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【3/6 FC東京戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-03-06/ AFCチャンピオンズリーグ出場による前倒し開催として行われた明治安田生命J1第11節・川崎フロンターレ戦から中2日。セレッソ大阪は、FC東京のホームに乗り込み、J1第2節に挑んだ。先発は開幕戦と同じ11人。川崎戦を欠場した豊川雄太と奥埜博亮も復帰し、大久保嘉人も3試合連続でスタメンとなった。 立ち上がり、FC東京にボールを持たれる時間こそあったセレッソだが、最初のチャンスを生かして先制に成功。決めたのは、またしても背番号20、大久保だった。坂元達裕のパスに対し、絶妙な動き出しでディフェンスの背後を取ると、頭ですらしてネットを揺らした。
先制したことで落ち着いた試合運びが可能になったセレッソは、29分にも決定機。丸橋祐介、大久保、清武弘嗣、原川力とつなぎ、最後は松田陸のクロスのこぼれ球を奥埜がミドルシュート。際どいコースに飛んだが、GKに防がれた。セレッソは、守ってもFC東京に決定機を作らせず、危なげない内容で前半を折り返した。 このまま優位に進めていきたい後半だったが、FC東京にスイッチが入る。後半からアンカーに入った森重真人に起点を作られ、再三クロスからピンチを招くと、54分、思わぬ形で同点ゴールを許してしまう。西尾隆矢のバックパスの処理をキム ジンヒョンが誤ると、田川亨介に詰められ、そのままゴールイン。それでも気落ちすることなく戦うと、直後に再び勝ち越しに成功する。松田、清武、坂元で右サイドを崩すと、深い位置に走り込んだ大久保のマイナスの折り返しに、清武のスルーを挟み、原川がダイレクトでシュート。流れるような展開から見事ゴールに突き刺した。
原川の移籍後初ゴールで再びリードしたセレッソだが、71分、レアンドロに直接FKを決められ、またも同点に追いつかれると、その後は一進一退の攻防。どちらに3点目が入ってもおかしくない展開に。83分のFC東京の決定的なシーンでは、西尾がレアンドロのシュートをゴール手前で顔面ブロック。体を張って守ると、90+1分には、高木俊幸のキープから奥埜のパスを受けた原川がシュート。入ったかに見えたが、わずかに枠を外れた。すると、90+3分、セレッソが痛恨の失点。レアンドロのFKから森重に頭で決められ、土壇場でこの試合、初めてリードされた。その後はセレッソに反撃の時間は残されておらず、試合終了。
大久保の開幕3試合連続ゴールや原川の移籍後初ゴールなど明るい材料もあったが、2試合連続での逆転負け。試合運びや締め方、交代策など課題も浮き彫りになった。それでも、「ポジティブに捉えれば、課題が早く見つかって良かったと思う」と大久保も話したように、川崎戦、そして今節、出てきた課題と真摯に向き合い、克服することが、今後の戦いにもつながっていく。

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