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Match Review

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渡邉りょう、阪田澪哉の今季初ゴールを含む3得点で勝利。天皇杯3回戦進出を果たす

 

試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024061205/

FC町田ゼルビアとのJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦から中2日。舞台を天皇杯に移し、セレッソ大阪は、大分県代表ジェイリースFCとの天皇杯2回戦に臨んだ。先発は、直近の試合から舩木翔と奥田勇斗を除く9人を変更。GK清水圭介が今季初出場を果たし、渡邉りょうがルヴァンカップ1stラウンド2回戦以来、約2ヶ月ぶりの出場となった。



立ち上がり1分、セレッソはCKから相手に決定機を作られたが、シュートが枠を外れて失点は免れた。ただし、最初のヘディングもフリーで打たせており、「そこは反省点。セットプレーはリーグでもやられているので、修正しないといけない」と山下達也も振り返る。ここからはボールを握り、すぐさま主導権を奪い返すと、7分、先制に成功する。山下、ジョルディ クルークス、平野佑一、清武弘嗣とテンポ良くパスをつなぐと、清武がドリブルで運んで絶妙なクロス。「絶対にボールが出てくる」と信じて走り込んだ渡邉へピンポイントで届けると、背番号35が見事なボレーシュートで合わせてネットを揺らした。公式戦における今季初ゴールを決めた渡邉。ケガもあり、出場機会から遠ざかっていた時期も、「どう悔しさを力に変えて、ピッチに立った時に結果を出すかが大事だと思っていた。そこを常に考えて日々を過ごしていました」と自らと向き合い準備を重ねていた。「まずは今日、ゴールという結果に結び付いたことは良かったですし、次につなげることができたと思います」と自身の“今シーズン”がようやくスタートした。続く14分にも追加点。右サイドで起点を作ったクルークスのパスをニアゾーンに走り込んで受けた阪田が右足でトラップし、反転して見事に左足で決めた。昨年、プロ初ゴールを決めた天皇杯2回戦で今季も結果を残した。その後は3点目のチャンスを逃すと27分に1点を返され、31分にも決定機を作られたが、ここはGK清水が足に当ててビッグセーブ。1点リードで前半を折り返した。







後半開始から北野颯太に代わって上門知樹が2トップの一角に入ると、51分、清武のパスを受けた上門がミドルシュート。惜しくも枠は外れたが、相手ゴールを脅かした。57分にも、阪田が縦に突破してチャンスを作ると、64分に3点目。舩木翔のフィードを受けた阪田が再び縦に突破してクロスを上げると、ファーサイドから飛び込んできた為田大貴が頭で合わせ、ゴールにねじ込んだ。3分後にも、この試合、随所に別格のプレーを披露し続けていた清武のパスから渡邉が決定機を迎えたが、ここはシュートをGKにストップされた。途中から柴山昌也、山田寛人らも交代で入り、4点目を目指して攻めるセレッソは、78分、柴山が得意のドリブルでカットインしてシュート。83分には、山田が高い位置でカットして自ら持ち込みシュートと、それぞれ果敢にゴールに迫る。守備では、82分にPKを与えてピンチを招いたが、ここは相手のシュートが枠を外れて事なきを得た。85分、舩木のフィードから背後を取った柴山がループシュートで狙うもわずかに枠の外。87分にも、再び柴山が細かいタッチのドリブルで相手を外してシュート。ただし、ここも相手GKの手に当たった後にクロスバーを叩いてゴールならず。悔しさを露わにした背番号48だが、短い時間でインパクトのあるプレーを連発した。








試合はこのまま3-1でセレッソが勝利。ジェイリースFCの巧みなボール運びの前に、守備で後手を踏む場面も見られたが、前半から得点を重ねて3回戦進出を果たした。「1発勝負のトーナメント、一番優先されるのは勝利。そこに尽きる」と指揮官も試合を総括。さらに、「たくさんの選手が躍動してくれたことも、勝利とともに嬉しいこと。ここからまた競争が激化すると感じています」とも話した。次なる公式戦は、中2日で迎える明治安田J1リーグ第18節・浦和レッズ戦。5連戦の5試合目となるが、勝点で並ぶ相手に対し、「今後のリーグ戦を左右する大事な一戦」(小菊監督)。必勝を期して準備を重ねたい。

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