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【7/6 広州戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-07-06/ AFCチャンピオンズリーググループJ第5節・広州FC戦、セレッソ大阪は、第4節・ポートFC戦から西尾隆矢を除く先発10人を入れ替えて試合に臨んだ。GKダン バン ラムは今大会初出場。山田寛人、松田力は今大会初先発となった。
開始1分、小池裕太のクロスに松田力が飛び込みチャンスを作ると、4分にも高い位置でボールを奪ってショートカウンター。山田のパスから松田力がシュートを放ち、ゴールに迫った。ボールを握り、失っても高い位置から素早く奪い返すセレッソが試合を支配すると、 9分に決定機。小池と高木俊幸で左サイドを崩し、高木のクロスに松田力がヘディングで合わせたが、ここは惜しくもクロスバーを叩いた。その後も攻め続けたセレッソは、28分、30分にも立て続けに決定機。28分、高木のクロスに山田がアウトサイドで合わせたシュートはわずかに枠を外れると、30分には高い位置で藤田直之がカット、素早く縦に付け、加藤陸次樹の落としを松田力が拾ってGKと1対1になったが、シュートはクロスバーを越えた。
再三のチャンスで決め切れないもどかしい展開が続いたが、33分、ついに待望の先制点が入る。松田力のクロスにニアへ飛び込み、豪快にボレーで合わせたのは加藤。直近2試合では好機で決め切れず、悔しさを抱えていただけに、「今日は絶対に決めてやろうという気持ちで試合に入った。ゴールもできて、勝利もできたので、本当に嬉しい」と試合後は喜びとともに安堵する様子も見られた。先制後も攻めるセレッソは、39分、40分と左サイドから連続して好機。追加点こそ奪えなかったが、主導権を握り続けて前半を折り返した。
後半は、立ち上がりこそミスからピンチも招いたが、53分に追加点。相手のセットプレーをはね返し、カウンターを発動させると、小池が長い距離をドリブルで駆け上がり、高木とのワンツーで左サイドを突破。最後はマイナスの折り返しに松本泰志が左足で合わせてネットを揺らした。これで精神的にも余裕が生まれたセレッソは、ここからゴールラッシュ。67分、小池のCKを後半から入ったチアゴがヘディングで合わせて3点目を奪うと、72分に4点目。藤田が高い位置でボールを奪い、松田力がダイレクトで入れた縦パスを受けた松本が絶妙なトラップから落ち着いてゴールに流し込んだ。
終盤は広州に攻め込まれる場面もあったが、75分に入った丸橋祐介の好カバーもあり、ゴールは割らせない。すると、後半アディショナルタイムにダメ押しの5点目。中盤で競り勝った藤田のパスを山田がヒールで落とし、裏に抜けた加藤がGKをかわし、落ち着いてゴールに流し込んだ。
前節から大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ一戦だったが、2得点の加藤に松本、2アシストの松田力に小池ら、ピッチに立った選手たちが自身の持ち味を遺憾なく発揮。「チーム全体の力が高いレベルにあると示してくれた」とレヴィー クルピ監督も褒め称える充実の内容を披露し、勝利という結果とともに、チームの底上げという大きな収穫も手にした。これで勝点を13まで伸ばしたセレッソは、グループステージ1位突破に王手をかけ、次節、2位・傑志との最終節に挑む。

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