2019.11.10COPY URL【Match Review】丸橋のクロスに合わせた奥埜のヘディングが決勝点。キム ジンヒョンも再三の好守でチームを救うチーム ■試合データー(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2019-11-09-15/ 2019明治安田生命J1リーグ 第31節、16位の湘南ベルマーレをホームに迎えたセレッソ大阪は、前節から先発を1人変更。前節、負傷から復帰して途中出場を果たした丸橋祐介が先発に戻った。ブルーノ メンデスを負傷で欠く2トップの一角には、今節も鈴木孝司が入り、2試合連続で奥埜博亮とコンビを組んだ。 2分、セレッソはいきなりピンチを招く。湘南の左サイド、鈴木冬一のクロスから指宿洋史に収められ、GKと1対1になりかけるも、マテイ ヨニッチが体を寄せ、シュートはミートせず。事なきを得る。直後にセレッソにも決定機。ソウザのサイドチェンジから松田陸、水沼宏太、鈴木孝司とつなげると、水沼のパスに柿谷曜一朗が抜け出すも、GKの鋭い出足に阻まれた。 その後は湘南の前からのプレスを受け、セレッソは思うようにボールを運べない。20分には、FKから指宿にヘディングを許すも、ここはキム ジンヒョンが好セーブで難を逃れた。押し込まれたセレッソも、17分、キム ジンヒョンが湘南のプレスを裏返すように大きく前に蹴ると、鈴木孝司が収めて水沼へ展開。ソウザのミドルシュートがDFに当たり、方向が変わったところを柿谷が詰めたが、枠を外れた。27分には、藤田直之のロングスローに奥埜が体ごと押し込み、ボールがゴールラインを割りかけたが、寸前でGKに止められた。 苦しんだ前半だが、次第にセレッソが主導権を握り返して折り返すと、後半に入り、50分、セレッソが先制に成功する。松田を起点に奥埜と鈴木孝司が近い関係で起点を作ると、左サイドから攻撃参加してきた丸橋がワンフェイントから縦に突破。マイナスのクロスに奥埜体を捻るようにしてヘディングで合わせ、ネットを揺らした。 その後は全体が間延びし、スペースが生まれ、互いに攻め合う展開に。セレッソは60分、奥埜が良い形でボールを受け、ドリブル。鈴木が斜めのランニングでDFを引き付け、空けたスペースに走り込んだ水沼がチャンスを迎えたが、シュートはクロスバーを越えた。61分にも、左サイドの柿谷がドリブルで突破。ペナルティーエリアに入ってクロスを上げると、鈴木孝司がボレーで合わせたが、GKの正面を突いた。 先制後の押し込んだ時間帯に追加点を奪えずにいると、湘南にも決定機を作られる。59分、鈴木冬一のクロスに松田天馬がヘディングで合わせた決定機は、キム ジンヒョンがビッグセーブ。83分、梅崎司が左サイドから巻いて放ったシュートも際どいコースに飛んだが、ここもキム ジンヒョンが手に当てて弾き、得点を許さない。 アグレッシブな姿勢で攻守に連動してきた湘南に対し、今節のセレッソは苦しむ時間も多かったが、「焦れずに」(奥埜)ビルドアップを続け、次第に局面を打開していくなど、「難しい中でも手応えを感じながらプレー」(藤田)。2トップの連係も前節より良くなり、奥埜、鈴木孝司ともにフィニッシュまで持ち込むこともできた。 守備でもキム ジンヒョンを中心に最後まで1点を守ったセレッソは、今季14度目のクリーンシートを達成。ホームで3試合ぶりの勝利を飾り、5位に浮上。残り3試合、最後までAFCチャンピオンズリーグ圏内を目指しての戦いが続く。 前の記事へ一覧へ次の記事へTOP > ニュース一覧 > 【Match Review】丸橋のクロスに合わせた奥埜のヘディングが決勝点。キム ジンヒョンも再三の好守でチームを救う