【7/9 傑志戦】Match Preview
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≪グループステージもいよいよ最終節。勝利で1位突破を決め、ラストを飾りたい≫
3週間に及ぶタイでの集中開催となった今回のAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ。中2日での6連戦という日程を消化してきたセレッソ大阪だが、今節がいよいよラスト。グループステージの最終節となる。ここまで5試合で4勝１分、勝点を13に伸ばし、他グループの結果も踏まえ、セレッソのノックアウトステージ進出は決定した。今節は、グループJの1位突破を懸けての戦いとなる。
迎える相手は、ここまでグループステージ3勝1分1敗で勝点10の傑志。セレッソとは、わずかに3ポイント差であり、互いにとって今節は、1位通過を懸けた直接対決になる。もっとも、条件面で優位なのはセレッソ。勝利はもちろん、引き分け以上で1位が決まり、仮に敗れても1点差であれば、当該チーム同士の成績では並ぶがグループステージトータルの得失点で上回るセレッソが1位となる。ただし、もちろんセレッソが狙うは勝利のみ。勝って3連勝で締め括り、グループステージを終えたい。
ここまでの戦いを振り返ると、1巡目の3試合こそ苦しい試合も続いたが、2巡目に入り、第4節はポートFCに3-0、前節は広州FCに5-0で快勝。チーム力は確実に上向いている。特に前節は前々節から先発10人を入れ替えて臨んだ中、ピッチに立った選手たちが躍動。「チーム全体の力が高いレベルにあると示してくれた」とレヴィー クルピ監督も選手たちを称える素晴らしい試合を演じてみせた。ここまでの5試合で多くの選手がプレーし、「いい意味でのポジション争いが生まれている」（クルピ監督）と、チームは活性化され、雰囲気も高まっている。今節の前日会見に登壇した大久保嘉人も、「ほぼ全選手が出場した中で、いいパフォーマンスも出せています。競争意識も出てきました」とチーム状況を語り、「最後の1試合を全力で戦いたいと思います」と言葉に力を込めた。
傑志とは、第2節での対戦では、ボールは持てども攻めあぐね、カウンターから先制される苦しい展開となった。その中で、後半、坂元達裕のドリブルが突破口となり、アダム タガート、チアゴのゴールで逆転。何とか勝利をモノにした。今節も相手は堅守速攻を徹底してくるだろう。セ��ッソとしては、固められた守備をどう打開していくか。さらに、決定力のあるデヤン ダムヤノビッチをいかに抑えるか。このあたりは前回対戦時と同様のタスクとなる。逆転での1位突破の可能性を残している傑志は並々ならぬ思いで今節に臨んでくるだろう。セレッソとしては、そういった相手のメンタルに負けない強い気持ちを持つことも重要だ。3週間に及んだタイでの“バブル方式”によるグループステージも、いよいよ最終節。勝利を掴み、1位突破を決めて、日本に帰りたい。
≪前日会見コメント≫
■レヴィー クルピ監督
「準備としては、いつも通り、素晴らしい準備ができています」
Q：明日、仮に敗れてもグループステージの突破は決まっている状態ですが、それによって何か準備の仕方が変わることはありますか？
「仰ったように、我々の目的であったグループステージの突破は決まっています。それはサッカーにおいて難しい状況です。ただし、我々選手たちは1位で通過するために、勝利を収めるために取り組んでいますので、それを明日の試合で発揮したいと思います」
Q：これまでの5試合は様々なメンバーで臨んで来られたが、明日の試合でも大きく替える予定はありますか？
「もちろん、メディアの皆さんは明日のメンバーが気になると思いますが、この段階では多くは語れません。我々のベースとなるチームはありますが、相手も分析してくると思うので、情報としては語れません。ただ、チームの中で、本当に多くの選手がいい意味でのポジション争いをしてくれていることは、間違いなく言えることです」
■大久保嘉人
「グループステージの突破は決まっていますが、最後の試合、いい試合をして、勝って日本に帰りたいと思います」
Q：これまでのサッカー人生の中で多くの偉業を成し遂げて来られたが、ACLでいい結果を残すことはどういう意味がある？
「色んな経験をしてきましたが、ACLにはあまり出場していません。その中で、今年セレッソに戻ってきて、ACLの舞台で戦えていることは、自分の中でもとても大きなこと。セレッソでACLを優勝できれば、最高の物語になると思っています」
Q：自身ACLでは7年ぶりのゴールも含め、ここまでのグループステー��を振り返ると？
「ここまでの戦いでは負けていないですし、ほぼ全選手が出場した中で、いいパフォーマンスも出せています。競争意識も出てきましたし、最高のグループステージだったと思います。ただ、まだ1試合、残っています。この2週間は部屋からも出られず苦しかったですが、最後の1試合を全力で戦いたいと思います」
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