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【Match Preview FC東京戦】対照的なスタイルの激突。FW陣の復帰も追い風に、公式戦3連勝を目指す

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真夏の7連戦となる8月の戦い。その初戦となったJ1第8節の湘南ベルマーレ戦、2戦目のルヴァンカップ第2節・浦和レッズ戦と、セレッソ大阪はともに1-0で勝利。幸先の良いスタートを切った。浦和戦では、負傷で戦線離脱していたブルーノ メンデスと西川潤が揃って復帰。西川は決勝アシストも決めるなど、明るいニュースを届けた。今節のFC東京戦を前に都倉賢も合流しており、FW陣の層の厚みはグッと増した。


一方で、浦和戦では開始早々、CBとボランチの両方でチームに貢献してきた木本恭生が負傷交代。しばしの離脱を余儀なくされることになった。今後の戦いでは、守備陣の負担を少しでも軽くすべく、チーム全体で得点力を高めていきたい。

浦和戦から中3日。リーグ戦に舞台を戻す今節は、再びホームにて、FC東京を迎え撃つ。直近のFC東京は、リーグ戦では3試合勝利がなく、中盤のキーマンを海外移籍やケガで失うなどチームは再構築の途上にあるが、「昨季、彼らと戦った試合は常に難しい試合となった」(ロティーナ監督)ことは間違いなく、長谷川健太監督の戦術も浸透。今季も最後まで優勝争いに加わっていく力を持った強敵であることは変わらない。

ボールを握り、ゲームをコントロールしながら相手の隙を狙っていくセレッソと、前線からのプレスを軸に、縦に速い攻撃でフィニッシュまで持ち込むFC東京。もちろん、展開によっては、セレッソもカウンターを狙い、FC東京もボールを保持するが、ベースとなる両チームのカラーは対照的だ。「お互いが自分たちのやり方で試合を進めて、勝利に近づこうとする」(ロティーナ監督)一戦は、スタイルの激突という点でも興味深い。


また、リーグ戦の直近2試合、J1初得点にPK奪取と勝点に直結するプレーを続けている坂元達裕にとって、今節は特別な試合。中学生時代をFC東京U-15むさしで過ごしており、「成長した姿を見せたい」(坂元)一戦となる。

今節が終われば、カップ戦、リーグ戦と中2日でのアウェイ連戦が待ち受けているセレッソ。厳しいスケジュールを乗り越えるために、何より良薬となるのが勝利。首位を独走する川崎フロンターレに引き離されないためにも、公式戦3連勝となる勝点3を掴み取りたい。
■ロティーナ監督

Q:FC東京の印象について
「強いチームという印象です。ここ数年、常に上位にいます。昨季、彼らと戦った試合は常に難しい試合でした。最大限のリスペクトを持って戦いたいと思います」

Q:前々節のサガン鳥栖戦、ルヴァンカップ第2節の浦和レッズ戦と、前半、相手のプレスに苦しむ試合も続いている。FC東京もプレスに特長があるが?
「ほとんど全てのチームが、前からプレスをかけてきます。我々もプレスはかけます。確かにここ数試合、相手のハイプレスをかわしていくことに苦しんでいますが、いつもと同じように、いい準備をして、やるべきことをやっていきたいです」

Q:FC東京はパス前方比率がリーグ1位。そういった相手に対して、セレッソとしては、どんな試合展開が望ましい?
「それぞれのチームに特長があります。我々は東京ほど縦に速くはありませんが、お互いが、お互いのやりたい試合に持っていくでしょう。お互いが自分たちのやり方で試合を進めて、勝利に近づこうとすると思います」

■坂元達裕

Q:直近のリーグ戦では、2試合連続でゴールに直結するプレーをしているが?
「これまでなかなか得点に絡めていない試合が多かったので、ここ数試合、やっと得点にも絡めてきて、自分にとって自信になっています。結果を残せる自信は付いてきたので、これからどんどん結果を残していきたいです」

Q:アカデミー時代を過ごしたFC東京が相手となる今節に向けて
「中学の頃、お世話になったクラブですし、逆に、ユースに上がれなくて、悔しい思いで高校、大学とプレーしてきた部分もあるので、自分にとっては大きな試合。(試合に臨む)気持ちは強いので、成長した姿を、いい意味で見せられるようにプレーしたいです」

Q:J1でプレーしている今の状況について
「昨季も自分がチームを引っ張っていく思いで臨んでいました。最後にJ1昇格が叶わず、自分の力不足も感じました。今年はもっともっと絶対的な選手になって、J1の優勝に貢献したい思いがあります。そのためには、まだまだ足りない。このくらいの得点の絡み方では、まだまだ足りない。ここからもっともっと、結果を突き詰めていきたいです」

■都倉賢

Q:FC東京との一戦をどうイメージしている?
「ここ数年、長谷川健太さんが積み重ねてきたFC東京のサッカーのイメージはあります。堅いサッカーの中で、前線に機動力のある選手も多い。こちらが押し込んだ状態でも、しっかりリスク管理する必要があります。相手は一人ひとりの能力で打開できるので、個人の特長を出させないように、しっかりチームとしてケアしていきたいです」

Q:最近の公式戦では、相手のプレスに前半は苦しむことも多いです。最終的にうまく修正していますが、どのように試合を見ていますか?
「サッカーは90分で勝負が決まります。前半うまくいかなかったことをハーフタイムで修正できているので、チームの成熟度は上がっていると思います。自分たちはコンセプトを持って戦っている中で、もちろん、相手もスカウティングをしてくるので、うまくいかないこともありますが、修正できていることは、チームの成長と捉えています」

Q:今節、出場するとすれば、どういった役割を果たしたい?
「セレッソのFWは個々にいろんな特長があり、全員、個性が違います。僕が出てうまくいくときもあれば、僕が出ていない試合で、他の選手が違った引き出しで、生きることもあります。そういった中で、僕としては、自分が出た時は、前線で相手のDFラインを下げるプレーや、キツイ時に収める役割は心掛けています」

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