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Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-08-27/
ともにリーグ戦3連勝中のサンフレッチェ広島をホームに迎えた明治安田生命J1リーグ第27節。JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・第2戦以来、17日ぶりの公式戦となったセレッソ大阪は、ベンチに清武弘嗣とブルーノ メンデスが復帰。先発の2トップは加藤陸次樹と上門知樹が並ぶ[4-4-2]で臨んだ。
立ち上がりから2トップを中心にプレスの意識を強め、敵陣に進入するセレッソ。6分、FKのセカンドボールを拾った鈴木徳真がファーストシュートを放つと、9分、山中亮輔のパスから背後を取った加藤がシュート。13分にはカウンターから為田大貴がドリブルでカットイン、わずかに枠を外れたが、際どいシュートを放った。プレスからの速攻、後ろからつなぐ遅攻と攻め立てた序盤だったが、飲水タイム明け、広島に許した最初のシュートで失点を喫してしまう。中盤での激しいボールの奪い合いが広島にこぼれたところから、中央で起点を作られ、サイドに展開されると、左ウィングバック柏好文のクロスにファーへ飛び込んだ右ウィングバック茶島雄介に頭で押し込まれた。ただし、セレッソも気落ちすることなく反撃。28分、鈴木徳真のスルーパスに抜け出した加藤がチャンスを迎えかけると、その直後、毎熊晟矢が高い位置でボールを奪取。上門のパスに再び加藤が抜け出しかけるが、DFのブロックに遭う。それでも、クリアを拾ったセレッソは、松田陸のクロスに為田がボレーで合わせたが、GK大迫敬介に防がれた。37分にも、松田のクロスに為田が走り込みヘディングシュートを放つも、ここはGK正面に飛んだ。内容的には押し気味に試合を進めたセレッソだったが、広島の守備を崩し切ることができず、前半は1点ビハインドで折り返した。
後半の立ち上がり、セレッソは山中が高い位置でボールを奪い、素早く前線へパス。そこへ走り込んだ毎熊がペナルティーエリア内で相手DFに倒されたかに見えたが、ノーファウルの判定。すると、直後にセレッソに大ピンチも、相手のシュートを西尾隆矢がゴールライン手前でクリア。何とか2失点目は防いだが、後半は広島に試合をコントロールされる苦しい展開に。ボールは持つが、効果的に中へ差し込めず、サイドからのクロスもはね返され、思うようにシュートまでいけない。63分、小菊昭雄監督は攻撃的な選手を3枚同時投入。75分には、復帰明けの清武とブルーノメンデスもピッチに送り、前傾姿勢を強めた。それでも、なかなか内容は好転せず、81分、高い位置でのパス交換のズレを相手に拾われ、カウンターを受けると、最後は満田誠のシュートをGKキム ジンヒョンがはじいたこぼれ球を松本泰志に押し込まれた。後半アディショナルタイムには北野颯太のキープからブルーノ メンデスがチャンスを迎えたが、シュートはDFに防がれると、終了直前に3失点目。公式戦としては12試合ぶり、リーグ戦では8試合ぶりの敗戦を喫した。無得点で終わったのも、第13節の名古屋グランパス戦以来となる悔しい結果となったが、「チームとして良かった点も多く、(内容は)ポジティブに捉えています。課題はしっかり修正して、全員の共有をもう一度図りながら、次の天皇杯で必ず勝利できるようにやっていきたい」と試合後に小菊監督は話した。復帰戦となった清武も、「やっていることを信じてやり続けることが一番。ブレずにやり続けることが大事だと思います」と前を向いた。リーグ戦の次節、アウェイでの北海道コンサドーレ札幌戦を挟み、広島とは天皇杯の準々決勝で対戦する。「3連敗はできない。もう一回、気持ちを入れて臨みたい」(清武)。1発勝負のトーナメント戦、次こそは“打倒・広島”を果たしたい。

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