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【Match Preview 横浜FM戦】昨季のリーグ王者との対戦。首位を追走するために、乗り越えたいビッグマッチ

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前節から中3日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、明治安田生命J1リーグ第16節、横浜F・マリノス戦に挑む。ホームに北海道コンサドーレ札幌を迎えて戦った前節、セレッソは開始早々、相手のミスを突き、奥埜博亮が先制点。この得点が、セレッソにとってクラブのJ1通算1000得点のメモリアルゴールとなった。その後は札幌にサイドから攻め込まれるシーンも続いたが、クロスを上げる選手に対してしっかりと体を寄せ、中ではマテイ ヨニッチと瀬古歩夢が跳ね返す「組織的な守備」(キム ジンヒョン)を披露。そして最後は、その守護神自身が好セーブを見せ、リーグ戦では今季7度目となる無失点を達成した。

これでリーグ戦は4連勝。攻撃では6試合連続で複数得点。守備でも2試合連続で無失点。攻守のバランスは良い。前節はレアンドロ デサバトも復帰し、中盤に強度をもたらした。8月の後半から調子を上げていたブルーノ メンデスの欠場が続いている前線も、前々節は都倉賢に藤尾翔太、前節は奥埜とFW陣にゴールが生まれており、出場する選手たちが結果を残す好循環が続いている。


そんな上り調子で迎える今節の相手は、昨季のリーグ王者・横浜FM。直近の試合では、川崎フロンターレと名古屋グランパスに連敗しているが、その前は3連勝も飾るなど、標榜する“アタッキング・フットボール”が機能した時の爆発力はJ屈指。セレッソとしては、守備で耐える時間が長くなったとしても、決して慌てず対応することが勝利には欠かせない。サイドを取られても、粘り強く真ん中を固めてしのぎたい。その上で、相手のハイラインを攻略する攻撃で得点に結びつけていきたい。打ち合いという相手の土俵に上がるのではなく、先制し、試合をコントロールする展開に持ち込みたいところだ。


第13節・横浜FC戦から始まった9連戦も、今節が5試合目。折り返しとなる。出場時間が増えている選手たちのコンディションは気がかりだが、勝利が続いている状況が何よりの癒しになっているか。今節の横浜FM戦を皮切りに、中2日でヴィッセル神戸戦、中2日で鹿島アントラーズ戦と続く3連戦は、今季の日程の中でも最も過密であり、正念場。チーム全員��力を結集させ、首位の川崎に食らい付いていきたい。
■ロティーナ監督

Q:昨年の対戦後も相手を称えるコメントを残していましたが、横浜F・マリノスに対する印象について
「昨季、彼らは素晴らしいサッカーをしたからこそ王者になり、王者にふさわしいプレーをしていました。今年は全てのチームにとって、コロナウィルスの影響で難しいシーズンになり、それは彼らにとっても同じ。何人か主力選手がケガで離脱していた時期もありました。その後、ACLも見据えて新しい選手を獲得し、チームの編成は少し変化がありました。だからこそ、強いチームであり続けていると思うし、それは明日も変わらないです」

Q:目の前の試合が最も大切という前提の上で、今節の後、中2日でヴィッセル神戸戦、中2日で鹿島アントラーズ戦と続きます。今節の采配に影響はありますか?
「確かにとても難しい1週間が待っています。リカバリーの時間も短いです。Jリーグは拮抗したリーグで、全てのチームが強いですが、特に強い3チームと対戦することになります。何人かの選手を休ませる必要は出てくると思いますが、私のアイディアとしては、1週間や2週間のプランを作るのではなく、日々、試合のプレーや練習の様子を見て、メディカルスタッフから報告も聞いて、プレーする選手を選んでいくアイディアでいます」

■片山瑛一

Q:最近は左サイドバックで先発するなど、プレータイムが伸びているが、現状をどう捉えていますか?
「今までよりもチャンスをもらえていますし、その中で、チームとしての役割を果たした上で、自分らしいプレーを出していきたいと思っています」

Q:左サイドバックというポジションについては?
「見える景色はまた違いますが、求められている役割は整理できています。その中で、より自分の色を出せるようになってきているとも思う。選手それぞれに特徴も違いますし、その中で、自分が出た時は違いを生み出せるようにと常に考えてプレーしています」

Q:攻撃力に特長がある横浜FMに対して
「間違いなく強いチームですし、スピード感のある、怖さのあるチームです。そういった相手に対しても、自分���ちらしい戦いをして、しっかり勝点3を持って帰りたいです」

Q:状況次第では、水沼宏太選手とマッチアップする可能性もあるが、意識はありますか?
「特別、意識することはないですが、やられないように、ということだけは意識して、強い気持ちで対戦したいと思います」

■西川潤

Q:FWは競争が激しい中で、出た選手が点を取る好循環にもなっているが、自身の現状について、どう捉えていますか?
「短い出場時間でも、常に結果を出す意識で毎試合やっています。チャンスを作り出すことや、得点やアシストといった結果を残していく、という心構えでやっています。与えられた時間で一つひとつ結果を積み上げていくことが大事だと思っています」

Q:ここ2試合、西川選手と藤尾選手が同時にピッチに立ち、未来も感じるが、藤尾選手のゴールには、同じルーキーとして、競争意識も掻き立てられますか?
「そうですね。同じ世代の選手ですし。ただ、同世代だけではなく、他の選手も含めて、競争意識は強くあります」

Q:日産スタジアムについて
「高校の時はプレーしていないですが、中学の時はマリノスだったので、試合をしたり、トップチームの前座試合でプレーしたこともあります」

Q:プロになって初めて対戦する横浜FM戦。特別な思い入れもありますか?
「そうですね。お世話になったクラブですし、昔、プレーしていたピッチやスタジアムで、しっかりと自分の良さを出していければと思います」

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