【4/10 福岡戦】Match Preview
- チーム
≪ホームに戻って迎える今節。アクシデントを乗り越え、再スタートを図りたい≫
前節から中3日、セレッソ大阪はホームに戻り、アビスパ福岡を迎えて今節に挑む。敵地での一戦となった前節の横浜F・マリノス戦では、思わぬアクシデントに見舞われたセレッソ。試合前日、トップチーム選手1名、トップチーム関係者1名が新型コロナウイルス感染症の陽性診断を受けたことが判明し、試合当日の朝にもトップチーム関係者1名が陽性診断を受けた。また、Jリーグ独自の濃厚接触疑い基準により濃厚接触疑い者となったレヴィー クルピ監督も前節はベンチ入りせず、小菊昭雄コーチが指揮を執った。
もっとも、そんな緊急事態においてもチームはブレずに戦う姿勢を発揮。「清武キャプテンを中心に、いい準備ができた」(小菊コーチ)チームは一致団結して試合に臨むと、負傷者も含めて多くの主力選手を欠いての戦いとなる中、ピッチに立った選手たちは規律を保ってプレー。終盤に失点して勝点こそ逃したが、加入後初先発となった新井直人や進藤亮佑、J1デビューとなった中島元彦ら新戦力が印象的なプレーを見せ、チームの底上げとしては収穫もある一戦となった。
迎える今節。保健所の連絡により、「クルピ監督は濃厚接触者に該当しない」と判明したことで、今節は指揮官がベンチに戻る可能性もあるが、安全面を考慮して、レヴィー クルピ監督が指揮を執るかどうかの正式決定は試合当日になる。そのため、今節の前日取材に応じたのは小菊コーチ。「非常に活気のある、いい準備ができました。明日の試合に懸ける選手たちの意気込みは強く、いい準備ができたと思います」と、チームの様子を伝えた。
対戦相手の福岡は、今季からJ1に復帰。序盤こそJ2との強度の違いに戸惑う試合も見られたが、第4節で初勝利を挙げてからは、安定した戦いを続けている。ガンバ大阪とのアウェイゲームとなった前節も、ボール保持はガンバに許したが、粘り強い戦いで無失点に抑えるなど、昨季の特長であった堅守も発揮していた。「強度の高い、タフな試合になると思います。球際でのバトル、セカンドボールの回収などが重要になると思います」と小菊コーチも試合の行方をにらむ。そういった局面での戦いに加えて、福岡の守備をどうこじ開けていくかもポイント。���近の4試合では1失点に抑えている一方で、2得点に留まっているセレッソとしては、ゴールに向かう果敢な姿勢を発揮したい。
今節に向かうチームの雰囲気について、「試合に臨む選手の気持ちに大きな影響はない。今日もいい練習ができたので、明日もいい試合ができると思います」と話したのは藤田直之。「サポーターの皆さんの中にも、心配してくれている人もいると思うので、明日、しっかり勝って、笑顔を届けたいと思います」と、ホームでの必勝を誓う。ここから始まるホーム4連戦。その初戦となる今節を勝利で飾り、再スタートを図りたい。
≪前日コメント≫
※レヴィー クルピ監督は、4月6日に保健所より濃厚接触者ではないと判定を受けましたが、最大限の安全を考慮し、クラブ独自の判断で本日までのトレーニングには参加しておりません。そのため、小菊昭雄コーチが前日コメントをいたします。■小菊昭雄コーチ
Q:前節の前にアクシデントがあったが、現在のチームの雰囲気は?
「コンディションに問題があった選手やけが人も戻ってきて、非常に活気のある、いい準備ができました。明日の試合に懸ける選手たちの意気込みは強く、いい雰囲気の中で練習に取り組むことができました。明日に向けて、いい準備ができたと思います」
Q:前節を受けて、レヴィー クルピ監督からは、どのような言葉があったのか?
「『見応えのあるいいゲームができた。結果は残念だったけど、新たな発見も見られた。ここからの連戦、チーム全員でいい競争をして、乗り越えていこう』という話がありました」
Q:アビスパ福岡との今節に向けて
「福岡さんも、前からプレスに来る圧力があり、強度の高い、タフな試合になると思います。球際でのバトル、チャレンジ&カバー、セカンドボールの回収などが重要になると思います。そこでまず主導権を握れるように戦いたいと思います。守備は継続しながら、攻撃では、前節、課題が出たところを全員で共有して、いかに安定してボールを前進させていくことができるか。そのあたりが明日のカギを握っていると思います。(福岡は)セットプレーにも強みがあるチームなので、そこでの良さを出させないことも大事になります」
■藤田直之
Q:前節の前にアクシデントがあったが、現在のチームの雰囲気は?
「チーム内で陽性者が出たことで、多少、バタついた部分もありましたが、試合に臨む選手の気持ちに大きな影響はなかったと思います。今節に向けても、今まで通り、しっかり準備ができました。今日もいい練習ができたので、明日もいい試合ができると思います」
Q:直近の4試合で1失点。守備の安定が光るが、昨季までの良さも継続されている?
「そうですね。意識のところは植え付けられていると思います。前節も、守備の連動はうまくできていました。昨季まで学んだロティーナ監督の良さも残しつつ、新しいことにチャレンジしている今季ですが、その融合はうまくいっていると思います」
Q:アビスパ福岡との今節に向けて
「前節、負けてしまったので、連敗は避けないといけません。ホームでは勝ち切れている試合が続いているので、明日もホームで勝ちたいです。サポーターの皆さんの中にも、心配してくれている人もいると思うので、明日、しっかり勝って、笑顔を届けたいと思います」