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【5/26 鹿島戦】Match Preview

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≪中2日で好調・鹿島とのアウェイ戦。この難局を乗り越え、流れを変える1勝を掴みたい≫

ヤンマースタジアム長居のラストマッチとなった前節のサンフレッチェ広島戦は、先制するも、逆転負け。攻守に課題が残る内容で、順位も今季初めて二桁まで下げてしまった。


5月に入り、4戦未勝利と決して良いとは言えない状態で迎える今節は、前節から中2日で、調子上向きの鹿島アントラーズとのアウェイ戦。客観的に見れば厳しい試合になることは否めない。もっとも、そのような状況だからこそ、前向きに立ち向かい、リバウンドメンタリティーを発揮しやすい状態とも言える。まさにチームの底力が試される一戦だ。


無念の逆転負けを喫した広島戦だが、その中でも、瀬古歩夢と原川力が戻ってきたことは明るい材料。両者とも前向きの矢印を持った配球に特長があり、ビルドアップでの推進力は確実に増す。球際も激しく前からガツガツとプレスに来る鹿島に対し、どうボールを運んでチャンスにつなげるかは今節のポイントでもあるだけに、自ずと彼らのプレーには期待が懸かる。直近の試合では得点力に課題を残しているだけに、前から奪って手数をかけずにフィニッシュに持ち込むプレーと、ボールを握って相手を崩す時間帯を使い分け、チャンスの数を増やしていきたい。


鹿島は現在、J1リーグで最も調子の良いチームの一つ。前節こそサガン鳥栖に逆転負けを喫したが、それまでは公式戦12試合連続で無敗を記録。ザーゴ前監督の後を受け、新たに指揮を任された相馬直樹監督の下、規律正しく、高いレベルで安定した戦いを見せている。誰が出ても変わらぬ強さを発揮している点も印象的で、今節も前節からメンバーは変わる可能性もあるが、強度の高いプレーで押し込んでくるだろう。セレッソ大阪としても、中盤でのセカンドボール争いも含め、相手に競り負けないタフなメンタルで対抗したい。

今季の中でも正念場を迎えている“レヴィー・セレッソ”。今節から続くアウェイ2連戦をどう乗り切るかは、今季全体の���でも大きなポイントになる。その初戦となる今節の鹿島戦。中2日のアウェイという難局を乗り越え、流れを変える大きな1勝を掴みたい。

≪前日コメント≫

■レヴィー クルピ監督

Q:前節から中2日。コンディション調整が主にはなったと思うが、今節に向けて改善したいところは?

「修正点はいっぱいあり過ぎて、話を始めると1ヶ月くらいかかってしまう(笑)特に変えたいところはあるので、ここではお話しできません。皆さんには申し訳なく思うが、公の場で、意識して変えたいところを話すとプラスにはならない。相手のことも考えて、そのようなコメントになることを申し訳なく思いますが、ご了承下さい。皆さんもご存じのように、サッカーは、練習でもやっていないようなことが試合では起こります。それがサッカーの楽しさでもあるのですが、もちろん、修正したいところはあります。それをチームとして意識して試合に臨み、試合で改善できれば、監督として嬉しいこと。それは間違いなく言えます」

Q:前節、原川選手が戻ってきたことは、展開力やボールを前に運ぶ上で大きいのでは?

「おっしゃった通りで、原川力が戻ってきたことで、中盤はより安定します。ゲームの中で、中盤を支配する時間が増える部分は必ずあると思います。明日の試合に出場すれば、いつも通りのプレーをして欲しい。チームにとって重要な選手であることは間違いありません」

Q:開幕以降、負傷者が続き、安定した戦いができていないが、そんな時こそ、監督が大事にしていること、監督ができることは?

「おっしゃったように、今シーズン、残念ながらけが人が何人か出てしまっています。その理由の一つは、現代サッカーがタイトなカレンダーで進められていること、しかも、試合では非常に高い強度が求められるのが現代サッカーです。その中で、どうしても負傷者も出てしまいますが、大事なことは、チーム全体の競争力であって、一人ひとりが高い意識でポジション争いをしていくこと。それにより、チーム全体のレベルが上がり、チームとして強くなれる機会だとも思っています。選手たちの競争の見極めをしっかりすることが、監督としての役目だと思っています」

■加藤陸次樹

Q:前節は、ユース時代を過ごしたサンフレッチェ広島が相手。かなり気持ちも入っていたと思うが、試合を振り返ると?

「自分自身でチャンスを作れなかった。最近はシュートが全然打てていません。前節も、シュートチャンスをなかなか作れなかった。その今の自分の課題が前節も出たと思います」

Q:チームとしても、なかなか前線までボールを運べない課題もあると思うが、その中でもシュートチャンスを増やすために、前でやらないといけないと感じていることは?

「チャンスを作れていない部分に関しては、相手も自分たちのサッカーを分析して守ってくるので仕方ない部分もあると思います。その中でも、まずは守備からやって、自分が前線で高い位置で取れればチャンスにもつながります。その上で、自分の動き出しを前面に出して、高い位置でボールを受けて、チャンスにつなげていきたいです」

Q:前節、原川選手や瀬古選手が復帰したことで、彼らから出てくるパスは、加藤選手の動き出しにも生きてくるのでは?

「そうですね。間違いなく見てくれているので、後は自分がどこに動くか。そのタイミングはしっかりコミュニケーションを取って、意思の疎通を図っていきたい。走ったら必ず出てくると思うので、どれだけ要求できるかだと思います」

Q:「前線からの守備」という部分では、元々持っていたマインドか、ボールを追いかける姿勢を見せている大久保嘉人選手に感化されている部分もある?

「守備は元々、意識として持っています。前にいたチームでも、守備のことは厳しく言われていました。もちろん、嘉人さんのように、年上の選手が走って守備している姿は、見ていて刺激を受けます。なので、どちらもあります」

Q:前から守備をすることで、自身もリズムも作れる?

「自分というよりは、チームとして、高い位置でボールを奪えればチャンスになる。それが自分のチャンスにもつながってくる。そのためには、守備もしっかりやらないといけないと思っています」

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