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Match Preview

  • 8/7 町田戦
  • メディア

再開初戦にして大一番。首位・FC町田ゼルビア相手に必勝を誓う

 

前節のアルビレックス新潟戦から約2週間半の中断期間が空け、再開される明治安田J1リーグ。セレッソ大阪は、ホームにFC町田ゼルビアを迎え、明治安田J1リーグ第25節に臨む。首位を走る相手との一戦。セレッソにとって、再開初戦にしていきなりの大一番となる。


新潟戦では、立ち上がりこそ良い入りを見せたが、途中から守備でプレスをはがされる場面が増えると、前半36分に失点。後半も開始早々に2失点目を食らうと、そこから猛攻を仕掛けて後半アディショナルタイムにルーカス フェルナンデスが1点を返したが、及ばず。町田との前回対戦時、第14節以来リーグ戦10試合ぶりの敗戦を喫した。前々節の川崎フロンターレ戦しかり、前と後ろの守備の連動が合わず、相手に簡単に決定機を作られていることは課題。前から奪いに行くハイプレス、ミドルゾーンで構える守備と、状況に応じた使い分けはさらに磨いていきたい。町田とはリーグ戦、JリーグYBCルヴァンカップでも対戦し、そのストロングは身を持って体感している。高さ、強さ、上手さを兼ね備えた攻撃は脅威だが、それぞれの選手の特長を出させないよう、個々のバトルで競り負けないこと、グループでの距離感を徹底することを心掛けたい。7月は公式戦4試合未勝利に終わったが、いずれも先制点を許している。今節は後手を踏まずに先手を取り、試合を優位に進めたい。



中断期間中は、「EUROJAPAN CUP 2024」として、ドイツの強豪ボルシア・ドルトムントをホームに迎えて対戦。2-3と健闘した中で、柴山昌也、阪田澪哉といった若手にゴールが生まれた。他にもオランダ短期留学を経て戻ってきた北野颯太、新加入の髙橋仁胡ら若手の躍動が光っただけに、ここからのリーグ戦14試合、彼らの突き上げにも期待したい。また、京都サンガF.C.から完全移籍で加入した山﨑凌吾も前節の新潟戦でセレッソデビューを果たすと、ドルトムント戦でも好プレー。今節に向けた紅白戦でも1得点を挙げるなどフィット感は増しているだけに、今節でのプレーにも期待がかかる。中断期間中のテーマについて小菊昭雄監督は、「調整ではなく、もう一度、強度を高くトレーニングして、一人一人のレベルアップと競争につなげること。山﨑凌吾と髙橋仁胡の加入も大きく、進藤、登里、(喜田)陽の復帰もパワーになっている。新加入組と復帰組も共存しながら、いい時間にしたい」と話していたが、改めて個々の状態を上げるとともに、グループでも様々な組み合わせを試した。その成果をこの大一番で発揮したい。


町田とは、今季は公式戦で3試合戦って1分2敗と勝利がない。それだけに、このまま終わることはできない。ホームで戦う今節こそ、前回のリーグ戦、さらにはルヴァンカップ敗退のリベンジを果たさなければならない。真夏の大一番。チームの持てる力を結集させ、これからの戦いを加速させる大きな1勝を目指す。


試合前日コメント

小菊昭雄監督


Q:約2週間半の中断期間は、どのようなことに重点を置いて過ごしましたか?
「非常に有意義な時間になりました。まずドルトムントという素晴らしい相手と試合ができたこと。その試合の中で、素晴らしいパフォーマンスを発揮した選手たちが多数いたこと。そして、この期間中、新加入選手が我々の戦術にフィットして、高いパフォーマンスを発揮し続けてくれたこと。ケガで離脱していた主力の選手たちが続々と戻ってきたこと。いい雰囲気の中で競争しながら、濃い時間を過ごすことができました。明日は、その代表の18人が一人一人の役割を全うして、チーム全員で勝ちにこだわってやっていきたいと思います」

Q:前節のアルビレックス新潟戦後、「もう一度フラットに」という言葉もありました。今節に向けた紅白戦でも様々な組み合わせを試されていました。明日、選ぶメンバーは、コンディションを重視したか、連係を重視したか、どのあたりを判断の基準に置かれましたか?
「今年は複数のシステムをやってきました。相手のスタイルがどうなのか、その相手に対してどのような戦い方をするのか、その中での配置、タスクを全員で共有しました。まずはその役割を全うできる選手。もちろんコンディション、パフォーマンス、クオリティーも当然、重要になってきます。トータルで見て、自分たちのサッカーを全うするメンバーであり、相手のサッカーを理解した上で良さを消していく。その両輪を考えてメンバーを選びました」

Q:FC町田ゼルビアとは、今季公式戦で3度対戦して勝利がありません。この3試合をどう分析されて、改めて町田に勝つために必要なことをどう考えていますか? 
「やはり町田は、素晴らしいチームとしてのスタイルが確立されているチームです。高さ、パワー、常にゴールを目指して戦ってくるチームです。そのスタイルをしっかり理解した上で、私たちは攻守に距離感が大事になります。オープンな展開になると、町田の前線には、個で、少数のグループで、ゴールを奪える選手たちがいます。オープンな展開にならないよう、しっかりと相手が嫌がることを優先しながらも、自分たちもしっかりとボールを、主導権を握りながら、保持する。守備でもコンパクトに、ハイプレスとブロックを形成する守備を使い分ける。そのあたりの攻守の距離感が非常に大事なポイントになると思っています」

Q:パリ五輪から戻ってきた西尾選手の状態について。明日の試合に向けては?
「スペイン戦の前にコンディション不良があり、残念ながら出場することはできなかったのですが、そこから時間が経過して、そのアクシデントの問題は解決できています。元気に練習しています。悔しい気持ちと、色んなポジションでチームに貢献できた充実感と、色んな気持ちがある中で、次の目標にターゲットを向けています。次はフル代表しかありません。そのためにセレッソでしっかりとパフォーマンスを発揮する。そこに集中して取り組んでくれています。明日の試合に関しては、長い遠征の後で、時差もあります。練習でいい汗もかけたのですが、時差もある中で、パフォーマンスがしっかり発揮できるかどうか。18人に入れるかどうか。そのあたりは、メディカルスタッフ、フィジカルスタッフ、そして本人としっかりコミュニケーションを取って、最終的には明日の朝、判断したいと思います」

レオ セアラ選手


Q:中断期間はどのようなテーマを持って過ごしましたか?
「ゆっくり休むこともできました。そこからは、自分たちを見つめ直す時間になりました。シーズン再開に向けて、より良くなるよう、全員でいい準備ができたと思います」

Q:新加入選手との連係を深める時間にもなったと思うが、特に山﨑選手の加入は、レオ セアラ選手にとってどのような効果がありますか?
「この期間、一緒に練習できて、どういう選手かも分かりました。彼らも、自分たちがどういうサッカーをしているのか、理解を深める時間になったと思います。ここから14試合、必ず手助けしてくれる選手だと思っています。いい連係を発揮していきたいです」

Q:町田とは、今季3試合戦って勝利がありません。彼らとの試合をどう振り返りますか?
「相手は1位にいるだけあって、強度の高い選手がたくさん集まっています。ただ、自分たちも、そういう相手に勝つために準備してきました。ここで勝てばまた上位に入っていけます。タイトルも狙えます。試合に勝つことだけを考えて明日に臨みたいです」


Q:勝点3が求められる試合で、どのようなプレーを発揮したい?
「中断期間で自分たちに足りなかったものを練習してきました。それをグラウンドで発揮できれば勝利に近づくと思います。自分としても、チームの勝利に結びつくプレーをしたいと思っています」

Q:特に町田で印象に残っている選手はいますか?
「素晴らしい選手が集まっていますが、ルヴァンカップでの対戦で、右サイドバックでプレーしていた選手です。身長が高くて強い選手だったので、印象に残っています」

FC町田ゼルビア戦特設サイト

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