■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)
https://www.cerezo.jp/matches/2020-10-10/
明治安田生命J1リーグ第21節。敵地に乗り込み、名古屋グランパスとの一戦に臨んだセレッソ大阪。先発は、前節から1人変更。奥埜博亮が外れ、柿谷曜一朗が2トップの一角に入った。
立ち上がり、名古屋にボールを持たれる時間もあったセレッソだが、徐々に保持率で上回り、自らのペースに引き込んでいくと、12分に決定機。清武弘嗣のパスを受けた片山瑛一のスルーパスに抜け出した柿谷がGKと1対1になるも、素早く詰めてきたGKにシュートを防がれ、得点とはならなかった。その後も清武と柿谷を中心にパスをつないで攻め込むセレッソだが、シュートには至らない。すると、35分、ビルドアップでのミスを突かれて名古屋に決定機を与えるも、今度はGKキム ジンヒョンが好セーブでゴールを許さない。互いに守備の組織は崩れず、引き締まった展開のまま、前半は0-0で折り返した。
いい流れをシュート、得点まで結び付けたい後半。56分、清武のクロスにブルーノ メンデスがヘディングで合わせてゴールに迫ると、58分には、清武と柿谷のワンツーで進入してチャンスを作るも、最後はブルーノ メンデスがシュートを打てず。前半と同様、悪くないリズムで試合を進めていたセレッソだったが、阿部浩之、ガブリエル シャビエルが同時にピッチに入った58分以降、試合の流れは少しずつ名古屋に傾き始める。
試合中盤から終盤にかけて、セレッソは押し込まれる時間帯が続いたが、名古屋のフィニッシュのシーンでは、しっかりと相手に体を寄せるなど、タイトな守備を続けていた。ただし、リーグ戦5試合ぶりの無失点まであと少しに迫った後半アディショナルタイムの90+1分、自陣ゴール前でボールを持ったブルーノ メンデスがボールを失うと、この流れから最後はマテウスに中央を破られ、シュートを決められた。セレッソとしては痛恨の失点を喫し、これが決勝点になった。
首位・川崎フロンターレとの直接対決で敗れた直後の試合、再び前を向く勝利を掴みたかったセレッソだが、攻撃で思うようにチャンスを作り切れずにいると、守備で最後にエラーが出てしまい、勝点を積み上げることはできず。ホーム連戦となる次週、巻き返しを誓う。