2019.09.19COPY URL【Match Review】常に先手を許す苦しい展開。二度、追いつく意地を見せるも、天皇杯敗退が決定チーム ■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2019-08-17-23-37/ 敵地に乗り込み、第99回天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会ラウンド16・サガン鳥栖戦に挑んだセレッソ大阪。先発は、直近のJ1リーグ第26節・浦和レッズ戦から6人、入れ替え。「状態やケガのリスクも考えながら」(ロティーナ監督)、チーム全体の底上げも図るメンバー構成となった。 ただし、この日のセレッソは、立ち上がりからピリッとしない。2分、中盤でボールを失い、鳥栖に決定機を作られると、5分にも、FKからピンチを招く。奪っても、相手の鋭い出足を前に、思うようにボールをつなげず、前に運べない。蹴っても起点を作れずセカンドボールを拾われる展開が続くなど、鳥栖に主導権を握られたまま時間が経過すると、20分、三丸拡のクロスから豊田陽平にヘディングを叩き込まれ、先制点を許してしまった。 その後も修正が効かず、防戦一方のまま試合は推移。31分、再び右サイドを崩され、クロスから豊田。決定的な形だったが、ここはGK圍謙太朗が何とか右手を残してビッグセーブ。ゴールを割らせない。前半も残り10分を切ったあたりから、セレッソも反撃開始。何度か攻め込むが、決定機を作ることはできず、前半は1点のビハインドで折り返した。 「必ず逆転しよう!後半スタートから100%でいこう」とロティーナ監督に檄を飛ばされて臨んだ後半。セレッソの選手たちの動きが活性化すると、48分、CKのこぼれ球を田中亜土夢がクロス。マテイ ヨニッチが頭で合わせ、同点に追いついた。それでも、3分後、ビルドアップのミスからアン ヨンウにミドルシュートを決められ、再びリードを許す展開に。 70分、ロティーナ監督は柿谷曜一朗と高木俊幸を同時投入。攻撃陣のテコ入れを図ると、直後、片山瑛一のロングスローのこぼれ球を田中が拾い、シュート性のクロス。これを柿谷がダイレクトで合わせ、セレッソが再び同点に追いついた。そこから一気に逆転まで持って行くべく攻め込んだが、81分、左右に揺さぶられる形から金崎夢生に決められ、鳥栖に勝ち越し点を与えてしまった。88分にも、豊田にこの試合2点目を許し、万事休す。 攻撃では、鳥栖のプレスを受けてビルドアップがうまくいかず、守備でも、サイドを破られ、失点を重ねたこの日のセレッソ。完敗と言える内容で、公式戦の連勝は5でストップ。第97回大会以来の天皇杯優勝への道も途絶えてしまった。天皇杯は志半ばで終わってしまったが、次週、リーグ戦で迎える相手はガンバ大阪。宿敵から勝利を掴むべく、よい準備を重ねていきたい。 前の記事へ一覧へ次の記事へTOP > ニュース一覧 > 【Match Review】常に先手を許す苦しい展開。二度、追いつく意地を見せるも、天皇杯敗退が決定