Match Review
- 4/9 札幌戦
- メディア
レオ セアラの2試合連続2得点も勝利につながらず。3失点で、今季初の連勝を逃す
■試合データ(スタッツ/試合レポート)
https://www.cerezo.jp/matches/result/2023040901/
前節に続きホーム開催となった今節。セレッソ大阪は、ヨドコウ桜スタジアムに北海道コンサドーレ札幌を迎え、明治安田生命J1リーグ第7節に臨んだ。先発は前節から1人変更。毎熊晟矢に代わりカピシャーバが右のウィングに入り、加入後リーグ初先発を果たした。
試合は序盤から動く。6分、スローインの流れから左サイドを突破され、逆サイドでフリーになった金子拓郎に決められたセレッソだが、すぐさま反撃に転じると、14分、ペナルティーエリア内でレオ セアラが相手DFに倒されて得たPKを自ら決めて、同点に追いつく。仕切り直しといきたいところだったが、その直後に失点。中央でボールを奪われると、右サイドで受けた金子のシュート性のクロスがそのままゴールイン。再び追いかける展開となった。札幌のマンツーマンディフェンスに対し、セレッソはGKキム ジンヒョンもビルドアップに加わり打開を図る。18分には、キム ジンヒョンのキックに香川真司が競り、背後にカピシャーバが抜け出してチャンス。33分、38分には左サイドを崩して為田大貴のクロスからゴールに迫る。その一方で、2失点後も札幌の攻撃にピンチの連続。長いボールを背後やサイドに蹴り分けられ、決定機を作られる。ただし、ネットを揺らされた25分の場面はオフサイドに救われ、44分の場面はキム ジンヒョンが好セーブでしのいだ。すると前半アディショナルタイム、キム ジンヒョンのキックに斜め動きでペナルティーエリア内に進入した為田が相手DFと激しく衝突。そのこぼれ球を拾った香川に絶好のチャンスが訪れたが、シュートはGKに止められた。
1点ビハインドで後半を迎えたセレッソは、肩を負傷した為田に代わり中原輝が入り、カピシャーバが左サイドに回る。前への圧力を強めると、61分、同点に追い付く。深い位置でのスローインから、ボールを受けた香川が中央をドリブルで進入。相手3人を引き付けて左サイドへパスを送ると、カピシャーバのクロスにファーで合わせたのはレオ セアラ。豪快なヘディングを叩き込んだ。背番号9の2試合連続2得点で意気上がる中、ここから逆転へともっていきたいセレッソだったが、またもその直後に失点。左右に揺さぶられてCKを与えると、ニアで田中駿汰にヘディングを決められた。三度、追いかける形となったセレッソは、66分に交代で入った加藤陸次樹が攻撃を活性化。さらには80分、4日前のルヴァンカップでプロデビューを飾ったばかりの阪田澪哉が投入され、1点を奪いにいく。ただし、終盤にかけては札幌に押し返される時間帯もあり、同点に追い付くには至らず。このまま試合は2-3で終了。今季初の連勝はならず、今季の公式戦でのホーム初黒星を喫した。
「2点を取れたことは嬉しいですが、勝利に結び付かなかったことが悔しい」と試合後は肩を落としたレオ セアラだが、彼の本領が発揮され始めたことはチームにとっても大きい。相手の対策も含めた試合の入りを整理し、失点を減らすことで、勝利に結びつけていきたい。