Match Preview
- 9/28 柏戦
- メディア
ホームでの勝利、連勝を目指す今節。よりアグレッシブな攻守で相手を上回りたい
9試合ぶりの勝利を収めた前節の湘南ベルマーレ戦から中5日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、連勝を目指して柏レイソルとの明治安田J1リーグ第32節に挑む。
敵地に乗り込んだ前節の湘南戦は、開始から相手に押し込まれると、12分にCKから失点。前々節・ヴィッセル神戸戦の流れを思い起こさせる展開となったが、21分、24分と立て続けにレオ セアラがゴールを決めて、逆転に成功。後半は守勢に回る時間も長かったが、65分という早い時間帯に進藤亮佑を投入し、後ろを5枚で固めて逃げ切った。カウンターから得た決定機で3点目を奪えなかったことは課題だが、約2年2ヶ月ぶりの逆転勝利に、「これまでとは違う形を示せた」と殊勲のセアラも笑みを浮かべた。湘南戦ではそのセアラと2トップを組んで攻守に躍動した北野颯太も、「久しぶりに皆さんに勝利を届けることができて、僕らも嬉しい気持ちでした。サポーターの皆さんにも喜んでいただいて、より次も勝ちたいという気持ちが増しました」と前節を振り返る。ホームでの勝利、連勝を目指す今節に向けては、「決定力にフォーカスして取り組んできました」と話し、ゴールやアシストで貢献するべく臨む。
対戦相手の柏はリーグ戦4試合未勝利と結果が出ていないが、前節の鹿島アントラーズ戦では0-0で勝点1を獲得。連敗を3で止め、複数失点が続いていた流れもストップした。5試合ぶりの勝利へ、今節は強い気持ちで臨んでくることは間違いない。セレッソとしても、まずは個々のデュエル、セカンドボールのバトルで一歩も引かない姿勢を出さないといけない。また、柏は前線、最終ラインに高さのある選手も多いだけに、「セットプレーとクロス対応」(小菊昭雄監督)は今節のカギになる。前節のように引き過ぎてしまうと、アクシデントも含めた失点の確率は上がってしまう。よりアグレッシブな守備も心掛けていきたい。そして、何といっても10番・マテウス サヴィオに仕事をさせないことがポイント。対峙する選手を含め、しっかりとマークに付き、自由にプレーさせないようにしたい。そうした守備面で柏に対応しつつ、「今週は攻撃のところも、立ち位置を含めてそれぞれの良さを出せるように準備してきた」と小菊監督。勝点3を取ることを第一に、ボール保持やアタッキングサードでの質も上げていきたい。
前節、勝利したとは言え、ここで止まるわけにはいかない。7月、8月と失った勝点を取り返すためには、ここからさらに連勝を重ねていく必要がある。前節は見事なドリブルから同点ゴールをアシストしたルーカス フェルナンデスも、「残り8試合、自分たちはまだまだ成長していける」と意欲を覗かせる。ホームで勝って連勝を達成し、前節、掴んだ流れをさらに大きくしていきたい一戦だ。
試合前日コメント
小菊昭雄監督
Q:連勝へ向けて継続したいことは?
「前節の湘南戦は、とにかく勝点3にこだわって、守備を中心にチーム全員で原点に戻って、一人一人の正しいポジショニング、プレスバック、チャレンジとカバーを含めたハードワーク。そのあたりを選手たちは徹底し、苦しい時間帯でも全員で乗り越えて勝点3を掴み取ることができました。明日のゲームも、そこの継続はレイソル相手に絶対的に必要な要素になります。そこは継続しつつ、今週は攻撃のところでも立ち位置を含めてレイソルを分析した中で、それぞれの良さを出せるように準備してきました。守備の継続プラス、攻撃のプラスαを明日はお見せしたいと思います」
Q:対柏レイソルという部分で、ポイントになることをどう考えていますか?
「レイソルは高さがある選手、素晴らしいキッカーがいますので、まず一つは、セットプレーがキーになると思っています。細谷選手が出場停止ということで、前線は色んな組み合わせが予想される中、2トップをツインタワーで来る可能性もあるので、そのあたりのクロス対応もポイントです。重心が低くなると、事故の可能性も含めて、クロス対応は難しくなりますので、いかにアグレッシブな守備で前からボールを奪えるかも大事になります。前線にも最終ラインにも個の能力が高い選手がいますので、その良さを出させないように、我々が攻守にゲームをコントロールする時間を増やすことが大事になると思っています」
Q:今節、北野颯太選手に求めることは?
「前節の湘南戦は攻守に素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたと思っています。オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールとも素晴らしいパフォーマンスでチームの勝利に貢献してくれました。明日も勝利のために献身的にプレーして欲しいのが一つと、そこをしっかりやることによって、得点も付いてくると思うので、プラスαの得点にも期待したいです。ここでしっかりとチームでの立ち位置を勝ち取ることによって、素晴らしい未来が待っていると思います。それを自分の力で掴み取って欲しいと思っています」
北野颯太選手
Q:ホームでの勝利、連勝を目指す今節へ向けた意気込みについて
「前節の湘南戦は久しぶりに皆さんに勝利を届けることができて、僕らも嬉しい気持ちでした。サポーターの皆さんにも喜んでいただいて、より次も勝ちたいという気持ちが増しました。今節はホームなので、間違いなく自分たちの雰囲気でやれると思うので、連勝を目指して戦いたいと思います」
Q:前節、先発で出たことで、良かった部分、課題など、色々なことを感じたと思うが、それを踏まえて、今週のトレーニングで意識して取り組んだことは?
「前節に出た課題は最後の決定力。アシストやゴールという結果が課題だったので、より練習から、そこにはこだわってやってきました。もちろん、できていたところは継続しながら、結果というところにフォーカスして取り組んできました」