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【10/3 大分戦】Match Preview

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≪リスタートは敵地での大分トリニータ戦。勝利で飾り、“勝負”の10月を始めたい≫

前節で公式戦13連戦が終わり、今節から再スタートとなるセレッソ大阪。10月はリーグ戦2試合に加え、タイトル獲得へ向けたJリーグYBCルヴァンカップに天皇杯も予定されており、クラブにとってまさに勝負の月となる。その初戦、大分トリニータのホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第31節に挑む。

ホームに鹿島アントラーズを迎えた前節は、前半から強度の高い相手の守備に苦しみ、思うようにチャンスを作れずにいたが、後半13分に原川力のゴールで先制。連勝が近づいたかに思われたが、選手交代後にサイドの守備でバランスを崩すと、途中出場の上田綺世に2得点を許して逆転負け。新体制での公式戦ホーム初勝利とはならず、悔しい結果に終わった。迎える今節は、久しぶりに1週間、間が空いての試合になる。蓄積された疲労はすぐに取れることはないが、「選手たちは元気に、またサッカーができる喜びをグラウンドで発揮してくれた。この1ヶ月で自分たちが積み上げてきた攻守のゲームモデルを全員で改めて再確認した」(小菊監督)と今週の練習に励み、心身ともにリフレッシュした状態で今節に臨む。

対戦相手の大分トリニータは、現在、勝点21で19位。J1残留へ向けて厳しい状況に立たされているが、9月の3試合はいずれも引き締まった試合を披露。第29節はサガン鳥栖とのアウェイゲームで勝点1を奪うと、前節も、敗れはしたが、名古屋グランパスを相手に奮闘。3試合で失点は1と守備は堅く、狙いのある攻撃でゴールに迫っている。セレッソとしては、相手の守備をどうこじ開けていくか。そこがこの試合のポイントになる。フィニッシュを託される加藤陸次樹、アダム タガートらFW陣のゴールに期待したい。守備では、高さのある長沢駿に警戒したい。クロス対応が重要であり、長いボールが長沢に入った後のこぼれ球への反応も大事になる。大分戦は、直近は公式戦5連勝中と相性の良いセレッソだが、直近3試合はいずれも1-0。今節も競った試合展開が予想されるだけに、セレッソとしては、先制し、優位な状況で試合を進めていきたい。

今節の後は���中2日でルヴァンカップ準決勝・第1戦の浦和レッズ戦が控えている。カップ戦に向けて弾みをつけるためにも、リーグ戦での勝点を伸ばすためにも、勝利が求められる敵地での一戦。小菊体制での“2ヶ月目”を良い形でスタートさせたい。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:久しぶりに1週間空いての一戦になるが、選手たちはリフレッシュできた様子もありましたか?
「真夏の13連戦という、満身創痍の中で選手たちは戦ってくれて、その後2日間のオフを挟み、4日間、準備しました。本当に選手たちは元気に、サッカー少年に戻ったような感じで、またサッカーができる喜びをグラウンドで発揮してくれました。パフォーマンスも高く、集中した中でトレーニングができたので、いい準備ができました」

Q:監督自身もオフはリフレッシュできましたか?
「久しぶりに妻と食事に行ったり、家の掃除をしたり、犬と戯れたり、家族とゆっくりした時間を過ごせました。色んなことをもう一度、まとめたり、考えたりする時間も含めて、素晴らしい時間になりました」

Q:中2日や3日が続き、試合を整理することも難しかったですか?
「いえ、グラウンドでできることは限られていましたが、スタッフがハードワークしてくれて、パワーポイントや映像を使って、試合間隔は短いながらも、ミーティングでやるべきことは共有できましたので、充実した1ヶ月でした」

Q:今節の相手、大分トリニータはボールをつなぐことを大事にされていて、ここ数試合は失点も少ない戦いぶりを披露しているが、今節のポイントについて
「片野坂監督が長年に渡って積み重ねてきた、攻守ともに規律が取れた素晴らしいチームです。しっかりとボールを大事にしながらも、速い攻撃と幅を使った攻撃を使い分けてきます。守備でも、プレスとリトリートを全員で共有しながら戦ってくる手強い相手だと思っています。ただ、私たちも1週間、久しぶりにリフレッシュをしながらも、この1ヶ月で自分たちが積み上げてきた攻守のゲームモデルを全員で改めて再確認しました。明日は素晴らしい内容で、いいゲームができるという自信を持って戦います」

Q:今月はリーグ戦に加えて、ルヴァンカップ準決勝や天皇杯準々���勝も控えています。チームとしてどういった1ヶ月にしていきたいですか?
「13連戦と同様、チームでしっかりとゲームモデルを共有して、いい競争をして、全員の力で1戦1戦を戦っていく。そういったことはブレずに続けていきたいです。今回も3連戦ですが、どの試合も大事なビッグゲームです。その後も、リーグ戦、天皇杯と連戦なので、日々の競争を大事にしながら、個の力を高め、グループの力を高めていけるように、引き続き取り組んでいきたいと思います」

■アダム タガート

Q:9月は代表とクラブの往復もありましたが、現在のコンディションは?
「状態としては悪くありません。ローテーションで試合に出ているので、みんなフレッシュな状態で試合に出ることができています。コンディションとしては悪くありませんが、その中で、今後、もっとゴールを取っていけるようなリズムにしていきたいです」

Q:代表での活動はモチベーションになっていますか?
「もちろん、代表に選ばれることはモチベーションにつながります。ただ、僕は今年、新たにセレッソに入り、すでにモチベーションは十分あります。もっともっとセレッソで活躍できたらいいと思っています」

Q:小菊昭雄監督になり、2トップの役割が整理された印象を受けるが、ピッチでプレーしている感覚は?
「そうですね。個人的には2トップというスタイルが好きなので、今の形は凄く気に入っています。やっぱり、1人よりは2人いた方が、相手もマークに迷うと思うので、コンビネーションを使って攻め易くもなります」

Q:今節、チームとして、自身として、ゴールを奪うために必要になることは?
「最初から最後まで攻めのサッカーを続けることが大事になると思います。最初から前からプレスをかけている時は、いいスタートを切って、最後までいい流れをキープして試合にも勝つこともできています。カギになるのは攻めのサッカーをすることだと思っています」

Q:今節の後は、豪州代表として日本代表との試合も控えているが、日本代表の印象は?
「日本でプレーして、日本代表のプレーを見ていると、オーストラリア代表と似ているところがあると思っています。特にポゼッションの面で似ています。なので、日本代表とオーストラリア���表が試合をする時は、ポゼッションがモノを言う試合になると思います。どちらが勝つかは分かりませんが、どちらがいい攻撃をできるか。そこがカギになると思います」

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