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【Match Review 柏戦】守備陣は盤石の対応で優勢に試合を進めるも、1点が遠くスコアレスドロー決着

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2020-12-12/ 4連勝を目指した今節。セレッソ大阪は、北海道コンサドーレ札幌を3-1で下した前節と同じ11人が先発。ホームに柏レイソルを迎え撃った。 試合後、両チームの監督が「拮抗した試合になった」と振り返ったように、[3-4-2-1]同士のミラーゲームとなった試合は、序盤から互いにバランスを崩さず堅い展開で進む。セレッソとしては、守備では柏の前3枚、オルンガ、江坂任、クリスティアーノに対するリスク管理を徹底しつつ、ボールを握って攻撃の打開を図る。最初の決定機は柏に訪れた。14分、カウンターからオルンガに抜け出されたが、GKキム ジンヒョンが飛び出し、シュートを体に当てて阻止。こぼれたボールも木本恭生がクリアして事なきを得た。セレッソも33分、坂元達裕がドリブルで打開してシュートを放つなどチャンスを作ったが、決定機には至らず前半を終えた。
後半は、開始早々にアクシデント。清武のFKに飛び込んだ木本が柏のGKキム スンギュと激突。その後、木本は立ち上がったが、ぶつけた箇所が頭部のため、大事を取って交代となった。ここでロティーナ監督は丸橋祐介を投入し、左のウィングバックに配置。片山瑛一を木本がいた3バックの一角に移し、大きく形は変えずに対応。直後、セレッソが立て続けにチャンスを作る。54分、清武がドリブルで切れ込んでシュート、59分にも奥埜博亮がペナルティーエリア内に進入してシュート。いずれも良い形でフィニッシュに持ち込んだが、仕留めることはできず。
60分には、ブルーノ メンデスに代わって豊川雄太がピッチに入ると、セレッソが1点を奪いにいく姿勢を鮮明にする。73分には、片山のシュートがDFに当たったこぼれ球に豊川が詰めて決定機も、惜しくもシュートはGKに防がれた。89分にも片山のクロスを清武が折り返して豊川がチャンスを迎えたが、ここはオフサイドでゴールならず。1点が遠い展開となったが、守備では盤石な対応で柏にチャンスを作らせない。オルンガに対しても常にマークを怠らず、抑え込んだ。後半は試合をコントロールし、何度もゴールに迫ったセレッソだったが、かつて桜の戦士としてプレーした山下達也が統率する柏の守備を最後まで破れず、スコアレスドローに終わった。
後半は優勢に試合を進めていただけに勝利が欲しかった一戦だが、勝点1を得たことで、ガンバ大阪との勝点差を3に縮めることに成功。自力での3位以内の可能性も残った。残り2試合、「可能性がある限り全力で勝点3を取りにいく」と坂元達裕。ホーム最終戦となる次節のサガン鳥栖戦、そして、今季の最終戦となるアウェイでの鹿島アントラーズ戦。残り2試合、”ロティーナ・セレッソ”の集大成をぶつける。

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