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Match Review

  • 5/18 福岡戦
  • メディア

今季最多の3得点で快勝。アウェイ・福岡の地で7試合ぶりの勝利を飾る


試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024051801/

雨中の激闘となった前節のFC町田ゼルビア戦から中2日。セレッソ大阪は、連敗を3で止めるべく、アウェイ連戦となるアビスパ福岡との明治安田J1リーグ第15節に挑んだ。先発は前節から3人変更。レオ セアラとルーカス フェルナンデスが2試合ぶりに戻り、ヴィトール ブエノが第6節・柏レイソル戦以来、9試合ぶりのスタメン。ベンチには、第12節のガンバ大阪戦で負傷した毎熊晟矢も3試合ぶりに戻った。



試合は立ち上がり、福岡の圧力を受ける形でスタート。サイドからのクロスを何度か入れられたが、しっかり跳ね返すと、5分、相手のパスを引っかけ、レオ セアラが遠目の位置からロングシュートでゴールを狙う。7分にもセアラがドリブルで相手DFのファウルを誘い、FKを獲得。すると、このリスタートからセレッソが先制に成功する。フェルナンデスがそのまま入れず、ブエノにパスを出して変化を付けると、ブエノのクロスに競った西尾隆矢が粘ってパスを送ると、受けたブエノがシュート。これが前線のセアラへパスのような形になり、セアラが見事なトラップから反転、振り向きざまにシュートを決めた。未勝利が続いた直近6試合はいずれも先制され、試合を難しくしていただけに、何としても欲しかった先制点だったが、桜のエースが今季12点目となるゴールを見事に叩き込んだ。



試合前日、「それぞれの役割、色を輝かせられるように、組み合わせや立ち位置、タスクは整理していきたい」と話していた小菊昭雄監督だったが、今節のセレッソは中盤の配置に変化を加え、ブエノをトップ下に、田中駿汰と奥埜博亮のダブルボランチでスタート。奥埜が守備でスペースを埋めるとともに、セカンドボールを拾って田中の負担を軽減。相手にチャンスを与えず試合を進めると、攻撃では縦への意識が強く、古巣対戦となったジョルディ クルークスやフェルナンデスが積極的にシュートを狙う。すると29分、CKから追加点。フェルナンデスのキックに中央で田中が頭で合わせ、ネットを揺らした。前半終了間際は何度かピンチも招いたが、失点は許さず。2点リードで前半を折り返した。



後半もセレッソがボールを握って試合をコントロール。引き続き福岡のクロスに対してしっかりと競りながら、セカンドボールも拾ってゲームを進めていく。61分、福岡のシャハブ ザヘディがこの試合、2枚目のイエローカードで退場になる。前半から鳥海晃司らがしっかりと体を寄せて対応し、福岡のエースに仕事をさせなかったことも今節の勝因となった。数的優位に立ったセレッソは、ここから時間を使いながら3点目も狙うと78分、途中出場の上門知樹が相手ディフェンスの背後を取って、強烈なシュートを放つ。試合終盤、福岡は5人の交代枠を使い切った状態で選手が負傷でプレー続行不可能に。ここからセレッソは2人多い状態になったが、90+7分、福岡に決定機を作られる。ただし、サイドからのクロスにウェリントンが頭で合わせたシュートはGKキム ジンヒョンがビッグセーブで失点は阻止。すると直後にセレッソがダメ押しの3点目。清武が高い位置でボールを奪うと、上門がドリブルで運んで清武にパス。ペナルティエリア手前で受けた清武が内に巻いた正確なクロスを逆サイドへ送ると、飛び込んだ為田大貴がボレーで合わせる。一度はGKに止められたが、クロスバーに当たって跳ね返ったところを再び頭で押し込んだ。為田にとっては今節がJ1通算100試合。節目の試合を自ら飾った。途中出場3選手が絡んで崩した3点目とともに試合は終了。第8節・川崎フロンターレ戦以来、実に7試合ぶりの勝利を手にした。





「選手たちは(勝てない時も)常に前向きにトレーニングに励んでくれていました。常に良い雰囲気でトレーニングを変わらずできていたこと。それが今日の勝利につながったと思います」と小菊監督。苦しんだこの1ヶ月も「学び」(小菊監督)に変えて、ここから再び勝利を重ねていきたい。


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