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【5/2 G大阪戦】Match Preview

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≪大阪の街を二分する熱き戦い、“大阪ダービー”を制して、上昇気流に乗っていきたい≫

明治安田生命J1リーグ第12節。今年も大阪の街を二分する熱き戦い、“大阪ダービー”がやってきた。セレッソ大阪が、ホームのヤンマースタジアム長居にガンバ大阪を迎え撃つ。

今回で41回目となる大阪ダービーだが、過去40回、一度もスコアレスドローによる決着がないことが、ただでは終わらない大阪ダービーを証明している。直近の両チームは、得点、失点ともに少ないため、この試合も1点を争うロースコアでの決着が予想される。ただし、そこは大阪ダービー。スコアが早く動けば打ち合いになる可能性もあり、正直、何が起きてもおかしくはない。また、今節は互いに直近のリーグ戦から間隔が空いているため、メンバーも予測不能。どういう編成、出方で来るか、始まってみないと分からない部分もある。いずれにしても、「求めるモノは勝利のみ」とレヴィー クルピ監督も断言して臨むセレッソとしては、より上位を目指すために、何が何でも勝点3が欲しい一戦だ。

今年のチーム始動記者会見で、森島寛晃代表取締役社長は、クラブとして掲げるビジョンの一つに、「大阪のシンボルとして、アジア、世界に咲き誇るクラブになること。チームとしてもリーグ優勝を常に目指す中で、ACL、世界で活躍して、海外の方たちにも、“大阪と言えばセレッソ”と言ってもらえるようなクラブを目指していきたい」と宣言したが、“大阪と言えばセレッソ”を目指すクラブにとって、ガンバは避けて通れない相手であり、大阪ダービーが持つ重みは通常の1試合とは異なる。自身、06年以来となる大阪ダービーを戦う大久保嘉人も、「これまで多くのダービーを経験しましたが、大阪ダービーが一番、殺気立っているというか、迫力があります」と話す。そんな特別な一戦を前に、「久々のダービーなので、とても楽しみ。得点を取ってチームを勝たせたいですね」と気持ちは昂っている。

今回の大阪ダービーは、昨年のアウェイでのダービーに続いて無観客でのリモートマッチになるが、クラブは「なんかせなあかん!プロジェクト」を再始動させ、サポーターと協力し、様々な方法でホームの雰囲気を作り出すべく尽力している。そして何より、ピッチに立つ選手たちの大阪ダービーに臨��闘志はいかなる状況でも不変。「毎年思うことですが、ダービーは特別な試合です。選手にとっても、サポーターの皆さんにとっても大事な試合なので、いい試合にしたいと思っています」と清武弘嗣主将も話すように、映像を通して試合を見守るサポーターへ歓喜を届けるべく、チームは最後まで勝利を目指して戦い抜く。

ここまで12試合を終えて6勝2分4敗と上位に付けているセレッソだが、ここからさらに上を目指して戦う5月。その初戦となる今節は、“絶対に負けられない一戦”として挑む大一番だ。ダービーの後も上位陣との対戦が続く今後の戦いへ向け、“ヤンマーサポーティングマッチ”として開催される大阪ダービーで勝利を掴み、さらなる上昇気流に乗っていきたい。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督

Q:“ダービー”とは?
「サポーターの皆さんもチームと一緒に戦い、大阪の街を二分する戦い、意地と意地の戦いです。そこはブラジルのダービーとも変わりません。サポーターの行動、振る舞いは、国が違えば変わりますが、ハートの部分は同じだと思います」

Q:ダービーで最も重要なことは?
「一言で答えます。勝つことです」

Q:どんな大阪ダービーにしたい?
「点を決めて、セレッソが勝つダービーにしたいです。パンデミックで心配な世の中で、サポーターの皆さんも色々な苦労を抱えていると思います。その中で、我々を支えて下さっていることに感謝しています。私が選手たちに伝えるのは一言。『100%を出し切れ。勝つために全力を尽くせ』ということ。そのような試合を見せたいと思うので、その熱を、サポーターの皆さんに感じて欲しいです」

Q:合流した新外国籍選手や、負傷していた選手の状態について
「ケガをしていた選手も、新外国籍選手3人も、順調に来ています。明日の試合に向けても準備はできています。必要となれば、彼らもチームに力を貸してくれる、それだけの準備はできたと思います。ただ、明日のメンバーに関しては、今の時点では決めていません。チーム内での競争に勝つことで、はじめて試合に出ることになります。最後まで見極めながら、メンバーを決めたいと思います」

Q:以前、ガンバ大阪の監督も務められていたが、明日の試合に特別な意識はありますか?
「いえ、そういった意味での特別な気持ちはありません。なぜかと言うと、ブラジルでのキャリアも含めて、私はこれまで1700試合以上、監督として関わってきましたが、その中には、私が元いたクラブとの対戦は、ブラジルで何回もありました。その経験の中から私が学んだことは、やはり自分が今いるクラブのために全力を尽くすことが大事だということ。そういう意味では、セレッソのサポーターの皆さんの期待に応える試合をしたいです」

Q:現在のガンバ大阪について
「その質問に関しては、試合前の現時点ではお答えできません。話せる範囲で言うと、ガンバさんはこれまで常に、いいチームを作り上げてきたチームです。さらに、ダービーは何があってもおかしくありません。しっかりと相手をリスペクトしつつ、ダービーに臨みたいと思います」

Q:明日は、監督にとっては初のリモートマッチになるが?
「歴史に残るダービーになると思います。無観客でのダービーは、なかなかありません。僕は冗談でよく言うのですが、『観客、サポーターのいないサッカーは、妹とダンスを踊るようなモノ』だと。面白味に欠ける部分もあると思います。ただ、実際にセレッソのユニフォームを着た選手たち、ガンバのユニフォームを着た選手たちが同じピッチに立てば、それだけで気持ちが昂るモノ。選手たちはしっかりと、サポーターの期待に応える試合をしてくれると思います」

■清武弘嗣

Q:新外国籍選手もチームに合流し、現在のチームの雰囲気は?
「2週間、試合が空いたので、いい雰囲気で練習もできましたし、明日はみんな、万全の状態で試合に臨めると思います」

Q:選手全員が揃った中での再スタートとなる明日の大阪ダービーに臨む意気込みは?
「一つ残念なことは、無観客でのリモートマッチになったこと。ダービーでの無観客は残念ですし、楽しみにしていたサポーターの皆さんも残念な気持ちでいっぱいだと思います。そうした方たちに元気や勇気を届けられるような、いいダービーにしたいと思います」

Q:ホームでのリモートマッチということで、サポーターも様々な方法で試合を盛り上げようとしています。そういったサポーターへメッセージをお願いします。
「こういう状況なので、(無観客になることも)仕方ないとも思いますし、まず自分たちはサッカーができることに感謝しています。その中で、サポーターの皆さんが、応援に来られない中でもダービーを盛り上げようとしてくれていることは、僕たち選手も知っていますし、伝わっています。いい結果を出せるように頑張りたいと思います」

Q:ここまでの自身のパフォーマンスをどう受け止めていますか?
「まだまだ自分自身のパフォーマンスには納得いかないですが、チームはなんだかんだ結果も出ていることは、ポジティブに捉えてもいいと思います。今年になって、いろいろ考えることは多いですが、自分自身にしっかり矢印を向けて、戦っていきたいと思います」

Q:リーグ戦は川崎フロンターレが走っているが、そこに食らいついていくためにも負けられない?
「正直、先日の名古屋戦も見させてもらいましたが、やっぱり(川崎は)ちょっと抜けています。僕たちも、追いかけるためにも、食らい付いていくしかない。なので、多少リスクがあっても、より攻撃的に、より前から行ければいいかなと思います」

Q:その中で、明日は自身のゴールやアシストも期待されるが?
「そうですね。今年も数字にはこだわっているので。なかなか今は結果を出せていませんが、ゴールやアシストは常に欲しいと思っています」

Q:改めて、明日の大阪ダービーへ向けて
「毎年思うことですが、ダービーは特別な試合です。選手にとっても、サポーターの皆さんにとっても大事な試合なので、いい試合にしたいと思っています。僕たちは、ここまで勝っている試合も多いですが、内容的にはもっと高められる試合も多いので、明日は、いいきかっけを掴めるようなダービーにしたいと思います」

■大久保嘉人

Q:大阪ダービーと聞いてイメージするモノは?
「懐かしいな、という思いです。セレッソにいた頃の、昔のダービーを思い出します。そこから色んなクラブに移籍して、多くのダービーを経験しましたが、大阪ダービーが一番、殺気立っているというか、迫力があります。両チームのサポーターの『絶対に負けたくない』という気持ちが伝わってきて、ピッチに立つと、選手もより奮い立つ部分もあります。ダービーで勝ったときの喜びは格別です」

Q:試合が近づいてきた中で、心境は?
「久々のダービーなので、とても楽しみです。点を取ってチームを勝たせたい気持ちが一番、強いです。ただ、点を取れなくても、チームを助けるために、前から走ってディフェンスもして、チームが勝てるようにプレーしたいです」

Q:試合に勝つために必要なことは?
「先制点を取りたいですね。もちろん、相手の守備陣は個人能力の高い選手も多く、簡単には取れないかも知れませんが、それでも焦れずに、前に前に、自信を持ってゴールに向かって行くプレーをすれば、セレッソのペースになると思います。お互い、負けられない気持ちが強いので、自ずと試合は激しくなります。その意味では、球際もポイントになるし、打ち合いになる可能性もあるので、積極性も大事。何より自信を持って戦うことが、一番、大事になると思います」

Q:自身としては、開幕5戦5発の後、しばらく得点から遠ざかっているが?
「なかなか取れない時期も続いていますが、得点王を取った年も、7試合、8試合、取れないこともありました。それでも26点を取れたので、全然、心配していません。取れるときは取れるし、取れないときは取れない。取れなくても、チームのためにやることはいっぱいあるので、そこに力を注ぐことも大事。もちろん、取ることが一番ですが、そんな簡単ではないので、まずはチームの勝利に向けて戦いたいです」

Q:これまで自身が最もゴールを決めている相手がガンバ大阪だが?
「確かにフロンターレでも、神戸でも、ガンバ戦は取っているイメージはありますね」

Q:過去、大阪ダービーでは2点を取っているが、いずれもアウェイ。今節はホームで決めたい?
「もちろん。ここで取れればまた自信になるし、チームも勢いに乗る。ゴールは常に狙っていますが、ダービーで取りたい気持ちは強いです」

Q:無観客でのリモートマッチという部分については?
「寂しさはありますが、サポーターの皆さんもテレビで応援してくれると思いますし、映像を通して伝わるような激しいプレー、いいプレーを見せられるようにしたいです」

≪ガンバ大阪戦特設サイト≫

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