【7/6 広州FC戦】Match Preview
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≪グループステージもいよいよ残り2試合。今節にも1位突破が決まる可能性も≫
中2日で6試合が行われる今回のAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ。セレッソ大阪は、開幕４試合で３勝１分、勝点を10に伸ばし、グループJの２位以内を確定させた。残り２試合は1位突破を懸けての戦いとなる。今節、セレッソが勝利し、２位の傑志がポートFCに敗れると、最終節を待たずに１位が決定。ノックアウトステージ進出が決まる。
中2日での再戦となったポートFCとの第4節。セレッソは、第3節から先発8人を変更。
休養十分なメンバーが試合開始からエンジン全開で攻め込むと、12分、ショートコーナーから丸橋祐介のシュートで先制に成功。相手ボールになった際は前からプレスをかけ、高い位置で奪って攻撃につなげて試合を支配すると、45分に追加点。CKからチアゴの折り返しを大久保嘉人が決めた。後半も開始早々、坂元達裕が松田陸とのワンツーから見事なコントロールショットを決めて3点目。試合を決定付けた。その後も交代枠をフルに使い、最後までゴールを目指して攻め続けたセレッソ。試合後は、「選手たちが自分たちのクオリティーをしっかりとピッチの中で示した。今日の試合には手応えを感じています」とレヴィー クルピ監督も納得の表情で試合を振り返った。
第5節の相手は、ここまでグループステージ4連敗中の広州FC。セレッソは1巡目では初戦で対戦し、2-0で勝利を収めている。この試合では、ボール保持率71％を記録。シュート数でも大きく上回った。今節もセレッソがボールを握る展開になると思われるだけに、求められるのは、その先だ。引いて守る相手をどうこじ開けるか。初戦では、CKから2点を決めた。今節もセットプレーを有効に生かしていきたい一方で、流れの中からも崩していければベスト。第2節の傑志戦ではチアゴがミドルシュートを決めたが、今節も、遠めの位置でもフリーでボールを持てれば、積極的にシュートを狙っていきたい。若いチームで今回のACLに臨んでいる広州FC。最後に一泡ふかせようと今節に挑んでくるはずで、決して油断はできないが、セレッソとしては確実に勝点3を重ねたい一戦だ。
出場機会に飢えている選手たちがどのようなパフォーマンスを見せるか��今節の見どころ。前節は、途中から加藤陸次樹、中島元彦、山田寛人、松田力が前線に並び、喜田陽が中盤でゲームを作ったが、第3節で先発して好プレーを見せた松本泰志や小池裕太らも含め、彼らがピッチで躍動することが、チーム全体の層を厚くしていくことにもつながる。もちろん、勝利が大前提であり、グループステージ突破が最大の目的ではあるが、選手個々のアピールもまた、最後まで続けていきたい。3週間に及んだタイでの“バブル方式”によるグループステージも、いよいよラストスパート。実りある結果と成果を手にし、戦いを締めくくりたい。
≪前日会見コメント≫
■レヴィー クルピ監督
「準備としては、とにかくフィジカルコンディションを整えることを主眼に置いています。ここまで4試合、良い結果も出せているので、あと2試合も大切なことは、いいコンディションで臨むことだと思います」
Q：もう一つの試合も含め、明日の結果次第では、グループステージ1位通過が決まる状況だが？
「グループステージの突破は一番大切なところです。選手のコンディションを見極めながらも、これまでの順位ということも考えながら、明日の試合に臨みたいと思います」
Q：広州FCとは初戦で戦っているが、相手は若いチームということで、経験が足りない面もある？
「経験は、こういった国際大会では大切な部分になると思います。そうはいっても、選手のクオリティーは年齢に関係ありません。例えば、ペレは17歳でW杯に出ています。ただ、チーム全体の経験値は、こういった大会では、結果に影響するとは思います」
■瀬古歩夢
「明日も勝ちにこだわりたいです。多少の疲れもありますが、いい準備はできています」
Q：東京五輪について。代表枠が広がり、正式なメンバーになった思いは？
「自国開催なので、出たい気持ちはありました。自分自身、メンバーの枠が広がって、選ばれたことを光栄に思います。その分、金メダルという使命があることも分かっています」
Q：ここまでタイでのプレーについて。日本に戻ってもプラスに働きそう？
「自分自身、試合を重ねるごとに成長していることは実��できています。中2日という、選手としてきつい中ですが、非常に楽しくプレーできています。日本に戻っても、コンディションを維持しつつ、楽しくプレーしたいと思います」
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