• X
  • LINE
  • Facebook

Match Preview

  • 7/20 新潟戦

「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。勝利で飾り、セレッソファミリー全員で喜びを分かち合いたい


前節の川崎フロンターレから中5日。セレッソ大阪は、公式戦4試合ぶりにホームに戻り、アルビレックス新潟との明治安田J1リーグ第24節に臨む。現在3連勝中のホームにて勝点3を掴み、上位に食らい付いていきたい。

川崎戦では前半からピンチを招くと、36分に失点。直後の被決定機をGKキム ジンヒョンが防ぎ、複数失点こそ阻止したが、ビハインドを負って後半を迎えた。後半開始から小菊昭雄監督はシステムと選手を変更。上門知樹に代えて柴山昌也を投入し、システムも4-3-3に変更。ボール保持の際は右サイドバックの奥田勇斗が中に絞り3-2-5でビルドアップ。中盤を厚くして前線との距離を縮め、ヴィトール ブエノの同点弾につなげた。週明け16日の練習後、「後半から何か変化を起こさないと負けてしまうと思い、ガラッとやり方を変えた。思い切った変化だったが、(3-2-5でのビルドアップは)開幕当初もやっていた形であり、すんなり実行してくれた選手たちの経験やクオリティーを改めて感じた。勝ち切れたら良かったが、選手たちが躍動してくれた」と指揮官は振り返った。キーマンの一人となる田中駿汰も「(前節の)後半は立ち位置を変えることで、ぺースを握れた。相手の運動量が落ちたこともあるが、変更がいい方向に行った。自分もスムーズにプレーできた。色んなところに顔を出しながらプレーできることは自分の強み。監督から求められた役割をしっかり果たしたい」と前向きに語った。前節11試合ぶりにベンチに戻ってきた登里享平の起用法も含め、今節の戦い方に注目したい。



対戦相手の新潟は、公式戦8戦負けなしと好調だった6月から一転、7月は公式戦3連敗中と調子は下降気味。3連敗中は複数失点を喫しており、いずれも前半の早い段階で先制点を許している。前節の試合後、「強度不足」を課題に挙げていた松橋力蔵監督。今節に向けて修正して臨んでくると思われるが、セレッソとしても、前半からエンジン全開で先制点を狙っていきたい。ボール保持に特長がある新潟の攻撃に対しては、連動したプレスとブロック守備の使い分けが大事であり、相手に前を向いた状態を作らせないようにしたい。ボランチを中心としたパスの出どころにしっかりとプレッシャーをかけ、前線とのコンビネーションを発揮させないことが重要だ。過去の経験も踏まえ、「(この時点での首位との勝点12差は)まだ挽回可能」と話す登里。「9戦負けなしに満足している選手は一人もいない。引き分けが多い。勝ちにこだわらないといけない。チームとして戦う姿勢をしっかり出して、優勝を狙う覚悟を示したい」と今節に懸けるチーム全体の意気込みを代弁した。

「セレッソ大阪設立30周年マッチ」として開催される今節。試合前には「30周年記念スペシャルマッチ」も実施され、歴代のセレッソを支えてきたOB選手たちもプレーする。「OBの選手たちをはじめ、これまでクラブに関わってくださった多くの方々のおかげで、いまのクラブがある。そうしたセレッソに関わるたくさんの方々がスタジアムに来てくださる中で、『セレッソの未来は明るい』と思ってもらえる試合をしたい」と小菊監督は話す。過去の歴史も含め、セレッソに関わる全ての人たちの思いを力に変えて、メモリアルマッチを勝利で飾り、逆転優勝へ向けても弾みとなる勝点3を掴み取りたい。

試合前日コメント

小菊 昭雄監督


Q:「セレッソ大阪設立30周年マッチ」も含め、今節への意気込みについて
「明日は、OBの選手たちも含め、これまでセレッソに関わって下さった全ての皆様に改めて感謝する一日だと思っています。その感謝の思いをピッチで表現し、結果で示すことが大事です。そうした思いを全員で共有して、ビッグマッチに臨みたいと考えています」

Q:小菊監督自身、セレッソに関わられて27年目ですが、一番印象的な出来事は?
「やはり真っ先に浮かんだのは、ルヴァンカップと天皇杯で優勝した光景です」

Q:アルビレックス新潟について
「スタッツが示す通り、ボール保持に特長がある素晴らしいチームです。色んなチームがある中で、新潟はスタイルを築いていると思います。20チーム中、ナンバーワンの保持率を誇るチームですので、明日は我々の守備も大きなテーマになると思います」

Q:登里選手の復帰により、ビルドアップにもオプションが増えると思うが、彼がもたらす効果について
「彼の存在感は大きいと、改めて今週のトレーニングから強く感じました。リーダーシップ、攻撃、守備、様々な意味で素晴らしい選手が帰って来てくれたと思っています。彼の復帰、そして進藤や(喜田)陽の復帰が、この夏の補強だということも感じています。ノボリが戻ってきたことで、継続するところと変化を起こすところがあります。前節の川崎フロンターレ戦でも、前半と後半で戦い方を変えましたが、いいところも見えました。(西尾)隆矢が抜けて、彼らが復帰してきた中で、彼らの個性を生かすサッカーにトライもしたいですし、継続して大事にしたいベースもあります。両方を使い分けていきたいです。5バックも含め、試合の流れの中で、戦い方を共有してやっていきたいと思います」

Q:前節の後半は、ビルドアップ時は奥田選手を中に入れて3-2の形を作っていたが、奥田選手の評価は?
「毎熊選手とは違う個性、強みを持っている選手です。戦い方も、彼の良さを生かして幅を持ちながらやっていきたいですし、先ほど話した復帰した選手もそれぞれの良さがあります。今、チームで継続していることに、彼らの良さを加えられるように今週はやってきました。新潟も攻撃的なチームですが、私たちの攻撃にも注目して欲しいと思います」

Q:先日、加入が発表された髙橋仁胡選手について
「練習を見てもポテンシャルの高さは素晴らしいです。独特な蹴り方を持っていますし、懐の深い、クオリティーの高い選手です。色んな環境の変化、日本の気候にも必死に慣れているところです。環境に慣れていけば、近い将来、セレッソの中心選手としてやっていけるだけの能力を持った選手だと思います」

Q:首位までの勝点12差はどう感じていますか?
「私たち次第で取り返せる数字、順位だと思っています。残り15試合あります。自分たちが1試合1試合、勝点3を目指していく中で勝ち続けることによって、巻き返せると思っています。1試合1試合、勝点3を積み重ねていくことに全力を注ぎたいと思います」

カピシャーバ選手


Q:ご自身がケガから復帰した6月以降、チームはリーグ戦で負けなしですが、チームの状態と、自身の調子はどう感じていますか?
「負けなしで来ていることは素晴らしいこと。このまま続けていきたいですし、自分自身、練習から足りないモノを補っていけば、もっと勝利を積み重ねていけると思います。Jリーグは難しいリーグで簡単な試合はないですが、負けなしを続けて勝利を重ねていけば、タイトルにも届くと思います」

Q:もう一歩で勝利、という引き分けも多いが、勝ち切るために心掛けたいことは?
「確かに同点で終わった試合で勝利に持っていけた試合もあったと思います。チャンスを作ってもシュートが決まらないことが課題です。練習からもっと確実に決めるように心掛けています。やはりチャンスで決め切ることが勝つために必要なことだと思います」


Q:ゴールも期待したい一方、前節も含め、アシストも目立ちます。レオ セアラ選手、ヴィトール ブエノ選手らとの連係で意識していることはありますか?
「彼らはゴールを取るために素晴らしい動きをしてくれます。そこにパスを出せば確実に決めてくれます。あとは、僕もゴールを決めたいので、彼らからの“お返し”のパスやアシストも期待しています(笑)」

Q:明日は「セレッソ大阪設立30周年マッチ」ですが、30周年の重みは感じますか?
「今年は始まった時から30周年はみんなが意識していました。大事な年だと話していました。Jリーグはどのクラブが優勝してもおかしくない拮抗したリーグですが、僕たちも30周年にタイトルを獲る努力をしています。残り15試合、タイトルに届く順位にいるので、最後までベストを尽くしたいです」


アルビレックス新潟戦特設サイト

ヤンマー #Football is our engine サポーティングマッチ

TOP > ニュース一覧 > Match Preview