督コメント/トラッキングデーター/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2019-07-20-19/
ホーム5連勝を目指して臨んだ今節のベガルタ仙台戦。セレッソ大阪の先発は、第17節の湘南ベルマーレ戦から4試合連続で同じ。この間、2勝1分と結果が出ている流れを重視した形となった。
立ち上がりからボール支配を強めるセレッソ。前線で起点を作りつつ、サイドも効果的に使ってチャンスを作ると、15分、最初の決定機。水沼宏太のパスを受けたブルーノ メンデスがシマオ マテに競り勝ち、サイドからクロス。ファーサイドで清武弘嗣が合わせたが、ボレーシュートは枠を捉えることができず。24分にも、松田陸のパスを受けたブルーノ メンデスが起点となり、清武のクロスに奥埜博亮が飛び込んだが、ここは仙台ディフェンスに防がれ、ゴールならず。ここで得たCKから再び決定機。セカンドボールを拾うと、奥埜のクロスにマテイ ヨニッチがヘディングで合わせたが、わずかにクロスバーを越えた。怒とうの攻撃を繰り出すも、先制点が遠いセレッソ。守備では、つなぎのミスやセットプレーから仙台に決定機を与える場面もあり、ヒヤリとするシーンもあったが、26分に見せたキム ジンヒョンの好セーブなどもあり、無失点で前半を折り返す。
後半、前からのプレスを強める仙台に対し、守勢に回る時間帯もあったが、最初のチャンスはセレッソ。59分、水沼が直接FKを狙ったが、コースを突いたシュートは、この試合がJデビューとなった仙台GKヤクブ スウォビィクに止められた。62分、ロティーナ監督は2枚同時交代を敢行。藤田直之に代えてレアンドロ デサバト、奥埜に代えて高木俊幸をピッチに送る。すると、68分、早速、交代で入った2人が絡む形で決定機。レアンドロ デサバトのパスを右サイドで水沼が折り返し、高木がゴール前でボレーで合わせたが、ここもGKに防がれた。続く69分にも決定機。キム ジンヒョンから始まったビルドアップで左サイドを崩すと、最後は清武の折り返しに水沼が合わせたが、シュートはわずかにクロスバーを越えた。
79分、キム ジンヒョンのゴールキックをカットされ、素早くサイドに展開されると、クロスからハモン ロペスにシュートを許したが、ここはクロスバーを越えて、事なきを得た。
1点を奪って勝ち切りたいセレッソは、83分にもビッグチャンス。清武が果敢なドリブルでブルーノ メンデスとのワンツーでゴール前に進入。シュートコースを消された中で、ブルーノ メンデスへの折り返しを選択したが、この試合、再三、セレッソの壁となって現れるシマオ マテに止められた。
結局、試合はスコアレスドローで決着。ポゼッション率、決定機の数では上回ったセレッソとしては、勝点3が欲しい一戦だったが、仙台の粘り強い守備を崩せず、決定力が課題となった。その一方で、「こういう試合で起こり得るのは、カウンターやそこから生まれる相手のCKで1点を決められて敗れること。そういう最悪の結果もあり得るが、最後まで集中力を保って、最悪の結果は免れることができた」とロティーナ監督も振り返ったように、相手に得点を許すことはなく、これで、ホームでの連続無失点試合は『6』に伸びた。