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Match Preview

  • 9/30 湘南戦
  • メディア

3試合ぶりにホームに戻って迎える今節。連敗を止め、トップ3へ向けて再加速する大きな一勝を目指す

 

首位・ヴィッセル神戸との大一番に敗れた前節から中6日、セレッソ大阪は、3試合ぶりにホームに戻り、湘南ベルマーレとの明治安田生命J1リーグ第29節に挑む。今シーズンも残り6試合、上位に踏み止まり、目標のトップ3を達成するためにも負けられない一戦だ。

 

前々節の鹿島アントラーズ戦に続き、敵地での上位対決となった前節は、前半こそ神戸と互角に渡り合うも、後半は立ち上がりから押し込まれると、59分、1発のパスからサイドの裏を取られて失点。ホームの後押しも背に、尚も畳み掛けてくる相手に対し、セレッソは自陣に閉じ込められる時間が続き、反撃の糸口を掴めない。途中出場の奥埜博亮、上門知樹、柴山昌也、渡邉りょう、新井晴樹らも何とか打開すべく奮闘したが、最後まで決定機らしい決定機を作ることができず、0-1の敗戦を喫した。3連勝で意気揚々と臨んだ上位直接対決2連戦だったが、終わってみれば、どちらも得点することができず、2連敗。優勝争いからは後退を余儀なくされた。「アウェイでの大一番2連戦で、2連敗。その事実を全員でしっかりと受け止めてやっていくことが大事。私自身も気付きがいっぱいあった」と振り返った小菊昭雄監督。今週のミーティングでは、「日々のトレーニングで求める基準を上げていく」ことを全員で共有。プレーの強度、クオリティー、両面で基準を高め、より「心技体で戦える選手が揃った集団」として成長していくことを誓った。

「各々、感じたことはたくさんあると思う」と香川真司も指摘するように、チーム、そして選手個々で痛感した、この2試合で足りなかった部分は今後の戦いに生かしていかなければならない。「強度、インテンシティのところで鹿島にも神戸にも負ける部分が多かった。その部分は個人として、意識して練習した」と舩木翔も今週の取り組みを振り返ったが、まずは選手一人一人が局面のバトルで競り負けないことは、今節も重要になる。その上で、ボールを握って押し込む攻撃、素早く背後を突いてゴールを狙う攻撃を使い分け、湘南の粘り強い守備を打ち破っていきたい。今節はシステム上のミスマッチも起こるだけに、セレッソとしては、3バックのチームとの対戦が続いた8月と同様、うまくサイドで数的優位を作りながら、3バック脇を攻略していきたい。神戸戦翌日、愛媛FCとのトレーニングマッチでは、奥埜やキム ジンヒョンといった主力選手たちも90分フル出場。「新たな競争」(小菊監督)がスタートした中で、ピッチに立つ顔ぶれにも注目だ。

 

「勝点60以上、トップ3」。今季の立ち上げから掲げてきた目標を再確認して残り6試合に挑むセレッソ。まずは今節、ホームでは競った展開になることが多い湘南との一戦をモノにして、シーズン終盤の再加速へつなげていきたい。西尾隆矢は言葉に力を込める。「2連敗の流れを変える勝利を掴みたいし、チームに貢献したい」。敗戦の痛みを払拭するには勝利しかない。3試合ぶりにホームに戻って迎える今節。ヨドコウ桜スタジアムに集うサポーターとともに一丸の雰囲気を作り出し、チーム全員で3試合ぶりの勝点3を掴み取る。


試合前日コメント

小菊昭雄監督

Q:直近の上位対決は連敗となってしまったが、今週の練習でチーム、選手たちに強調したことは?

「もう一度、チームで目指す目標を共有しました。とにかくトップ3、そこにこだわっていこうと。今までキャンプからそこを目標に、勝点を大切に、大切に積み上げてきました。我々の目標である勝点60以上、トップ3、そこにこだわってやっていこうという強い思いを全員で共有しました」

 

Q;サッカーの中身やプレー面で共有されたことは?

「この2試合、大一番、アウェイ、優勝争いの中、プレッシャーがかかったゲームでした。もちろん相手の強度も高かったですし、独特なアウェイの雰囲気もありました。その中で、私たちの中でもトップクラスの技術を誇る選手たちが、その技術を発揮できない。そういった選手が多かった試合だったとも思っています。もう一度、本当の意味で戦える選手、いい選手という定義を、全員で確認しました。心技体、全てが整わないといけない。そのために、日々の基準を上げていく。私自身も含めて基準を上げていく。その中で、今積み上げているサッカーを全うしよう、という話をしました」

 

Q:残り6試合、再スタートとなる今節ですが、湘南とは毎回、競ったゲームになります。プレスとリトリートを使い分けてくるチームだとも思いますが、勝利するために必要なことを、どう考えていますか?

「湘南が強いということは、私たちは理解しています。スタッツも高い数字を残しています。前線にはクオリティーの高い選手も揃っています。相手の攻撃に対し、時間とスペースを与えないこと。しっかりと出どころを抑えること。そこをベースにゲームをコントロールする。攻守含めてゲームをコントロールする時間を増やしていけるか。そこが大事だと思います。明日はホームに帰れますので、サポーターの皆さんと勝点3を目指して戦っていきたいと思います」

 

舩木翔選手

Q:直近の上位対決は連敗となってしまったが、今週の練習で、チームとして、個人として意識して取り組んだことは?

「この2試合、上位対決で、勝てば優勝につながる素晴らしい緊張感のある試合でしたが、

1点も取れずに負けてしまいました。その中で、強度、インテンシティのところで鹿島にも神戸にも負ける部分が多かった。その部分は個人として、今週は意識して練習したつもりです。チームとしては、ゴール前で相手を張り付ける、押し込む状況を作るように、というトレーニングをしてきました」

 

Q:この2試合こそ負けてしまったが、この時期に上位争いができている状況、環境をどう考えて日々を過ごしていますか?

「今シーズンの途中から試合に出させてもらっている中で、成長できる環境をいただいていると思います。その中で、結果という部分が自分には足りないですし、前節のような大一番でミスが多かったので、もっと突き詰めてやっていかないといけないと思います」

 

Q:湘南とは天皇杯ラウンド16で対戦し、PK戦の末に敗れているが、勝利するために必要なプレーはどう考えますか?

「一つ一つのプレーの質、パスを付ける足、そういう細かい部分にもこだわってやっていきたいですし、クオリティーを上げていけば、相手のディフェンスも止められないと思います。カピ(カピシャーバ)との連係もカギになります。自分たちはサイド攻撃を武器にした中で、中央を使いながらサイド、といった使い分けも大事にしていきたいです」


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