■試合データ(選手・監督コメント/写真/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2020-08-19/
激闘となったJ1第10節・柏レイソル戦から中3日。再びアウェイに乗り込み、首位、川崎フロンターレとの一戦に臨んだセレッソ大阪は、柏戦から先発を1人変更。コンディション不良のレアンドロ デサバトが外れ、高木俊幸が2トップの一角に入り、ボランチは奥埜博亮が務めた。
前節と同様、早い時間帯で先制に成功したセレッソ。7分、キム ジンヒョンからのパスを丸橋祐介が胸で収め、相手を2人かわして前を向き、DFの間を通す絶妙のスルーパスを送ると、抜け出したブルーノ メンデスがダイレクトでシュート。正確にネットを揺らし、公式戦3戦連発となるゴールを決めた。
13分にも、キム ジンヒョンから始まったパスがスムーズにつながり、最後は中で受けた坂元達裕がシュート。惜しくもGKに防がれたが、ここで得たCKから再びチャンス。丸橋のキックをマテイ ヨニッチが逸らし、ファーサイドで坂元が詰めたがシュートはヒットしなかった。
守備でも相手にチャンスを与えず、自分たちのリズムで試合を進めていたが、21分、松田陸の肩に当たったようにも見えたトラップがハンドを取られ、FKを与えると、これをニアに直接決められ、同点に追いつかれてしまう。すると、42分、ペナルティーエリア内で丸橋が家長昭博を倒して、PKを献上。これを家長に決められ、逆転されて前半を終えた。
後半は立ち上がりから自陣に押し込められたセレッソは、53分、真ん中を割られて失点。点差は2点に広がった。それでも58分、セットプレーから再び1点差に迫る。丸橋の蹴ったFKを瀬古がファーサイドで詰めて、押し込んだ。このFKの前に、ロティーナ監督は3枚同時交代。ブルーノ メンデス、高木、清武弘嗣に替えて、鈴木孝司、西川潤、柿谷曜一朗をピッチに送った。
ここからしばらく攻勢に出たセレッソだが、同点に追いつくことはできずにいると、逆に、攻めに出ていた時間帯、自分たちのスローインからのパスミスに端を発して4失点目。隙を突かれる痛い失点を喫すると、直後にも5点目を決められ、試合は決した。
セレッソも83分、瀬古のロングパスからスペースに飛び出した片山瑛一がGKの位置をよく見てループシュートを放つも、クロスバーに阻まれる。結局、試合はこのまま2-5で終了。首位を走る川崎の連勝を止めることができず、勝点差も10に開く手痛い1敗を喫した。