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Match Review

  • 6/30 名古屋戦
  • メディア

攻守に躍動し、名古屋にリベンジを果たす快勝。リーグ後半戦を連勝でスタート


試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024063002/

後半戦のスタートを勝利で飾った前節のサガン鳥栖戦から中3日。セレッソ大阪は再びホームに名古屋グランパスを迎え、明治安田J1リーグ第21節に臨んだ。先発は前節と同じ11人。3連戦の3試合目だったが、安定してきたスタメンを継続して挑んだ。

立ち上がりは名古屋の攻撃をしのぐ展開に。3分には決定機に近いシーンも作られたが、舩木翔がシュートコースを限定し、GKキム ジンヒョンがビッグセーブでゴールを守った。続く6分の相手のシュートも西尾隆矢が体を張ってブロック。この時間帯に失点しなかったことが、この試合の最初のポイントとなった。セレッソも7分、ルーカス フェルナンデスが高い位置でボールを奪ってチャンスを作り、最後は上門知樹がシュート。8分にも、カピシャーバの鋭いクロスにレオ セアラが飛び込む。ここからも一進一退の攻防が続く中、何度か永井謙佑にサイドを突破されかけたが最後は守ると、22分にビッグチャンス。奥田勇斗のクロスをファーサイドでカピシャーバが折り返し、レオ セアラがシュート。ここはクロスバーを越えたが、26分、セレッソが先制に成功する。相手が細かくつないで攻めてきたところを奥田がカットし、前方へパスを送ると、相手DFに競り勝ったレオ セアラがハーフェーライン付近からドリブルで持ち運び、左サイドから中へ進入。角度のないところから左足で決めて、先制点をもたらした。これで主導権を掴んだセレッソは、30分には上門がプレスバックで相手DFへのイエローカードを引き出すと、37分には相手のバックパスに詰めたレオ セアラが2点目を取りかけるなど、セレッソが攻勢のまま前半は終了した。







後半も立ち上がりは名古屋のサイド攻撃に守勢に回る。ただし、すぐさまボールを握って押し返すと、55分には、ルーカス フェルナンデスのパスを受けた奥埜博亮が左足で惜しいミドルシュートを放つ。この試合がJ1通算300試合となった奥埜。「あまり実感がないですが、試合に使ってくれた監督の方や、チームメイトの協力もあってのことなので嬉しいです。(間もなくJ1通算400試合となる)ジンさん(キム ジンヒョン)とかもっと凄い人もいるので、追い付けるようにやっていきたい」と試合後は今後の抱負も述べた。試合は60分に名古屋が3枚替えで仕掛けてきたが、ここをしのぐと、65分に待望の追加点。左サイドでカピシャーバがプレスをかけてボールを奪うと、そのまま自ら仕掛け、相手をかわして中へクロス。逆サイドから飛び込んできたルーカス フェルナンデスが右足アウトで合わせてネットを揺らした。「自分たちでも、『2点目を取ることが大事』という話をした中でこの試合に臨みました。その中で2点目を取れたことは嬉しかったです。これからの自分たちの自信にもなりました」とカピシャーバ。今後の戦いを見据えても、大きな追加点となった。





これでさらに優位に立ったセレッソだが、ここからやや疲労の色も見え、細かなミスが続いてカウンターの打ち合いのような展開になると、76分、CKをクリアしたセカンドボールを叩き込まれて失点。1点差に迫られると、87分にはカウンターからピンチも迎えたが、自陣右サイドからのクロスに対し、中でパトリックに届く直前、戻った為田大貴がスーパークリア。同点を防ぐ大きなプレーだった。後半アディショナルタイムにはジャスティン ハブナーを投入し、前節と同様、最後は5バックで締めたセレッソが1点差を守り切って勝利。ホーム3連勝を達成し、リーグ戦の負けなしを7試合に伸ばした。試合後は、今節の勝利の立役者、ブラジル籍選手トリオがサポーターと喜びを分かち合い、スタジアムが幸福感に包まれた。「非常に湿気の多い気候条件の中、全員がハードワークして素晴らしい守備を全うしてくれたことも勝因。今日の試合でまた一気にチームは加速した」と小菊昭雄監督。次節・東京ヴェルディ戦へ向け、再びチーム全体でいい準備を重ねていきたい。

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