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Match Review

  • 8/17 京都戦
  • メディア

京都の圧力に対し、前半から失点を重ね、ホームで3-5という厳しい敗戦に

試合データ(選手・監督コメント/スタッツ)

https://www.cerezo.jp/matches/result/2024081707/


前節のサンフレッチェ広島戦から中5日。セレッソ大阪はホームに戻り、京都サンガF.C.との明治安田J1リーグ第27節に臨んだ。先発は前節から2人変更。柴山昌也に替わってヴィトール ブエノがトップ下に、西尾隆矢に替わって奥田勇斗が右SBに入った。


試合は立ち上がりから両チームが積極的にゴールを目指すスピーディーな展開になる。京都の攻撃も受けつつ、セレッソも果敢にゴールに迫る姿勢を発揮。6分、登里享平のパスを受けた為田大貴が縦に運んでクロスを上げれば、9分にはレオ セアラを起点に為田、ブエノとつなぎ、最後はセアラがシュート。前節の反省も生かし、果敢にゴールを狙った。互いに良さを出し合う入りとなった中、12分、セレッソは自陣でボールを奪われると、そのままフィニッシュに持ち込まれて失点。京都のハイプレスは警戒していた中で、もったいない点の失い方になった。ここから試合の流れは京都に傾く。17分には原大智に斜めの動きで背後に抜け出され、絶妙なループシュートを決められ2失点目を許すと、飲水タイム明けの28分にも失点。新外国籍選手を加えて個とグループの質が上がった京都の攻撃に対応する間もなく3失点を喫した。ここからセレッソも猛反撃。33分、奥田が枠を捉えた鋭いシュートを放つと、35分にはショートコーナーからセアラに決定機も、ヘディングシュートはGKク ソンユンに防がれた。この時間帯はCKを連続して7本得るなど押し込み続けると、45分に1点を返す。相手ゴール前でテンポよくボールをつなぎ、最後は奥埜博亮のパスを受けたブエノが巧みなフェイントでDFをかわし、コースを狙った見事なシュートを決めた。




後半も開始から攻勢に出たのはセレッソだったが、次の1点は京都に入る。56分、再び自陣で失うと、素早くボールを運ばれ、最後は右サイドからのクロスにヘディングで決められた。61分、小菊昭雄監督は登里と奥埜に代えて、西尾と柴山を投入。舩木翔が左SBに出て西尾と鳥海晃司がCBでコンビを組んだ。ただし、態勢を立て直す間もなく64分、またも京都にカウンターから決められ5失点目。京都の新ブラジル人選手、ラファエル エリアスにハットトリックを達成された。京都の術中にハマり続けたセレッソだったが、73分に交代で入った平野佑一が流れを変える。テンポよく縦にパスを付けると、76分には平野のパスを受けたセアラがシュート。ここは惜しくもクロスバーを叩いたが、79分、平野を起点に柴山、奥田と素早くつなぎ、最後は奥田のパスを受けた北野颯太が左足のシュートで冷静に枠に収め、ネットを揺らした。80分には山﨑凌吾を投入して最後のカードを切ると、後半アディショナルタイム、セアラがファウルを受けてPKを獲得。これをセアラ自身が決めて2点差に迫ったが、反撃もここまで。連敗を喫し、リーグ戦6試合未勝利となった。




試合後、「個々の守備範囲、グループとしての守備、どちらも高めないといけないと痛感した。奪われ方が悪くて失点という展開も反省しないといけない」と述べた小菊監督。ホームで5失点という屈辱の敗戦をどれだけチーム全体で真摯に受け止め、次節以降につなげていけるか。クラブの底力が問われる。


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