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【7/16 G大阪戦】Match Preview

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≪一戦必勝の“大阪ダービー”。球際、運動量、攻守における戦術。全てを出し尽くし、勝利だけを目指す≫

公式戦5連戦ラストとなる今節。セレッソ大阪は、ガンバ大阪のホームに乗り込み、明治安田生命J1リーグ第22節に挑む。ヨドコウ桜スタジアムで行われた第14節の“大阪ダービー”は3-1で快勝したセレッソ。今季はルヴァンカップのグループステージでも対戦し、1勝1分。4度目の対戦で3勝目を狙うとともに、リーグ戦での“シーズンダブル”を目指す。

7月に入り、セレッソは川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスの上位3チームと対戦し、1勝2分の負けなしで終えた。さらに、直近の天皇杯ラウンド16では名古屋グランパスに2-1で勝利。チームに確かな力が付いてきたことを証明する結果を残している。選手一人一人を見ると、加藤陸次樹、上門知樹、ジェアン パトリッキらが活躍し、名古屋戦では進藤亮佑のクロスから為田大貴が決勝点。試合ごとにヒーローが現れるなど、チーム内での激しい競争が結果にもつながっている。

「誰が出ても全員が共通意識を持って戦えている」と現在のチームについて語るのは奥埜博亮だが、リーグ戦に挟まれた天皇杯ラウンド16では、直近のリーグ戦から先発8人を替えた中で、名古屋に勝利。「さらにチームの団結力がアップする」(小菊昭雄監督)結果となった。それまで試合に出続けていたキム ジンヒョン、マテイ ヨニッチ、松田陸、奥埜といった主力勢も、しばしの休息を取れたことで、今節に向けた準備は万全だ。

冒頭で記したように、今季ここまで公式戦3試合を戦って2勝1分と無敗の“大阪ダービー”。直近の公式戦10試合でもセレッソの6勝3分1敗とガンバを圧倒しており、ガンバのホームではセレッソが4連勝中。サポーターと喜びを分かち合う“大阪ダービー”が増えているが、改めて“一戦必勝”の精神を持ち、気を引き締めて今節に臨む必要がある。この夏に獲得した新戦力の起用も含め、ガンバが一矢報いるべく、強い気持ちで明日の“大阪ダービー”に臨んでくることは明白。まずはそうした相手の気迫に負けず、球際の強度と運動量で凌駕することが、“大阪ダービー”に勝利するための大事なポイントになる。その上で、“小菊セレッソ”として積み上げてきた攻守を発揮し、内容面でも相手を上回りたい。直近のリーグ戦では2試合続けて終盤に追いつかれているだけに、試合の終わらせ方も重要。全ての力を出し尽くし、18人全員で試合終了の笛が鳴るまで戦い抜きたい。

目標のリーグ3位以内へ向けて、今節は3試合ぶりの勝点3がどうしても必要な一戦だ。「チームの勝利のために一人一人が戦う、走り切る、ハードワークする。今、しっかりとやれていることを明日のゲームでも変わらずやること。そこが一番大事だと思っています」(小菊監督)。スタジアムの一角をピンクに染めてくれるサポーターとともに、セレッソの誇りを胸に、“セレッソファミリー”一丸で、明日は勝利を掴み取りにいく。

≪試合前日コメント≫

■小菊昭雄監督

Q:明日の大阪ダービーへ向けた想いについて
「毎試合、リーグ戦、天皇杯、ルヴァンカップと、もちろん我々はどの試合も大切で重要なのですが、やはり大阪ダービーは、毎回、お伝えしていますが、私の中でも、セレッソファミリーの皆様にとっても、“スペシャルなゲーム”だと思っています。ただ、そうしたスペシャルなゲームではありますが、最近の好調の源である、チームの勝利のために一人一人が戦う、走り切る、ハードワークする。今、しっかりとやれていることを明日のゲームでも変わらずやること、全員が100%でファイトすること。そこが一番大事だと思っています」

Q:ガンバ大阪について、また、明日の試合展開について
「ガンバは個のクオリティーも高いですし、現在の順位やチーム状況は、大阪ダービーでは関係ありません。難しいゲームになることは覚悟しています。我々とすれば、最近はチームの成績も安定して、パフォーマンスも高い状況ではありますが、どの試合も厳しい試合でした。先制されたこともありますし、追い付かれたゲームもあります。どの試合でも流れは当然ある中で、先ほど申し上げたように、勝利のために全員が愚直に戦う。そこが全てだと思っています」

Q:中断期間以降、ガンバはハイプレスに取り組んでいるが、どう捉えていますか?
「選手も色々と変えながら、チーム戦術も色々トライされていると思います。その中で、明日、どういうチョイスをしてくるか。我々も、ガンバのスカウティングをしっかりして、ストロングとウィークは選手と共有してきました。そこを理解した上で、明日は相手も見ながら自分たちのサッカーを全うすることが大事だと思っています」

Q:ガンバは新戦力が加入し、選手層も厚くなったと思うが?
「彼らが加入する前も素晴らしい選手がたくさんいるチームだと思っていましたが、さらに層が厚くなった印象があります。チーム力としても、浦和戦や、最近のゲームも強い印象を持っています。明日も一進一退のゲームになると思いますので、しっかりとチーム全体で勝ち切れるように集中して臨みたいと思います」

Q:負傷者も何人か出ている中で、選手全員が成長している印象があるが、その源はどう感じていますか?
「振り返ると、一つターニングポイントになったのが、ホームでのガンバ戦だと思います。3-1で勝利したあのゲームから、よりチーム力も成長しましたし、個人のパフォーマンスも高い競争の中で、グングンと上がっていく過程を見てきました。ですので、明日のゲームも我々がさらに成長する、大きなビッグマッチだと思っています。前回の試合と同様、勝って、チーム力、個の力を上げていけるようにしたいと思います」

Q:大阪ダービーは今季負けなしで、最近の相性も良いが?
「大事なことは、自分たちが今、しっかりできていること、積み上げてきたことを、明日も一人一人が自信を持って発揮すること。そこが大事だと思います」

Q:舩木選手について。アカデミー時代から大阪ダービーは何度も戦ってきたと思うが、彼に期待するプレーは?
「最近、成長著しい選手の一人です。彼自身、幼い頃からセレッソのエンブレムを付けてガンバと戦ってきたので、色んな思いがあると思います。自分のプレーに集中する、チームの勝利に集中する。それができれば、明日も勝利に貢献するプレーを発揮してくれると思います」

Q:天皇杯に出場しなかった選手たちの状態について
「天皇杯を回避した選手たちは、蓄積疲労も少し取れたと思いますし、天皇杯の活躍を見て、色んな刺激を受けたと思います。明日は、そういった選手たちがまたチームを引っ張って、勝利に貢献してくれると思います」

Q:大阪ダービーに向けて、選手に伝えたことは?
「大阪ダービーが特別な試合であることはいつも伝えています。セレッソファミリーの想���を背負って戦うこと、そこが一番大事だと思っています」

■舩木翔

Q:明日の大阪ダービーへ向けた想いについて
「小さい頃からセレッソで育ってきたので、負けられない相手です。必ず勝ちで終わることが大事。何としても勝ちたいです」

Q:勝利という結果が全てだと思うが、その中で、チームとして、個人として、見せたいパフォーマンスは?
「自分はディフェンスなので、守備の部分で、失点ゼロで終わりたい思いはあります。ただ、サイドバックとして、攻撃の部分でも、クロスからアシストしたり、ゲームを作ることも考えながらやれたらいいと思います」

Q:最近ではリーグ戦での出場機会も増やしているが、試合を重ねたことで得たこと、課題などはどう感じていますか?
「リーグ戦のスピード感は速く、最初は付いていくだけという感じでしたが、守備で自分主導で前の選手を動かしたり、そこは意識しながらできるようになってきたと思います」

Q:ガンバ大阪について
「自分として、一番警戒しているのは、(食野)亮太郎です。同い歳で、小学生の頃から知っているので。特長は分かっていますし、そういう選手が出てきた時に、気持ち良くやらせると相手の流れになるので、良さを消せるようにしたいです。ドリブルでスピードに乗せないこと、1対1でも負けないことが大事です」

Q:チームとして、しっかりハードワークできていることが勝利につながっている?
「そうですね。全員で守備をするのが今のセレッソ。サボる選手はいません。全員が連動した中で守備はできているので、明日もそれはやり続けたいと思います」

Q:チームの状態は良さそうですが、気を付けたい点はありますか?
「最近の試合では、最後に追い付かれてしまったり、天皇杯でもリードした中で追いつかれたり。そういうシーンが増えているので、やっぱり失点ゼロで終わりたいです。先制点は大事ですが、失点ゼロで終ることにもこだわりたいです。そのためには、対面の相手に1対1で負けないこと。ワンツーへの対応も含めて、負けないように気を付けたいです」

Q:これまでに印象に残っている大阪ダービーは?
「昨年、自分は相模原でプレーしていたのですが、(松田)陸くんのゴールで勝った試合をすごく覚えています。陸くんのゴールを見て興奮したのを覚えています(笑)」

Q:大阪ダービーに臨むにあたり、監督からどのような声掛けがありましたか?
「『お前ならできる』と言っていただいたので、監督の期待に応えたいですし、絶対に負けたくない。何としても勝ちたいと思います」

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