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Match Review

  • 6/22 磐田戦
  • メディア

終盤の猛攻も勝ち越しには至らず、痛い引き分け。7位でリーグ前半戦を終える


試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024062207/

浦和レッズに勝利した前節から中6日。セレッソ大阪は、アウェイに乗り込み、連勝を目指してジュビロ磐田との明治安田J1リーグ第19節に臨んだ。先発は前節から1人変更。ヴィトール ブエノに代わって上門知樹がトップ下に入った。

開始直後、セレッソは立て続けにCKを獲得するなど、相手を押し込む入りを見せる。その後もボールを握って試合を掌握、セカンドボールも拾って磐田を押し下げることに成功すると、12分には、ルーカス フェルナンデスとカピシャーバが続けてクロスを上げるなど、両サイドを起点にゴールへ迫った。ただし、中央が固い磐田の守備をこじ開けるには至らず。決定機と呼べる場面はなく、前半放ったシュート4本の内3本はペナルティーエリアの外からだった。守備では、しっかりラインを上げて、コンパクトな陣形で対応。マテウス ペイショット、ジャーメイン良といったJ1でも屈指の強力2トップに対しても、西尾隆矢と鳥海晃司のCBコンビを中心に仕事はさせず。サイドからのクロスもしっかり跳ね返した。特にこの試合で素晴らしいプレーを見せたのが西尾。34分、36分と連続して奥田勇斗の背後を狙われたが、いずれも西尾が好カバーを見せ、失点を防いだ。前半は両チーム、集中力の高い守備により、スコアは動かず0-0で終了した。







後半は、立ち上がりからセレッソが磐田の攻撃を受ける展開に。ややアバウトなボールでも、そこから競り勝ってシュートまで持っていく磐田に対し、49分、CKからの被決定機はGKキム ジンヒョンが好セーブ防ぐと、52分のピンチもキム ジンヒョンとDF陣が体を張って対応。何とか失点は免れたが、ここで与えたCKから失点。ファーで西尾がクリアしたボールを拾われると、松原后に強烈なシュートを決められた。GKも防ぐことが難しいコースへ飛んだ分、相手を褒めるしかないが、試合後の選手たちは、そこに至る過程を課題に挙げた。直後の59分にもカウンターからピンチを招いたが、最後はシュートが外れて2失点目はしのいだ。すると、ここからセレッソが反撃に出る。62分に柴山昌也、67分に渡邉りょうが入って攻撃を活性化させると、68分に決定機。柴山が起点となって左サイドを攻略。最後は舩木翔のクロスに渡邉が相手DFを外してニアで合わせたが、シュートはクロスバーを越えた。71分には、柴山のスルーパスから背後を取ったレオ セアラがペナルティーエリア内で相手に倒されたかに見えたが、笛は鳴らず。それでも76分、セレッソが同点に追い付く。フェルナンデスのCKを、セアラが頭で合わせてゴール。DFに囲まれた状態ではあったが、体の強さを発揮した。







桜のエースの今季14点目で勢い付いたセレッソは、ここから終盤にかけて怒とうの攻撃を展開。80分、フェルナンデスのFKを渡邉がファーで折り返し、セアラと西尾が飛び込み、ゴールに近づくと、86分にはショートコーナーから、フェルナンデスのクロスをニアで西尾がフリック。ファーの渡邉が詰めたが、ヘディングは惜しくも枠を外れた。88分には、田中駿汰のパスを受けた柴山がカットインからシュート。決定機に近い形だったが、GKの正面に飛んだ。最後は平野佑一とジョルディ クルークスを投入して攻め込むも、決勝点にはあと一歩及ばず。連勝でリーグ前半戦の締めくくりとはならなかった。試合後は、同点ゴールを決めたセアラも、「上位に加わっていくためには、今日の引き分けは痛い。チャンスもたくさん作ったので、(逆転となる)得点に結び付けないといけなかった」と悔しさを露わにした。後半だけで11本放ったシュートを何とか逆転に結び付けたかった。リーグ後半戦へ向け、「負けないチームから勝ち切るチームに成長していかないといけない」と小菊昭雄監督。サガン鳥栖、名古屋グランパスとのホーム連戦となる次週、連勝を果たし、上位を追撃していきたい。


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