■試合データ(選手・監督コメント/写真/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2020-09-02/
直近のリーグ戦から中2日。JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、柏レイソル戦に臨んだセレッソ大阪。先発は、リーグ戦から6人を変更。前川大河はセレッソ復帰後初先発、西川潤はプロ初先発となった。システムは、いつもの4-4-2ではなく、ボール保持では木本恭生がアンカーで、奥埜博亮と前川がインサイドハーフに入る4-3-3で挑んだ。
前半、ボールを握ったのはセレッソだったが、ビルドアップでのパスに正確性を欠き、再三、カウンターからチャンスを作られる。開始早々の2分、裏を取られて決定機を与えるも、ここはクロスバーに救われる。その後も何度もピンチを招いたセレッソだが、GKキム ジンヒョンの好セーブもあり、失点は防いでいたが、40分、悪い失い方からカウンターを受け、最後は呉屋大翔に決められ、柏に先制を許した。いつになく安定感を欠いた前半は、攻撃でも柏のブロックを崩せず、シュートは1本に終わった。
後半、ロティーナ監督はシステムを4-4-2に戻し、55分には、鈴木孝司、坂元達裕、藤田直之を一気に投入。すると、ここから試合の流れはセレッソへ傾く。59分、丸橋祐介の直接FKがGKに弾かれたところを柿谷曜一朗が詰めてゴールに迫ると、63分には、坂元が縦に突破してクロス。鈴木がうまく合わせたが、ここはポストを叩いた。75分にも、坂元のスルーパスから抜け出した柿谷がGKと1対1のチャンスを迎えたが、GKの好守に阻まれる。79分にも、4分前にピッチに入った清武弘嗣のパスからゴール前が混戦になり、最後は坂元が押し込んだが、またもGKに防がれ、得点は奪えない。
猛攻を仕掛けるも、1点が遠いセレッソ。すると、84分、パス交換がズレたところからカウンターを食らい、最後は江坂任に決められ、痛い2失点目を喫してしまう。これで意気消沈したセレッソは、90分にも再び江坂に決められ、万事休す。グループステージを3戦全勝の1位で通過し、3年ぶり2度目のルヴァンカップ戴冠への期待も高まっていたが、柏の術中にハマる形で、あえなく準々決勝で敗退することとなった。