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【8/21 横浜FC戦】Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2021-08-21/
待望の勝利だ。リーグ戦では12試合ぶりとなる勝点3を掴んだ今節。横浜FCをホームに迎えた明治安田生命J1リーグ第25節は、前半19分に先制されるも、34分、37分とセットプレーからチアゴの2得点で逆転。後半にも坂元達裕が追加点を挙げ、3-1で逆転勝利を飾った。
天皇杯ラウンド16・サガン鳥栖戦から中2日のセレッソは、先発を3人変更。坂元、松田陸、丸橋祐介が戻り、システムは[3-4-2-1]で臨んだ。ミラーゲームとなったこの試合。最初に決定機を迎えたのはセレッソ。5分、松田陸と坂元で右サイドを崩すと、坂元のクロスに奥埜博亮が合わせたが、シュートはGKに防がれた。その後は横浜FCにボールを握られる時間も増えると、19分、先制を許してしまう。右サイドからのクロスを一度はチアゴがはね返したが、セカンドボールを拾われ、縦に付けられ失点。30分にも左サイドの裏を取られてゴールネットを揺らされたが、ここはオフサイドでノーゴールに。窮地を脱すると、34分、セレッソが同点に追いつく。丸橋祐介のFKをチアゴが頭で合わせ、豪快にゴールにねじ込んだ。さらに37分にもセットプレーからチアゴがゴール。今度は藤田直之のCKを再び頭で合わせ、勝ち越しに成功した。2点目の直後、レヴィー クルピ監督は西尾隆矢に代えて豊川雄太を投入。システムを[4-4-2]に変えた。
少々後ろが重たくなった前半とは異なり、後半は豊川が積極的に前から追うことで、全体が押し上がり、セカンドボールも拾って試合を支配。すると、55分、追加点を奪うことに成功する。GKキム ジンヒョンのパスを豊川が体を張ってキープ。清武弘嗣に落とすと、ボールを受けた清武がドリブルで運び、斜めに走ってきた坂元へスルーパス。絶妙なトラップからシュートに持ち込んだ坂元が逆サイドネットへ鮮やかに決めた。62分にも決定機。今度は丸橋のパスから豊川がキープ。後ろから走り込んできた清武へパスを送ると、清武は中のアダム タガートへパス。決まったかに思われたが、わずかにタガートには届かず。71分には、キム ジンヒョンのパスから裏を取った豊川が相手DFの1発退場を誘い、セレッソが数的優位になる。その後、81分に豊川、90分には途中出場の加藤陸次樹がチャンスを迎えるなど、最後まで攻撃の手を緩めないセレッソ。守備では終盤にいくつかピンチも招いたが、瀬古歩夢を中心に踏ん張り、失点することなくタイムアップ。
「チームの勝利の力になることができて、本当に嬉しかった。今日のゴールが自分にとってベストなゴールになりました」とは殊勲の2得点を挙げたチアゴ。試合後は、リーグ戦では約4ヶ月ぶりとなる勝利、さらにはリーグ戦におけるヨドコウ桜スタジアムでの初勝利をサポーターと分かち合い、スタジアム全体が笑顔と歓喜に包まれた。

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