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Match Review

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■試合データ(選手・監督コメント/スタッツ) https://www.cerezo.jp/matches/2022-09-21/
昨年の同大会の準決勝と同じ組み合わせとなった浦和レッズとのJリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第1戦。セレッソ大阪の先発は、直近の明治安田生命J1リーグ第30節・ジュビロ磐田戦から7人変更。オーストラリア代表に選出されたアダム タガートが不在の2トップには、加藤陸次樹と上門知樹が入った。
試合はいきなり動いた。2分、マテイ ヨニッチが跳ね返したボールを拾った奥埜博亮が上門へ縦パスを入れると、うまく受けて前を向いた上門がペナルティーエリアの外から右足を一閃。「自分の持ち味なので、狙い通り」と話す無回転のシュートが突き刺さり、セレッソが先制に成功した。歓喜に沸いたスタジアムだが、直後の5分、小泉佳穂のプレスを受けたマテイ ヨニッチがボールを失い、GKと1対1を迎える大ピンチ。ただし、ここはGK清水圭介がビッグセーブ。シュートを右足で止め、失点を防いだ。すると10分、今度はセレッソが奥埜と為田大貴で挟んで高い位置でボールを奪うと、為田のパスに背後へ抜けた加藤がシュート。決定機に近い形だったが、惜しくも枠の外に。序盤から激しく動いた一戦は、15分過ぎからは浦和にボールを持たれる時間も増えたが、セレッソの守備も崩れない。奪った後は素早くカウンター。両サイドからの鋭い攻撃で何度かフィニッシュに持ち込むなど、果敢に2点目を奪いにいった。前半はこのままセレッソが1点リードで折り返した。
後半も守備から入るセレッソに対し、前半は攻めあぐねた浦和が後半はボールの動かし方を変えてくる。ボランチの岩尾憲がセンターバックの間に落ち、両サイドバックが高い位置を取る。「後半は相手もロングボールを入れて、サイドで数的優位を作ってきた」と試合後に奥埜も話したが、岩尾やCBの岩波拓也が、高い位置を取ったサイドの選手へロングフィード。セレッソは何とかスライドして対応するも、後ろの4枚を広げられた状態でスペースを使われた。すると53分、右サイドを崩され失点。浦和の左サイドバック、明本考浩に深い位置まで進入されると、折り返しに伊藤敦樹がシュート。GK清水がはじいたところを小泉に押し込まれた。ここからさらに浦和の攻撃が勢いづくが、セレッソも59分に決定機。カウンターから右サイドを抜け出した毎熊晟矢のクロスにファーサイドで上門が合わせたが、シュートはDFに防がれた。続く66分にも決定機。今度は途中から入った清武弘嗣のクロスに加藤がボレーで合わせたが、惜しくもクロスバーを越えた。
ラスト15分は再び浦和の猛攻に遭うが、清水の好セーブやマテイ ヨニッチのクリアで何とかしのぐセレッソ。90分には、直接CKを決められそうになったが、ゴールラインの手前で毎熊が懸命にクリア。逆転は許さない。最後は何とか浦和の攻撃を防ぐと、このまま試合は1-1でタイムアップ。アウェイゴールこそ許したが、第2戦へ向け、「勝ち上がるチャンスは十分ある」(奥埜)スコアで第1戦を終えた。「全員がいい準備をすれば、必ず次に進めると思う。全員、決勝に行きたい気持ちは強い。自分たちを信じてやるだけ」と上門。昨年に続く2年連続でのファイナル進出へ。アウェイに乗り込み、現状の持てる力を全て発揮したい。

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