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【Match Preview 広島戦】タイトルへとつながる残り7試合。4試合ぶりの勝利で、ムードを上昇させたい

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清水エスパルスとのアウェイゲームに臨んだ前節、セレッソ大阪は、前半からボールを握って攻め込むも、無得点で折り返すと、後半開始早々に失点。その後、一度は清武弘嗣の今季6ゴール目で同点に追いつくも、終盤に2失点を重ねて1-3で敗れた。

この結果、直近では今季初の3試合勝ちなしとなってしまったが、いずれの試合も自分たちが準備してきたプレーをピッチで表現する時間は長く、決して悲観すべき状況ではない。ただし、勝つためには足りないモノがあったことも事実。自分たちが主導権を握って攻めている時間帯で先手を取ることや、ビルドアップの途上で相手に渡してカウンターを受ける機会を減らすこと、中央を割られて簡単に失点しないことなど、攻守における精度と堅さをより突き詰めていく姿勢を強く持ちたい。


「結果に一喜一憂せず、『自分たちは今年コレをやる』と決めていることを継続することが大事。その中で、結果が出ていない事実も受け止めて、より細かいところを詰めていくこと。ブレずに続けていけたらいいかなと思います」

今節を前に、藤田直之はこうチームの置かれた状況について話したが、勝つために、これまで継続してやってきたことに自信を持ってトライしつつ、結果が出てない事実も謙虚に受け止めて、一人ひとりがチームのために汗をかくことが必要だ。今節の相手、サンフレッチェ広島は成熟したチームであり、競った展開になることは明白。まさに細かい部分が勝敗を分けると思われるだけに、決定機で決め切ること、パス1本の精度を大事にすること、守備で一歩、寄せることなど、今こそチーム一丸で、攻守においてやれることを全うしたい。


18日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節、川崎フロンターレ対横浜F・マリノス戦で川崎が勝ったことで、今節を前に、数字上でもセレッソに優勝の可能性はなくなった。それでも、「残り1ヶ月、我々には重要な試合が待っている。チームは今、とても重要なモノを懸けて、残りの1ヶ月を戦うことになる」とロティーナ監督は語気を強める。今季のルール上、2位に入れば天皇杯への出場権を掴むことができ、それはすなわち、タイトルへとつながっている。リーグ戦の残り7試合、1戦1戦が、クラブの未来���懸けた重要な試合だ。まずは今節、4試合ぶりの勝利をホームで手にすることで、再びムードを上昇させ、現在の目標である2位に迫っていきたい。
■ロティーナ監督

Q:前節について。試合後、「1点目、2点目と簡単に失点してしまった」と話されていたが、映像を振り返って、どこに課題があったと感じますか?
「清水のチャンスは少なかったと思います。ただ、少ないチャンスの中でも、決定力がありました。1つ目も2つ目も、しっかり決めてきたという印象です。3失点目は、我々がリスクを冒した中での失点なので、仕方がないと思っています」

Q:今節の相手、サンフレッチェ広島の特長は十分に把握されていると思うが、試合を展望すると?
「広島は常にリーグの上位にいるチームで、Jリーグの中でも、強いチームの一つです。難しい試合になるとは思いますが、競争的に戦って、勝利したいと思います」

Q:リーグ戦で2位に入れば、天皇杯のタイトルにもつながっていくが?
「私はそのタイトルを夢見ています。難しいことは分かっていますが、可能性はあります。この場で改めて、サポーターの後押しをお願いしたいと思います。残り1ヶ月、我々には重要な試合が待っていて、そのうちの1試合が、明日、行われます。我々は、セレッソを代表して戦える幸運に恵まれています。セレッソのサポーターを幸福にするために戦うという状況を、幸運ながら、持っています。それは我々にとって、とても美しい仕事です。同時に、サポーターのサポートも必要としています。グラウンドでの後押しを必要としています。明日の試合では、試合開始から最大限、チームを後押して欲しいです。チームは今、とても重要なモノを懸けて、残りの1ヶ月を戦うことになります」

■坂元達裕

Q:前節のアシストで今季7アシストになりました。この数字についてと、J1・1年目の成果と課題をどう捉えていますか?
「アシストもそうですけど、ゴールを決めることもしていかないといけません。アシストはある程度、取れていますが、ゴールのチャンスもあるので、両方をもっと取っていきたいです。自分のドリブルがある程度、通用することは自信になっていますが、対応された時の対策も増やしていきたい。あと、昨季よりゴールに近い場所でのプレーは少なくなっているので、ゴールに向かってプレーすることも増やしていきたいです」

Q:活躍されている分、相手のマークも厳しくなっています。マークが2枚付くことも日常的になっているが?
「2枚で来る相手に対してどうやるか、ということが今の自分の課題です。マークに付かれているなら、シンプルに後ろを使って、陸くん(松田)がクロスを上げることもそうですし、中に入ってきたFWの選手にパスを出して、自分も中に入っていくとか、サイドに張ってドリブルするだけではなく、いろいろとやり方はあると思うので、臨機応変に対応したいです。ディフェンスの位置を見ながら、一番いい選択肢を取っていきたいです」

Q:今節について。システム上のミスマッチが起こるサイドの攻防はポイントになると思うが、明日の試合に向けて、どのようなイメージを持っていますか?
「1対1になったらガツガツ仕掛けて、ミスを恐れずどんどんチャレンジしていきたいです。何枚かで対応されても、行けると思った時は行って、中に入ってそのままゴールを狙ったり、いろんな選択肢を持ちながら、最善のプレーができるように頑張りたいです」

■藤田直之

Q:直近の3試合は未勝利ですが、内容面では、自分たちが準備していることも出せていると思います。それでも勝ちにつながっていない現状をどう捉えていますか?
「(前々節の)ガンバ戦も勝ちに持っていけた試合だと思うし、敗れた2試合も、内容なく負けているわけではないので、3試合勝ちなしを悲観することもないと思います。でも、その中で結果を出していかないといけない仕事なので。結果が出ないもどかしさもありますが、勝つためには細かいことの積み重ねだと思うので、そういうところを選手間でも話して、突き詰めていきたいです」

Q:ここ数試合、失点が増えている現状については?
「コレといった原因を見つけるのは難しいですが、やはり細かい部分を疎かにしないことが大事になります。結果については、攻めていても負ける試合もあれば、内容が悪くてもセットプレー1本で勝つ試合もある。今は流れが来ていないだけ、とも言えるので、結果に一喜一憂せず、『自分たちは今年コレをやる』と決めていることを継続することが大事。その中で、結果が出ていない事実も受け止めて、より細かいところを詰めていくこと。ブレずに続けていけたらいいかなと思います」

Q:広島の特長も十分に把握されていると思うが、明日カギになることは?
「前回、戦った試合では、ある程度、自分たちがやりたいことが出せた中で勝てました。今節も、自分たちがやろうとしていることを出していくことが大事で、それプラス、今週、広島の強みを消す練習もやってきたので、僕たちがやるべきことをやりつつ、相手の良さも消していくことができればと思います」
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