【Match Review】トレーニングマッチレポート(vs.武漢卓爾)
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■試合結果
https://www.cerezo.jp/news/2019-09-06-11/
6日、セレッソ大阪は、舞洲ヤンマーグラウンドにて、中国サッカー・スーパーリーグ(国内リーグ1部)、武漢卓爾とのトレーニングマッチを行った。
リーグ戦と同様、[4-4-2]の布陣で臨んだセレッソ。GKは圍謙太朗、DFラインは左から舩木翔、木本恭生、片山瑛一、松田陸。ダブルボランチはソウザと奥埜博亮。左サイドハーフに柿谷曜一朗。右サイドハーフに斧澤隼輝。2トップに鈴木孝司と澤上竜二が並んだ。序盤は武漢にボールを握られる時間が続くも、20分過ぎからボール保持を高めたセレッソがチャンスを量産。24分、柿谷の突破で風穴を開けると、26分、28分、30分と斧澤と松田の右サイドから好機。ここで得たCKでは、ソウザが鋭いキックを送ったが、中で合わせることはできず。
31分、鈴木、澤上、斧澤、舩木が下がり、安藤瑞季、水沼宏太、藤田直之、練習生が入ると、ここから試合を活気づけたのは安藤。36分、前線で激しくチェイス。ボールを奪って自らドリブルで運ぶと、奥埜、水沼とつなぎ、水沼のクロスにフリーで合わせる。相手を崩した決定機だったが、シュートは枠を捉えることができなかった。43分、今度は相手の決定機を圍が防ぐと、その直後、再び安藤がドリブルでゴール前に進入。ゴールに迫った。45分には、水沼、松田で右サイドを崩し、松田のクロスに奥埜が合わせて決定機も、ボレーシュートはDFに防がれた。
途中からは完全にセレッソがペースを握るも無得点で前半を折り返すと、後半は松田と奥埜が下がり、セレッソ大阪U-18の小澤希海と、中島元彦がピッチへ。DFラインは片山が右SBに移り、小澤がCBに入った。後半、セレッソは武漢に立て続けにチャンスを作られると、押し込まれた状態でのビルドアップのミスから61分に失点。75分にもカウンターから2点目を喫した。79分、水沼と藤田、中島が交代。U-18の奥村仁と近藤蔵波、U-23のポンラヴィチュが入った。82分、相手の外国籍選手の個人技に屈して3失点目を喫するも、1分後、交代で入った3選手が見せ場を作った。敵陣ペナルティーエリア内で奥村が鋭い突破。相手ディフェンスを切り裂くと、折り返しを近藤、ポンラヴィチュとつなぎ、最後はポンラヴィチュが右足ミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。
試合はこのまま1-3で終了。敗戦を喫したセレッソだが、前半は、相手の陣形を見つつ、時間の経過とともに試合を掌握。決定機も作った。また、「リーグでプレーする時間が少ない選手が90分プレーできたことが収穫」とロティーナ監督も話したように、チームの底上げという点でもプラスはあった。現在、公式戦4連勝中、リーグ戦3連勝中のセレッソ。9月、残りのリーグ戦は2試合。次節はアウェイでの浦和レッズ戦が控えている。ホームでは敗れているだけに、敵地でしっかり借りを返したい。そして、次々節、28日に予定されているホームでの大阪ダービーは、クラブとして総力を挙げて勝利を掴みたい重要な一戦だ。近年、リーグ戦では大阪の覇権争いで後塵を拝し続けているだけに、“今節こそ”の思いは募る。さらなる上位進出、そして、“大阪ダービー勝利”という最高の瞬間を目指し、9月後半、セレッソは戦いのギアを上げていく。