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Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-09-07/
明治安田生命J1リーグ第28節・北海道コンサドーレ札幌戦から中4日。セレッソ大阪は、サンフレッチェ広島との天皇杯・準々決勝に臨んだ。先発は、札幌戦から2人変更。札幌戦は出場停止だった松田陸が右サイドバックに戻り、2トップの一角には加藤陸次樹が入った。
立ち上がり、セレッソは広島に左サイドを破られピンチも招いたが、すぐさま反撃。7分、ペナルティーエリアの外から奥埜博亮が思い切りよくシュートを放つと、12分には、アダム タガートがプレスをかけ、相手のバックパスをカットした加藤が持ち運んでシュート。14分にも、CKのセカンドボールを拾った鈴木徳真がシュート。中央の守備が堅い広島DFのブロックに遭うが、再三、フィニッシュまで持ち込んだ。時間の経過とともにセレッソが主導権をつかむと、GKキム ジンヒョンも含めた長短のパスを織り交ぜ、広島のプレスを回避。中盤のスペースや3バックの脇でうまく起点を作り、押し込んでいく。すると、40分、広島の守備をこじ開けることに成功。右サイドの松田から鈴木、奥埜、山中亮輔とテンポよくつないで揺さぶると、最後は為田大貴の右足で巻いたクロスに走り込んだアダム タガートが頭で合わせ、ネットを揺らした。優位に試合を進めた前半、セレッソが待望の先制点を奪った。
後半、広島は開始から3枚代えを行うなど、攻勢を強めてきたが、セレッソもカウンターから好機を作る。51分、為田のパスから背後を取った加藤がチャンスを迎えたが、GKをかわして放ったシュートは角度がなく、枠の外へ。直後には、毎熊晟矢のクロスにアダム タガートがボレーで合わせたが、ここは惜しくもサイドネットでゴールならず。前半は広島のシュートを2本に抑えたが、後半は広島にサイドで起点を作られ、深い位置まで攻め込まれる。ただし、守備陣の集中力は高く、クロス、セットプレーをはね返し、広島に決定機は作らせない。76分、83分と2人ずつ前の選手を交代させた小菊昭雄監督。チャンスがあれば2点目を狙いにいくと同時に、このまま試合を終わらせにかかるも、86分、CKのセカンドボールをつながれ、柏好文に決められ同点に追い付かれると、90+1分、川村拓夢にヘディングを決められ、逆転ゴールを許してしまう。試合はこのまま1-2で終了。天皇杯の歩みは準々決勝で止まってしまった。
サポーターからの思いが込められた熱い声援を背に、選手たちは球際でも戦い、奮闘。今季、広島に喫したリーグ戦での2敗の借りを返すべく、さらには天皇杯のタイトル獲得へ向けて、試合開始から高い集中力で相手を追い詰めた。それだけにショックも大きな敗戦となった。公式戦としても3連敗となり、今季の正念場を迎えているが、何とかチーム全体で立ち上がり、この難局を乗り越えていきたい。

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