■試合データ(選手・監督コメント/写真/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2020-09-19/
16日に行われた明治安田生命J1リーグ第25節・ヴィッセル神戸戦から中2日。3試合ぶりにホームに戻り、第17節の鹿島アントラーズ戦に臨んだセレッソ大阪。神戸戦をローテーションで回避した清武弘嗣と坂元達裕、さらに、藤田直之やブルーノ メンデスといった面々も先発に復帰し、リーグ戦5連勝中と好調な相手に対し、リーグ戦7連勝を懸けての一戦となった。
良い試合の入り方をしたセレッソは、7分、ブルーノ メンデスが奥埜博亮とのワンツーで中央を突破し、ファーストシュート。11分にも、松田陸のパスを片山瑛一が落とし、チャンスにつなげる。もっとも、鹿島がプレスの強度を高めてくると、セレッソは次第に自陣に押し込まれる時間が増えていった。飲水タイム明け、28分、29分と立て続けに右サイドのクロスからゴールを脅かされると、32分、鹿島に先制を許す。高い位置でボールを奪われ、カウンターを受けると、和泉竜司のシュートは片山がクリアも、こぼれ球をファン アラーノに押し込まれた。
鹿島のプレスに呑み込まれた形となったセレッソだが、36分、すぐさま同点に追いつく。マテイ ヨニッチ、松田、奥埜、坂元とダイレクトでパスをつないで右サイドを完璧に破ると、坂元の折り返しにブルーノ メンデスが合わせて、ネットを揺らした。
ハーフタイムを経て、仕切り直したいセレッソだったが、後半開始早々、2失点目を喫する。スローインのこぼれ球を拾われ、浮き球のパスを入れられると、エヴェラウドにマテイ ヨニッチが競ったセカンドボール、和泉のシュートはキム ジンヒョンがはじいたが、こぼれ球をエヴェラウドに詰められた。
反撃に出たいセレッソ。61分、ロティーナ監督は丸橋祐介と柿谷曜一朗をピッチに送ると、左サイドが活性化。セレッソが攻勢に出る時間が増える。71分には、清武のFKからマテイ ヨニッチが決定的なヘディングを叩き込むも、GKのビッグセーブに遭う。72分にも、レアンドロ デサバトが強烈なミドルシュートを放ったが、再びGKに好セーブで防がれた。
終盤、5バックにして守備を固める鹿島に対し、セレッソも最後まで猛攻を見せる。後半アディショナルタイムには、松田のロングスローの流れから、PA内でマテイ ヨニッチのキックを鹿島の選手が手に当てて防ぐも、笛はならず。直後にカウンターからピンチを招いたが、ここはしのぐと、返す刀で速攻。丸橋のクロスに木本恭生がドンピシャでヘディングを合わせたが、無情にもクロスバーを直撃した。
今節から、観客の上限が5,000人から8,100人に引き上げられた中、集まった6,836人の前で最後まで奮闘したセレッソだったが、1-2で無念の敗戦。リーグ戦の連勝は6でストップした。