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Match Review

  • 6/26 鳥栖戦
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5試合ぶりにクリーンシートを達成。リーグ後半戦のスタートを白星で飾る


試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024062607/

リーグ後半戦のスタートとなった今節。セレッソ大阪は、ホームにサガン鳥栖を迎え、明治安田J1リーグ第20節に臨んだ。先発は前節のジュビロ磐田戦と同じ11人。トップ下には、前節に続いて上門知樹が入った。



開始早々、その上門が前からプレス。鳥栖に蹴らせて、奥埜博亮がセカンドボールを拾う。前回対戦時では、鳥栖のビルドアップに守備で後手を踏んだセレッソだが、今節は連動した守備で鳥栖の攻撃を抑えると、奪ったボールも素早くつなぎ、敵陣に入っていく。4分に最初の決定機。複数の選手で細かくつないで中央を割ると、最後はレオ セアラが左足をコンパクトに振り抜いた。ここはポストを叩いてゴールとはならなかったが、8分、先制に成功する。奥田勇斗が右サイドのスペースへパスを送ると、走り込んだルーカス フェルナンデスが深い位置からダイレクトでクロス。戻って対応した相手選手のヘディングでのクリアが鳥栖のゴールに吸い込まれた。オウンゴールという形ではあったが、「立ち上がりから選手たちが攻守にゲームプランを全うしてくれた」と小菊昭雄監督も振り返ったように、セレッソが攻守に勢い良く試合に入った結果、生まれたゴールでもあった。続く11分には舩木翔のクロスから、17分にもセアラが背後に抜けてチャンスを作ったが、追加点とはならず。前半の中盤以降は鳥栖にボールを持たれる時間も続き、自陣右サイドから何度かチャンスを作られたが、西尾隆矢と奥田もしっかり対応。失点を許すことなく、前半は1点リードで折り返した。





後半に入って早々、立て続けにCKを獲得すると、52分に決定機。フェルナンデスのキックをファーで田中駿汰が折り返し、中でセアラが詰めたが、ここは相手GKに防がれた。ここからは選手交代も行って反撃に出てきた鳥栖に対し、セレッソは守備の時間も増えていくが、カウンターから何度も好機を作る。68分には、最終的にオフサイドにはなったが、GKキム ジンヒョンから奥田、セアラとつなぎ、背後を取った上門がポスト直撃のシュートも放った。71分、前節と同様、上門に代わって柴山昌也がトップ下に入ると、82分、柴山に決定機。フェルナンデスが自陣でボールを奪い、そのままドリブルで運び、ゴール前へ走り込んだ柴山へ絶妙なラストパスを送る。GKとの1対1という絶好のシチュエーションを作った柴山だが、シュートは惜しくもGKに防がれた。試合後、この場面について柴山は、「ニアは空いているように感じなかったので、ファーに力強く蹴ろうと決断したのですが、冷静に映像を見たら、相手GKもファーを予測して先に動いていました。ニアに流し込めば入っていたと感じています」と振り返った。「ああいう場面でいかに冷静に自分の技術を発揮できるかが今の課題」と悔しさを露わにしたが、次節以降に期待したい。チームとしても、「2点目を取れなかったことが今回の反省点」(西尾)と、試合を決定付けることができずにいると、終盤は自陣に押し込まれる場面も増えた。それでも、チーム全員が守備の集中を切らさず体を張ってブロック。90分にはセアラに代わってジャスティン ハブナーが入り、5バックで試合を締めて、1点を守り切った。





リーグ後半戦の初戦であり、上位に食らい付くためには「どうしても勝点3が必要な試合だった」(西尾)一戦で勝利を掴んだセレッソ。試合前日、「無失点にこだわりたい」と話していた奥田も、相手のストロングポイントである左サイドからの攻撃を封鎖。「今日はしっかり攻守に見せることができたと思います」と笑顔で試合を振り返り、「今日の勝利で上位との勝点差も縮まりました。一つ一つ勝っていけば追い付ける差なので、ここから連勝していきたいです」と今後の意気込みを述べた。次節は中3日で再びホームに名古屋グランパスを迎える。前回アウェイでの対戦では開幕8戦負けなしを止められた相手だけに、今節は必ず借りを返し、さらなる上位へ向かっていきたい。

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