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【Match Review ルヴァンカップ仙台戦】前半、一気の3得点で勝負を決める。総力戦で掴み取ったプライムステージ進出

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■試合データ(選手・監督コメント/写真/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2020-08-12/ グループステージ突破を懸けて臨んだJリーグYBCルヴァンカップ第3節、ベガルタ仙台戦。セレッソ大阪は、直近のリーグ戦から中2日ということもあり、先発を大幅に変更。高木俊幸と小池裕太が今季初先発を果たすと、庄司朋乃也は今季初出場、初先発。ベンチには前川大河も入り、後半から出場するフレッシュな陣容となった。
立ち上がり、仙台にサイドから攻撃を受けたセレッソだが、慌てずしのぐと、徐々にペースを掴む。ボールを握り、ブルーノ メンデスと高木が裏に抜けてチャンスを作ると、13分、先制に成功。高木と奥埜博亮が前からプレスをかけてボールを奪うと、この試合は右サイドハーフで先発した柿谷曜一朗がこぼれ球を拾い、カットインから左足で鮮やかなシュートを突き刺し、ネットを揺らした。
これで試合を優位に進めることができたセレッソは、33分にも追加点。庄司のパスを中央で受けた柿谷がトラップで相手を外してドリブル開始。裏へ走る高木へパスを出し、DFをかわした高木が落ち着いてシュートを決め、復帰2戦目でゴールを記録した。さらに45分、今度はマテイ ヨニッチのパスに抜け出したブルーノ メンデスがDFを吹き飛ばして独走し、3点目。上々の内容と結果で前半を終えた。
後半は押し込まれる時間が続いたが、後半からマテイ ヨニッチに代わって入った瀬古歩夢と庄司のアカデミー出身CBコンビが奮闘。サイドからのクロスを跳ね返し、ゴール前に堅陣を築く。「無失点で終わろう」というハーフタイムのロティーナ監督のコメントを実行し、庄司はセレッソ復帰後の初戦で完封勝利に貢献してみせた。 この結果、セレッソは3戦全勝でグループステージを終了。Bグループ1位でプライムステージ進出を果たした。試合後のインタビューで柿谷は、「チーム全員が一つになって、誰が出ても決勝まで行って、優勝できるように準備したい」と語った。決勝トーナメントも一戦一戦、総力を結集して戦い、17年以来となる戴冠を目指す。
また、セレッソから仙台に期限付き移籍中の山田寛人も、この試合に先発。そして、仙台に与えた決定機の2度とも山田が絡んだ。前半、CKの混戦から山田に押し込まれたシュートはクロスバーに救われ、後半、クロスに山田が飛び込んできたシーンでは、あと一歩合わず、セレッソは事なきを得た。試合後は反省の弁を述べていた山田だが、今後も出場機会を伸ばし、着実に成長を遂げて欲しい。

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